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Date: Fri, 22 Jun 2001 19:30:22 +0900
From: Tamami Kojima <tamamik@arttowermito.or.jp>
Subject: [atm-info,01216] KRONOS QUARTET (July 1)
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <20010622103508.B76CC5D82@mail.asahi-net.or.jp>
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▼水戸芸術館ATM速報2001年6月22日発---------------------
弦楽四重奏といえば、私たちはまず、モーツァルトやベートーヴェン
といった伝統的な西洋音楽(クラシック音楽)をイメージします。
しかし、1973年に結成されたクロノス・クァルテットは、そうした
従来の弦楽四重奏の枠を軽やかに脱し、クラシック、ジャズ、ロック、
タンゴ、民族音楽等、あらゆるジャンルの音楽を演奏対象として
います。レパートリーは600曲を越え、そのうち400曲以上は、
現代の作曲家がクロノス・クァルテットのために作曲、または編曲を
した作品です。ファッショナブルなスタイルで、演劇空間を思わせる
ような照明の中で行われる、彼らの演奏会は世界中で年間100回以上
行われています。
今回の水戸芸術館の公演では、クロノス・クァルテットの
最新アルバムである、今夏日本でも公開予定の鬼才ダーレン・
アロノフスキー監督による映画『レクイエム・フォー・ドリーム』
の音楽が演奏されます。
*映画『レクイエム・フォー・ドリーム』公式サイト
http://www.requiem-jp.com/
さらに、ロックと現代音楽が融合されたゴードンの作品、ジャズ・
ミュージシャンであるミンガスの作品、インドの民族音楽に影響を
受けたライリーの作品、キューバの伝統的な儀式を題材にした
レブエルタスの作品、ヴェトナムの作曲家・ファンの作品、
世音楽などから影響を受けたエストニア生まれのペルトの作品
などが演奏されます。まさにそのプログラムは、ジャンルを越え、
地域を越え、世界中のあらゆる音楽が一晩の演奏会に凝縮されたもの
であると言えるでしょう。このようなプログラムを通して、私たちは
何を聴くのか?
それは、この世に存在するあらゆる音楽に優劣や貴賎などないという
ユートピア的なメッセージなのではないでしょうか。
担当:中村 晃(水戸芸術館音楽部門学芸員)
*クロノス・クァルテット公式サイト
http://www.kronosquartet.org/
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クロノス・クァルテット
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http://www.arttowermito.or.jp/music/kronosj.html
2001年 7月 1日[日] 18:00開場 18:30開演
料金:(全席指定)A席:3,500円・B席:2,500円
Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---