▼水戸芸術館ATM速報2001年3月9日発------------------------
イタリア、スペイン、フランス、ドイツ... バロック音楽再生の旗手・
アレッサンドリーニがお届けする、ヨーロッパ・オルガン音楽の旅。
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リナルド・アレッサンドリーニ オルガン・リサイタル
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共催:朝日新聞社、イタリア文化会館
5月31日(木)18:30
水戸芸術館エントランスホール
J. P. スヴェーリンク:<大公の舞踏会>
G. フレスコバルディ:<音楽の花束>から
聖体奉挙のためのトッカータ
A. スカルラッティ:トッカータ
D. スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K.87、ソナタ ハ短調 K.58
F. クープラン:
オルガンのための小教区用ミサ曲から グロリア(抜粋)
J.S.バッハ:
コラール・パルティータ<おお神、汝、義なる神よ> BWV675
ほか
全席指定 A席\3,500 B席\2,500 3/10(土)発売
チケット発売:3月10日(土)
・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00)
・ATM速報受信のお客様のご予約は、メールでも承ります。(18:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック東関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 03-5237-9990
・CNプレイガイド Tel. 03-5802-9990
メールでのご予約は上記アドレス宛、発売/受付開始日18時以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、お手数
ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。
リナルド・アレッサンドリーニ
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1960年ローマ生まれ。
少年時代にピアノを習い、7歳にして<平均律クラヴィーア曲集>を
学び、青年時代は合唱団で歌っていた。鍵盤奏者(オルガン、
チェンバロ、フォルテピアノ)としては一時期トン・コープマンに
師事していたが、ほとんど独学でイタリア音楽の知識と演奏技術を
マスター。そしてあくなき探求心によって、16〜18世紀の作品を
数多く発掘・蘇演している。
88年のデビュー・ソロCD「ストラーチェ作品集」、
続くフレスコバルディ<音楽の花束>は絶賛を受け、数多くの賞を
獲得。また、16〜17世紀のイタリア鍵盤音楽を集成した3枚のCD
「イタリア音楽の 150年」は初期イタリアの知られざる音楽家たちの
革新的な作品にスポットをあて、高く評価された。
その後も、イタリアのみならず各国のバロック音楽に名演を聴かせ、
近作のバッハ・アルバム「イタリア様式のバッハ」も斬新な解釈で
話題を呼んでいる。
アレッサンドリーニはまた、1984年に声楽と器楽からなる
アンサンブル、「コンチェルト・イタリアーノ」を結成し、その
指揮者として活躍している。モンテヴェルディ、マレンツォ、
ジェズアルド、ヴィヴァルディなどの声楽曲の演奏は、精度の高さと
古典イタリア語の美しい発音、ダイナミックな感情表現により、
ルネサンスからバロック期にかけてのイタリア声楽音楽の演奏史を
完全に塗り替えてしまった。その衝撃の大きさは、彼らの録音が
すでに70あまりの賞の受賞またはノミネートに輝いていることからも
明らかだ。
アレッサンドリーニは近年オペラやオーケストラの指揮者としても
引く手あまたで、ウェールズ・ナショナル・オペラ(モンテヴェル
ディ:<ポッペアの戴冠>、モーツァルト:<フィガロの結婚>)、
フランクフルト・オペラ・ハウス(<ポッペアの戴冠>)、
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、イタリア国営放送交響楽団などを
指揮している。21世紀のマエストロ、アレッサンドリーニの挑戦は
まだ始まったばかりである。
なお、水戸芸術館には、1994年、ビオンディ&エウローパ・ガランテ
の演奏会にチェンバロ奏者として出演している。
http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---