これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date:  Sat, 28 Jul 2001 17:07:44 +0900
From:  Tamami Kojima <tamamik@arttowermito.or.jp>
Subject:  [atm-info,01236] The Purcell Quartet Opera Project "L'ORFEO"
To:  atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id:  <20010728080824.91C5C5D85@mail.asahi-net.or.jp>
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▼水戸芸術館ATM速報2001年7月28日発----------------------

高らかなトッカータが鳴り響き、
オペラはその輝かしい歴史の幕を開いた。
それから400年の時を経て、
衝撃と興奮がコンサートホールに甦る。

音楽の神アポッロがミューズとの間にもうけた詩人オルフェーオは、
その歌と竪琴で、どんなに荒々しい猛獣も、どんなに立派な樹木も
従わせた、という。「音を自在に操り、聴く者を虜にする」
という意味で、そんな神話の人物を髣髴とさせる天才音楽家が、
17世紀イタリアに現れた。
その名は、クラウディオ・モンテヴェルディ。
彼は1607年、オルフェーオの物語をオペラに仕立てる。

目も眩むような華やかさ、心を締めつける迫真性、涙を誘う
劇的描写 -- イタリアの天才は、その驚くほど多彩なパレットで、
オルフェーオの溢れんばかりの喜びや、失意の底にある悲しみを
描き尽くす。オペラが産声を上げたばかりの17世紀初め、
この作品をはじめて聴いたマントヴァの貴族たちを駆け巡った
衝撃の大きさたるや、いかばかりであったろう。

1983年に結成されたイギリスの古楽グループ、
パーセル・クヮルテットは、バロック・オペラの蘇演にも積極的に
取り組んでいる。
既に日本で、パーセル<ダイドーとエネアス>(95年)、
モンテヴェルディ<ポッペアの戴冠>(98年)を上演、
センセーショナルな成功を収めたことは記憶に新しい。

マーク・パドモア、スージー・ル・ブラン、ドミニク・ヴィスなど
当代きっての歌手たち、そして世界の第一線で活躍する
ピリオド楽器奏者たちを集めた今回のプロジェクトも、
現代的視点を盛り込んだ演出により、約400年もの時空を超えて、
初演当夜の興奮をコンサートホールに甦らせてくれるに違いない。

企画担当:関根哲也(水戸芸術館音楽部門学芸員)

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パーセル・クヮルテット・オペラ・プロジェクト
The Purcell Quartet Opera Project
モンテヴェルディ 音楽寓話劇<オルフェーオ>
Claudio Monteverdi: L'ORFEO favola in musica
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2001年10月12日(金)18:00開場 18:30開演
(上演時間約2時間・途中休憩なし)
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
料金(全席指定):S席9,000円 A席7,500円
チケット発売:8月5日(日)
・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・ATM速報受信のお客様のご予約は、メールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 03-5237-9990
・CNプレイガイド Tel. 03-5802-9990
ご予約メールは、上記アドレス宛、発売日13時以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、
お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。
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音楽 クラウディオ・モンテヴェルディ
Music: Claudio Monteverdi (1567-1643)
台本 アレッサンドロ・ストリッジョ
Libretto: Alessandro Striggio (c.1573-1630)
演出 スティーヴン・ラングリッジ
Director: Stephen Langridge
美術/衣裳 アントニー・ランブル
Stage, Costume Designer: Anthony Lamble
照明 ニール・オースティン
Lighting Designer: Neil Austin
振付 イアン・スピンク
Choreographer: Ian Spink
音楽監督 リチャード・ブースビー
Musical Direction: Richard Boothby
管弦楽 パーセル・クヮルテット・オペラ・プロジェクト
Orchestra: The Purcell Quartet Opera Project
ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ
His Majestys Sagbutts & Cornetts
舞踊 ブラック・ドッグ
Dance: black dog

