これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

* こちらに掲載中のものは、送信後に修正等の必要が生じた場合は修正等を加えて掲載しています。あらかじめご了承ください。
* 丸ごと全文の転載はご遠慮ください。引用される場合は水戸芸術館公式サイト http://arttowermito.or.jp/ へのリンクをお願いいたします。

お問い合わせは下記よりお願いいたします。
>> お問い合わせフォーム


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date:  Wed, 01 Nov 2000 23:50:50 +0900
From:  Tamami Kojima <tamamik@arttowermito.or.jp>
Subject:  [atm-info,01066] LD: "DON GIOVANNI"
To:  atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id:  <20001101145323.EC5223622@mail.asahi-net.or.jp>
X-Mail-Count: 01066

▼ATM速報2000年11月1日発-----------------------------

永い、永いくちづけ、青春のくちづけ
そして愛、美、すべて天上の火のように
光の箭となり、一つの焦点にあつまる。
そのむかし、魂と胸と感覚と
調和して動いた、その頃のようなくちづけ
血潮は熔岩のように、鼓動は炎のように
接吻(くちづけ)ごとに、心はわななき、その力強さ
それこそ、その永さで測るべきものであったろう。
*『ドン・ジュアンとヘイデ』より
(新潮文庫「バイロン詩集」阿部知二訳)

------------------------
友の会主催 第7回LD鑑賞会
------------------------
バイロンに、あるいはモリエールに、リヒャルト・シュトラウスの
交響詩に、グルックのバレエ音楽に、数々の傑作の題材となった
南欧の伝説的人物をそのタイトルとする、オペラ作品最大傑作の
ひとつをいよいよ鑑賞いたします。
友の会会員様はもちろん、一般の方もお気軽にお誘いあわせて
ご参加ください。

モーツァルト作曲:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
Wolfgang Amadeus Mozart: DON GIOVANNI

解説:関根哲也(水戸芸術館音楽部門学芸員)
日時:2000年11月25日(土)午後4時〜8時(受付は午後3時30分から)
会場:水戸芸術館会議場
入場無料(会員以外の方でも参加できます)
*定員:先着80名様 (特にご予約の必要はありません。)
協力:ホテル・ステノ

キャスト
ドン・ジョヴァンニ:トーマス・アレン(バリトン)
ドンナ・アンナ:エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)
ドン・オッターヴィオ:フランシスコ・アライサ(テノール)
ドンナ・エルヴィーラ:アン・マレイ(メゾ・ソプラノ) ほか
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
指揮:リッカルド・ムーティ
演出:ジョルジョ・ストレーレル

作品について
<フィガロの結婚><コシ・ファン・トゥッテ><魔笛>と並ぶ
モーツァルトの傑作オペラ<ドン・ジョヴァンニ>。
「ドン・ファン」伝説をもとにした物語は、神をも恐れぬ誘惑者
ドン・ジョヴァンニが数々の非道な行いの末地獄に落とされる、
というもの。明と暗、生と死、現実と超現実、貞操と官能、
真面目さと滑稽さが共存する二重性の劇空間に、魔神が乗り移った
ようなモーツァルトの音楽が疾走し、聴くものを震撼させます。
今回お届けするLDは、1987年12月にミラノ・スカラ座でライヴ収録
されたもの。97年に惜しくもこの世を去ったイタリア演劇界の巨匠
ジョルジョ・ストレーレルの名舞台を観ることができます。
リッカルド・ムーティ指揮による劇的緊張感あふれる演奏、アレン、
グルベローヴァ、アライサなど粒よりの歌手たちの歌唱も深い感銘
を与えます。

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---