これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

* こちらに掲載中のものは、送信後に修正等の必要が生じた場合は修正等を加えて掲載しています。あらかじめご了承ください。
* 丸ごと全文の転載はご遠慮ください。引用される場合は水戸芸術館公式サイト http://arttowermito.or.jp/ へのリンクをお願いいたします。

お問い合わせは下記よりお願いいたします。
>> お問い合わせフォーム


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date:  Sat, 11 Nov 2000 00:01:26 +0900
From:  Tamami Kojima <tamamik@arttowermito.or.jp>
Subject:  [atm-info,01071] "The Picture of Dorian Gray"
To:  atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id:  <20001110150055.240F531B80@mail.asahi-net.or.jp>
X-Mail-Count: 01071

▼ATM速報2000年11月10日発------------------------------

「つまり、劇作家も演出家も俳優も演劇のなかで自足し、演劇のもつ
  不可知さと対峙し葛藤するような環境がなくなりつつあるときに、
  それが批評家には衰退と映るのである。」
「そしてまず、個人論として劇作家や演出家や俳優を論じても、演劇の
  問題にはなりえないことを知った。では、演劇の問題とは何なのか。
  やがて、それが形式の問題であることに気づいた。そのことを気づか
  せてくれたのが『小劇場』の演劇であったのである。」
「いま演劇をもっとも厳密に理解していなければならない人間は演出家
  である。」
(松本小四郎『劇作家の死を超えて』思潮社 より)

水戸芸術館ACM劇場芸術監督・松本小四郎の注目の演劇論集(上記)が
刊行されたのは1990年2月、水戸芸術館開館の直前でした。
そして開館10周年、松本本人の演出による記念事業としての公演は、
演劇の諸問題を幾重にも照らし出す魅力に満ち溢れています。

公演の空間である百人劇場の意義についての松本の言も、あらためて
ご参照ください。
http://www.arttowermito.or.jp/play/hyas99j.html

水戸芸術館 開館10周年記念事業
ACM百人劇場シリーズ・9/ACM秋季公演
『ドリアン・グレイの肖像』
http://www.arttowermito.or.jp/play/dorianj.html
原作:オスカ−・ワイルド 
脚本:大貫眞司 
演出:松本小四郎

いよいよ本日より公演が始まりました。
チケットのご予約お問い合わせは下記までお気軽にどうぞ。
水戸芸術館チケット予約センター Tel.029-225-3555

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---