これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date:  Fri, 19 Jan 2001 23:53:51 +0900
From:  Tamami Kojima <tamamik@arttowermito.or.jp>
Subject:  [atm-info,01117] Jan. 21 (Sun) Mazumi Tanamura Viola Recital
To:  atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id:  <20010119145435.A9BED5D29@mail.asahi-net.or.jp>
X-Mail-Count: 01117

▼水戸芸術館ATM速報2001年1月19日発----------------------

「アルペジオーネを練習していて気がついたんですけど、この楽器は
フレットがあることと調弦のせいで、透明な音色と非常に長い響きを
持っているんですね。」
「シューベルトがこのソナタの作曲に使ったのはおそらく 5オクターヴ
ですし、この曲のピアノ・パートの書き方がものすごくシンプル」
「このイ短調の曲に悲しみとか暗いイメージを抱かれている方もいる
かもしれませんが、そういう悲しみは実は明るい響きの中に宿ることも
できるんですよ。」(以上、古楽情報誌アントレ1997年 3月号 No.86 
平野昭氏による鈴木秀美氏へのインタヴュー記事より)

もちろん、プログラムのすべての曲が楽しみですが、(私の思い入れで
大変恐縮です)シューベルトのこの曲の、21日(日)に行われる、店村
眞積氏のヴィオラによるライヴには、特に、わくわくを抑え切れません。
上記鈴木秀美氏がこのソナタをチェロ・ピッコロで世界初録音したのは
数年前、その鈴木氏が、ミト・デラルコのメンバーとして、水戸芸術館
との結びつきを強めた時の感激、そして、今回 MCO ヴィオラ奏者の、
店村眞積氏のリサイタルプログラムにこのソナタを見た時に思い出した
鈴木氏の上記の言葉と、昨年の店村氏のこのソナタとヴュータンの作品
36との組み合わせのCD録音のこと。このinfoの読者の皆さまにはすでに
言うまでもないことですが、水戸芸術館で綾なされる音楽の、演奏家の、
至高へ捧げられる、時の織物の進行するそのただなかを、ご一緒させて
いただければ光栄です。21日(日)、コンサートホールATMへ、どうぞ。

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店村眞積 ヴィオラ・リサイタル
ピアノ:練木繁夫
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2001年1月21日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
料金:全席指定  A席3,000円  B席2,000円
友の会会員様:A席2,000円  B席1,000円
館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/1000/1059.html

曲目:
ヴュータン:ヴィオラ・ソナタ  変ロ長調  作品36
シューベルト:アルぺジョーネ・ソナタ  イ短調 D.821
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ  作品147

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---