これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date:  Fri, 17 May 2002 19:19:17 +0900
From:  tamamik@arttowermito.or.jp
Subject:  [atm-info,01407] May 19 (Sun) "FroMito" Details
To:  atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id:  <49256BBC.00384393.00@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 01407

▼水戸芸術館ATM速報2002年5月17日発--------------------

心を奪う空間構成、贅沢に開催中、スクリーンメモリーズ展
関連企画「映画は芸術なのか」いよいよこの週末19日(日)。
詳細情報をお届けいたします。展覧会とあわせてどうぞ。
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水戸短編映像祭「フロミト」(水戸から=from mito)
2002年5月19日(日) 13:00開映
会場:水戸芸術館ACM劇場
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13:05-14:25 東京ハレンチ天国・さよならのブルース
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1年/16mm/80分 制作:ピーコック・フィルム
01年ゆうばり国際映画祭 オフシアター部門 グランプリ受賞
脚本・監督:本田隆一
憧れの職業である "殺し屋" になった黒川は、その初仕事を成功させ、
事務所に戻るが、ボスは黒川が死体を始末しなかった事に怒り、
死体をバラバラにして捨てるように命じる。売れないGSバンド "ドン
キーズ" のメンバーは、一獲千金を目指して、マフィア組織が取引き
するカバンを強奪する事を計画する。交わらない筈の二つの物語が
交錯する時、ドラマは信じられないラストへの歯止めのきかない一歩
を踏み出していく・・・。

本田隆一(ホンダリュウイチ)
74年神奈川県出身。93年に大阪芸術大学映像学科に入学し、多くの
自主制作映画を撮り、8mmの短編「地獄門」が水戸短編映像祭に入選
する。卒業後、日本大学大学院芸術学研究科に入学し映像芸術を専攻。
卒業制作として監督した本作が、01年ゆうばり国際映画祭にてグラン
プリ受賞。トリノ国際映画祭、カナダ・リールアジアン映画祭にも
正式招待され、現在も全国公開中である。

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14:25-15:25 自転車とハイヒール
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00年/16mm/60分
第2回 tama new wave コンペティションフィルム部門
グランプリ受賞
脚本・監督:深川栄洋
小学生の典彦は家が貧乏で、自転車を買ってもらえない。そのことを
友達(博之)に知られたくなくて「走りたいから走るのだ」と嘘を
ついて、自転車に乗る友達の最後尾を走る毎日。13年後、ようやく
手に入れた自転車を盗まれ、会社帰りに自転車を探す日々。ある日、
小学校卒業以来会っていなかった博之に出くわす。彼の乗っている
自転車は典彦の盗まれた自転車だった。小気味良い会話と演技の妙が
光る、ファニーな理不尽作。

深川栄洋(フカガワヨシヒロ)
76年千葉県出身。内装職人。東京ビジュアルア−ツの卒業制作
「全力ボンバイエ!」が第2回京都 学生映画祭入選、第2回水戸短編
映像祭水戸市長賞を受賞。下北沢短編映画館トリウッドのオープ
ニング作品として公開される。ニューネマワークショップで制作した
「ジャイアントナキムシ」は第22回ぴあフィルムフェスティバル/PFF
アワード2000入選する。

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15:40-17:20 PRISM
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01年/ビデオ/100分 制作:P-kraft
脚本・監督:福島拓哉
昼は映写技師として小さな映画館で働き、夜になると馴染みの
バーテンから買った薬にふけり、性別を問わず肉体関係を持つ毎日を
過ごしている真は、どこか憂いのある青年と知り合って関係を深めて
いく。そんなある日、映画「 PRISM 」のビデオを手渡され、
映写テストを頼まれる。その映画を観た日から、周りの日常が
少しずつ変化しはじめる...。子供の頃に読んだ童話の夢、
突然姿を現す黒服の老人。心の闇と記憶の光が織り成す、サイコ・
ファンタジー。

福島拓哉(フクシマタクヤ)
72年埼玉県出身。名古屋大学映画研究会で映像製作を開始。
96年石井聰亙監督「ユメ
ノ銀河」の演出助手を経て、映像集団P-kraft設立。
97年「TIME IS ON MY SIDE」がPFF入選。00年監督・主演作品
「JAM」が水戸短編映像祭審査員奨賞受賞。
劇場デビュー長編「PRISM」がシネマ・下北沢で先行レイト公開、
同劇場観客動員新記録を樹立し、現在同館でロードショー公開中。
映画『PRISM』公式サイト
http://www.p-kraft.com/
映画『PRISM』公開劇場、シネマ・下北沢公式サイト
http://www.cinekita.co.jp/
*4月10日ATM速報で監督名を「拓也」とお送りしてしまいました。
  謹んでお詫び申し上げます。

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17:20-18:10 ネオ活弁の華麗なる世界
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上映全作品監督・撮影・編集:山田広野
その昔、まだ映画に音が付いていなかった頃、スクリーンそでに
立った人物が、生でセリフをしゃべり、場面にそった講釈を付ける
日本独自の上映形態が存在しました。
そででしゃべる人物を「弁士(活弁士)」と言い、その上映形態を
持つ映画を活弁映画と呼びました。新世紀、アナログからデジタル
へあらゆるメディアが移行するなか、突如としてこの活弁映画が
復活しました。本人自ら上映前日まで新作の編集を行っている為、
上映作品未定ですが、ちょっぴりお下品な内容をお楽しみに。

山田広野(ヤマダヒロノ)
自作の映画に自ら活弁を付ける、世界でただ一人の自作自演活弁監督。
01年中野武蔵野ホールにてレイトショーを行い、テアトル新宿にて
前人未到のオールナイト活弁上映を成功させる。活弁という特殊な
上映の形態ゆえに、コンペ無縁の作家と言われていたが、様々な
映画祭に招待され、もはや周囲が無視することのできない作家となり
つつある。第4,5回水戸短編映像祭招待上映。

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18:10-18:45 上映監督座談会
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出席者:本田隆一、深川栄洋、福島拓哉、山田広野 ほか

(休憩 18:45-19:00)

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19:00-20:30  SPECIAL座談会 「映画は芸術なのか」
SCREEN MEMORIES関連企画
http://www.arttowermito.or.jp/art/screenj.html
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パネリスト:青山真治(映画監督)、黒沢清(映画監督)、
宮台真司(社会学者)、森村泰昌(美術家)

前売\2,000 当日\2,200 1日通して鑑賞出来ます。
SPECIAL座談会 ¥500 当日18:00からの販売のみになります。
チケット取扱:水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンター
主催:NPO法人シネマパンチ/財団法人水戸市芸術振興財団
お問い合わせ先
シネマパンチ tel.029-303-2360/水戸芸術館 tel.029-227-8111
*SPECIAL座談会は、入場料金¥500でご入場いただけます。
ただし上映終了後入替はありませんので、事前に定員を超えた
場合、ご入場いただけないことがあります。どうぞご了承下さい。

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---