キャスト
Cast
オルフェーオ マーク・パドモア(テノール)
Orfeo: Mark Padmore (Tenor)
エウリディーチェ/音楽 スージー・ル・ブラン(ソプラノ)
Euridice, La Musica: Suzie le Blanc (Soprano)
ニンファ/牧人 ニッキ・ケネディ(ソプラノ)
Ninfa, Pastore: Nicki Kennedy (Soprano)
プロセルピナ/牧人 スーザン・ビックリー(メゾ・ソプラノ)
Proserpina, Pastore: Susan Bickley (Mezzo-soprano)
使者/希望 ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)
Messaggiera, Speranza: Dominique Visse (Counter-tenor)
アポッロ/牧人/霊 ジュリアン・ポッジャー(テノール)
Apollo, Pastore, Spirito: Julian Podger (Tenor)
牧人/霊/こだま イアン・ハニマン(テノール)
Pastore, Spirito, Eco: Ian Honeyman (Tenor)
カロンテ/牧人 リチャード・ウィストライク(バス)
Caronte, Pastore: Richard Wistreich (Bass)
プルトーネ スティーヴン・バーコー(バス)
Plutone: Stephen Varcoe (Bass)
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<オルフェーオ> あらすじ
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オルフェーオとエウリディーチェの結婚の日。ニンファと牧人たちが
2人を祝福している。
オルフェーオは太陽に向かって自分の幸せを歌い、
エウリディーチェは自分の心はオルフェーオの許にあると歌う。
しかし喜びも束の間、ニンファの一人シルヴィアが使者として現われ、
不幸な知らせが伝えられる。野で花を摘んでいたエウリディーチェが
毒蛇に噛まれて命を奪われた、というのである。
失意に沈むオルフェーオだが、エウリディーチェを生き返らせるため、
黄泉の国へ下ることを決意する。
希望の女神に導かれて、オルフェーオは黄泉の国の入口にたどり着く。
渡し守のカロンテは立ち入りを拒むが、オルフェーオは歌を歌って、
カロンテを眠らせる。
黄泉の国の王妃プロセルピナは、オルフェーオの甘美な嘆きに
心動かされ、王プルトーネにエウリディーチェを戻すよう懇願する。
プルトーネは、生者の国にたどり着くまでは決してエウリディーチェ
を振り返って見てはならない、という条件でオルフェーオの願いを
聞き入れる。オルフェーオは歌いながら地上へとエウリディーチェを
導いていくが、彼女が本当についてきているだろうかと不安になる。
そして大きな物音がした瞬間、とうとう後ろを振り返ってしまう...。
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パーセル・クヮルテット・オペラ・プロジェクト
The Purcell Quartet Opera Project
ヴァイオリン キャサリン・マッキントッシュ
Violin: Catherine Mackintosh
ヴァイオリン キャサリン・ヴァイス
Violin: Catherine Weiss
ヴィオラ ジェーン・ロジャース
Viola: Jane Rogers
ヴィオラ キャサリン・マギリブリ
Viola: Katherine McGillivray
ヴィオラ・ダ・ガンバ/リローネ リチャード・ブースビー
Bass viol, Lirone: Richard Boothby
コントラバッソ・ディ・ガンバ ウィリアム・ハント
Great bass viol: William Hunt
オルガン/チェンバロ/レガール ポール・ニコルソン
Organ, Harpsichord, Regal: Paul Nicholson
オルガン/チェンバロ/レガール マルコム・プラウド
Organ, Harpsichord, Regal: Malcolm Proud
キタローネ/ギター ヤコブ・リンドベルイ
Chitarrone, Guitar: Jakob Lindberg
キタローネ/チェテローネ/ギター ロビン・ジェフリー
Chitarrone, Ceterone, Guitar: Robin Jeffrey
キタローネ/ギター デイヴィッド・ミラー
Chitarrone, Guitar: David Miller
ダブル・ハープ フランシス・ケリー
Double Harp: Frances Kelly
リコーダー ジュリアン・ポッジャー
Recorder: Julian Podger
バス・トランペット リチャード・ウィストライク
Bass trumpet: Richard Wistreich

ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ
His Majestys Sagbutts & Cornetts
コルネット ジェレミー・ウェスト
Cornett: Jeremy West
コルネット デイヴィッド・スタッフ
Cornett: David Staff
サックバット スーザン・アディソン
Sackbut: Susan Addison
サックバット アビゲイル・ニューマン
Sackbut: Abigail Newman
サックバット アダム・ウールフ
Sackbut: Adam Woolf
サックバット ポール・ニーマン
Sackbut: Paul Nieman
サックバット スティーヴン・サンダース
Sackbut: Stephen Saunders

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本公演は、『イタリアフェア2001水戸』に参加しています。

9月22日(土)・23日(日)「南町連合商店会・イタリアフェア」
水戸TMO:TEL.029-224-3315(水戸商工会議所内)
http://www.inetcci.or.jp/~mito/

9月4日(火)〜10月28日(日)「イタリア彫刻の20世紀展」
茨城県近代美術館:TEL.029-243-5111
http://www.edu.pref.ibaraki.jp/kinbi/index.html

9月28日(金)・29日(土)「日本女性会議」
日本女性会議2001みと実行委員会:TEL.029-224-8221
http://www2.odn.ne.jp/2001mito/

10月6日(土)〜8日(月)第16回水戸映画祭イタリアスペシャル
水戸映画祭実行委員会:TEL.029-303-2360

9月〜10月 水戸芸術館
パイプオルガン・スペシャルプロムナードコンサート
水戸芸術館音楽部門:TEL.029-227-8118
http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html
*詳細情報は近日中に掲載いたします。

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イタリア関連祝祭の本編、この3月から1年にわたって華麗に開催中、
「日本におけるイタリア2001」 http://www.love-italy.net/ の
一環として、5月31日に水戸芸術館で開催いたしました、リナルド・
アレッサンドリーニ・オルガン・リサイタル・プログラム掲載の、
美山良夫・慶應義塾大学教授(音楽学)による魅惑のオルガン論
「オルガンの万華鏡と迷宮」を、昨日追加いたしました。
http://www.arttowermito.or.jp/music/alesmiyamaj.html

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---