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Date: Tue, 19 Feb 2002 20:42:48 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01358] Angela Hewitt Piano Recital
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <49256B65.00404CE1.00@david.arttowermito.or.jp>
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▼水戸芸術館ATM速報2002年2月19日発----------------------
その女(ひと)のピアノが、やっと聴ける。
水戸芸術館の呼びかけに、ヒューイットが応えた。
バッハの音楽を、ピアノで聴く。
チェンバロでの演奏が一般的になった今、このあたりまえのことが
ほんの少し楽しみにくく感じられるのなら、
アンジェラ・ヒューイットを聴こう。
フェルトにくるまれたハンマーがリズミカルに弦をたたき、
転がりだすメロディたちは嬉々として対位法のたわむれを演じる。
控えめに踏まれるペダルが、ほほえみの色をそえてゆく。
白と黒の鍵盤の上で、生命をとりもどすバッハ。
来日が熱望されていたヒューイットが、
水戸芸術館の呼びかけに応えて行うリサイタル。
プログラムは、得意のバッハ、そして近年彼女が力を入れる、
ラヴェルの傑作2曲。
さらに <クープランの墓> の前に18世紀の大家
クープランの組曲を演奏する、という心憎い構成。
クラヴサン(チェンバロ)のために書かれた
もっとも典雅な小品たちが、彼女のピアノによって、
どのような新しい衣装を身にまとうのか。
アンジェラ・ヒューイット--その女(ひと)の笑顔に、
もうすぐ会える。
企画担当:矢沢孝樹(水戸芸術館音楽部門主任学芸員)
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アンジェラ・ヒューイット ピアノ・リサイタル
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2002年5月12日(日)13:30開場 14:00開演
主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
協力:全日本空輸株式会社 http://www.ana.co.jp/
J.S.バッハ:イギリス組曲 第3番 ト短調 BWV808
ラヴェル:<夜のガスパール>
クープラン:組曲 第6番 変ロ長調
刈り入れをする人々/恋やつれ/さえずり/ベルサン/神秘的な障壁
/田園詩:ロンドー/おしゃべり/羽虫
ラヴェル:<クープランの墓>
料金(全席指定):A席4,000円 B席3,000円
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チケット発売:2002年 2月23日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・ATM速報受信のお客様のご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック東関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 03-5237-9990
・CNプレイガイド Tel. 03-5802-9990
メールでのご予約は上記アドレス宛、発売日13時以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、
お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。
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アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)Angela Hewitt, Piano
ピアニスト、アンジェラ・ヒューイットはその音楽性と
ヴィルトゥオジティで世界中の聴衆を魅了し続けている。
1985年トロント国際バッハ・ピアノ・コンクールで優勝、さらに
ドイツ・グラモフォン・レーベルにバッハ録音をおこなって以来、
ヒューイットは「同世代の中で卓越したバッハ・ピアノ奏者」
(ザ・サンデー・タイムズ、99)、また、「これからの時代の、
ピアノにおけるバッハ演奏を決定づけるピアニスト」(ステレオ
ファイル、98)と高い評価を受けつづけている。
94年ヒューイットはハイペリオン・レーベルのためにバッハの主要な
鍵盤作品の全てを録音する、という10年にわたるプロジェクトに
乗り出した。彼女の弾くインヴェンション、フランス組曲、
パルティータ、平均律クラヴィーア曲集全曲、ゴルトベルク変奏曲は、
「あらゆる競争相手を難なく凌いでいる」(グラモフォン)と、
世界的な賞賛を受けている。平均律クラヴィーア曲集は第1集、
第2集とも99年BBCミュージック・マガジンでCDトップ50の中に選ばれ、
グラモフォンの批評家によるチョイスでも脚光を浴びた。第1集は、
カナダでジュノー賞を受賞した。2000年(バッハ没後250年)には、
平均律クラヴィーア曲集全曲を、カナダ、アメリカ、イギリス、
そしてドイツで演奏した。
ヒューイットは音楽的な家庭で生まれた(父はカナダ・オタワの
教会オルガニストだった)。3歳からピアノを学び、4歳で公開演奏を
行い、その一年後には最初の奨学金を得た。9歳の時、トロント王立
音楽院で最初のリサイタルを開いた。64年から73年まで、彼女は
この音楽院で学んだ。それからヒューイットは、オタワ大学で
フランスのピアニスト、ジャン-ポール・セヴィラについて学び、
18歳の時、音楽の学士号を取得した。
その後、イタリアのヴィオッティ・コンクール(78)で第1位、また、
ライプツィヒとワシントンD.C.の国際バッハ・コンクールで第1位、
同様に、ツヴィッカウのシューマン・コンクール、クリーヴランドの
カサドゥシュ・コンクール、ミラノ・スカラ座でのディノ・チアーニ
・コンクールでも優勝している。
ヒューイットのレパートリーは広く、定評のあるバッハから、
現代音楽にまで及ぶ。これまでにグラナドス(CBC)、メシアン
(ハイペリオン)などのディスクがあり、2000年よりラヴェルの
ソロ・ピアノ作品の全曲録音がスタートした。
88年、91年に来日。以来11年、今や世界各地でリサイタルに
オーケストラとの共演に活躍するヒューイット、待望の日本公演が
水戸芸術館の招聘によってついに実現する。
http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---