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Date:  Mon, 24 Dec 2001 10:58:24 +0900
From:  tamamik@arttowermito.or.jp
Subject:  [atm-info,01330] Mito dell'arco: The 4th Concert
To:  atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id:  <49256B2C.000ABD3B.00@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 01330

▼水戸芸術館ATM速報2001年12月24日発----------------------

ソット・ヴォーチェ(ささやくように)、
ドルチッシモ(きわめて甘美に)、
コン・グラツィア(優雅に).....
ハイドンより優しく、モーツァルトより柔らかく。

ルイージ・ボッケリーニ -- イタリアに生まれ、
後半生をスペインのマドリッドに過ごしたチェリスト、作曲家。
貴族から市民へと時代の主役が交替してゆく18世紀後半という時代を、
彼は音楽を通じて静かに見つめていた。
石畳に鳴りわたるファンダンゴのリズムが、
遠くからきこえる軍隊のファンファーレが、
午後から夕暮れへと移りかわる大気の肌ざわりが、
繊細な弦の響きによってあますところなく描かれる。

オリジナル楽器カルテット・ミト・デラルコ、第4回演奏会の
テーマはボッケリーニ。各パートが存分に活躍する弦楽四重奏曲は、
この時代いかに弦楽四重奏が楽しみに満ちたジャンルだったかを、
伝えてくれる。そして、ギター五重奏曲に迎えるゲストは縦横無尽の
活躍をつづけるギタリスト、福田進一。
オリジナル名器をたずさえた名手とミト・デラルコが対話をかわし、
春の午後のコンサートホールは、マドリッドの街角に姿を変える!

企画担当:矢沢孝樹(水戸芸術館音楽部門主任学芸員)

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ミト・デラルコ第4回演奏会
-- マドリッドの午後 ボッケリーニの風 --
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ギター五重奏曲 ホ長調 G.446
弦楽四重奏曲 ハ長調 G.215
弦楽四重奏曲 変ホ長調 G.243
ギター五重奏曲 ニ長調 G.448 <ファンダンゴ>
ミト・デラルコと福田進一が、
音の細密画家、ボッケリーニの世界へご案内します。

2002年4月14日(日)13:30開場 14:00開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
協賛:三井ホーム 茨城中央ホーム株式会社
http://www.mitsuihome-fc.ne.jp/ibaraki/
料金(全席指定):A席3,500円・B席2,500円

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チケット発売:2002年1月6日(日)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・ATM速報受信のお客様のご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック東関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 03-5237-9990
・CNプレイガイド Tel. 03-5802-9990

友の会先行予約発売日:2001年12月26日(水)、
2002年1月4日(金)、5日(土)(お電話とメールのみ)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00)
・ATM速報受信会員様の先行ご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp

メールでのご予約は上記アドレス宛、発売/受付開始日13時以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
12月27日から1月3日まで休館させていただきますが、メールでの
ご予約は、館サーバ受信タイムスタンプ順に承り、1月4日に返信
させていただきますので、ご遠慮なくお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、
お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。

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ミト・デラルコ Mito dell'arco
http://www.arttowermito.or.jp/music/hall-j.html
ミト・デラルコは日本で唯一のオリジナル楽器(作曲家が作品を
書くにあたって使用を想定した楽器)を用いた弦楽四重奏団。
水戸芸術館の4番目の専属楽団として、1999年に結成された。
グループ名はイタリア語で「弓(Arco)の伝説(Mito)」を
意味する。メンバーは寺神戸 亮、ドミトリー・バディアロフ、
森田芳子、鈴木秀美という、オリジナル楽器演奏をリードする
すぐれた4人の音楽家たち。1999年9月の第1回演奏会(ハイドン、
モーツァルトを演奏)は高い評価を受け、その後も第2回演奏会に
おけるロンベルクの四重奏曲の復活初演、第3回演奏会のオール・
モーツァルト・プログラムなどで話題を呼んでいる。
古典派からロマン派にかけての弦楽四重奏曲の名作群に新たな光を
当てようという "Mito dell'arco" への期待は大きい。
第3回演奏会プログラム掲載のテキストも下記からどうぞ。
http://www.arttowermito.or.jp/music/hall-j.html

福田進一 Shin-ichi Fukuda
http://www.remus.dti.ne.jp/~kimtkgoo/
大阪生まれ。78年パリ・エコール・ノルマル音楽院にて、
アルベルト・ポンセにギターを学び、また音楽学、和声楽、
楽曲分析をナルシス・ボネに師事する。80年イタリア・キジアーナ
音楽院にてオスカー・ギリアに学び、最優秀ディプロマを受賞する。
81年パリ国際ギターコンクールで優勝。一躍注目を集め、
さらに内外で輝かしい賞歴を重ねた。欧米各国の主要都市に招かれ
リサイタルを開催しているほか、デュトワ指揮NHK交響楽団など
メジャー・オーケストラとの共演、ジャズの渡辺香津美らジャンルを
超えた一流ソリストとの共演など常に話題を集め、絶賛を博している。
19世紀ギター音楽の再発見から現代音楽まで、福田のボーダーレスな
活動は世界的な評価を獲得している。
キューバの生んだ大作曲家レオ・ブローウェルは、
「かつて聞いたことのない真のヴィルトゥオーゾ、そして "音楽" 家
である」と称賛し、福田のために <悲歌〜イン・メモリアム・
タケミツ('96)> を献呈した。ディスコグラフィーは、
この「悲歌」を含む『武満徹作品集』、タレガ編曲によるショパン
作品集『ショパニアーナ』、『シャコンヌ―バッハ作品集』、
また名手エドゥアルド・フェルナンデスとのデュオ・アルバム
『アトム・ハーツ・クラブ・デュオ』、『タンゴ・ミレニアム」など
30数枚に及ぶ。最新作は、セルジオ・アサドから贈られたソナタを
含む『ソナタ集』、19世紀ギターによるソル作品集2など、
続々とリリース予定。
水戸芸術館では98年にソロ・リサイタル、99年にATMアンサンブル
との共演をおこない、いずれも絶賛を受けた。

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ミト・デラルコ東京公演『アリオン・アフタヌーン・コンサート』
日時:2002年4月11日(木)14:00
会場:紀尾井ホール
主催:アリオン音楽財団 http://www.arion-edo.org/

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---