これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date:  Sun, 11 Aug 2002 17:28:36 +0900
From:  tamamik@arttowermito.or.jp
Subject:  [atm-info,01453] The 6th Mito Short Film & Video Festival
To:  atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id:  <49256C12.002E737D.00@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 01453

▼水戸芸術館ATM速報2002年8月11日発--------------------

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第 6回水戸短編映像祭 The 6th Mito Short Film & Video Festival
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2002年 9月14日(土)/15日(日)招待作品部門
2002年 9月16日(日)コンペティション部門
第 6回の要項は下記にございます。ご参照ください。
http://www.arttowermito.or.jp/play/tanpen06j.html
会場:水戸芸術館ACM劇場
主催:NPO法人 シネマパンチ http://www.cinemapunch.com/
      財団法人水戸市芸術振興財団
      http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html
特別協賛:AT WORK CO.,LTD. http://www.at-work.co.jp/

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MESSAGE
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今年で第 6回を迎える水戸短編映像祭は、短編作品のみにスポットを
当てた映像フェスティバルです。
既成の概念にとらわれず、あらゆる映像表現を紹介する「招待上映部
門」と若手の才能発掘・育成を目的とした「コンペティション部門」
があります。今年もたくさんの映像作品と、豪華なゲストが多数来場
しますので、是非この機会をお見逃し無く 3日間圧倒的な映像の洪水
に飲み込まれてみてください。

招待作品:
既成の概念にとらわれない新しい短編映像表現を紹介するのがこの招
待上映部門です。映像表現は現在、テクノロジーを武器に急速に進化
し続け、あらゆる分野と融合、増殖、分裂、爆発などなど。その触手
は至る所に、はりめぐらされています。そんな混沌とした映像シーン
を、ヒョイと軽く跳躍し、時には横目でやり過ごす、尚かつ強烈な作
家性を発揮するそんなニクイ、クリエイター達が存在します。そんな
彼らを、作品の上映はもちろん、トークなどを通じて紹介し、「映像
の現在」を切りとります。

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招待上映14日
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13:00〜 オープニング
13:10〜 プログラムA
今や音楽を語る上で欠かすことのできないMV。最近では Mr.Children
のMVを手掛け、MVの賞を総ナメにしたほどの人気・実力ともトップに
君臨する丹下絋希の作品を上映し、自身がそのテクニックや映像観を
語る。
ゲスト:丹下紘希
聞き手:箭内道彦
上映:『Director Kouki Tange Works』

丹下紘希(タンゲ コウキ)/映像ディレクター
1968年岐阜県生まれ。舞踏家大野一雄氏に師事し、88年オーストラリ
ア万国博覧会にて、元山海塾の滑川五郎氏と共にダンサーとして参加。
93年東京造型大学デザイン科卒業。97年文化庁在外派遣芸術家に選ば
れ、ニューヨークに1年滞在。帰国後、YELLOW BRAIN Co.,Ltd.創立。
現在迄、数々のMUSIC VIDEOを手掛ける。Mr.Children 、桑田佳祐、
CHEMISTRY 、MISIA その他多数のMVのディレクションを手掛ける。

箭内道彦(ヤナイ ミチヒコ)/博報堂クリエイティブディレクター
1964年福島県郡山市出身。博報堂第二制作局勤務。90年卒業後デザイ
ナーとして博報堂に入社。96年CMプランナーに転向。01年より現職。
主な仕事として、タワーレコード「NO LIFE NO MUSIC」キャンペーン、
ソニーミュージックオーディションドキュメンタリー、フジテレビジ
ョン(FNS全局)2002キャンペーン、森永製菓ハイチュウ・チョコ
ボールTVCF、音楽関係はラルクアンシエル、JUDY AND MARY、
MEAN MACHINE、DREAMS COME TRUEなど。閉塞する広告業界の中で、
旧来の広告手法・既製概念を不必要なまでに疑い破壊し続ける異色の
クリエイティブディレクターである。

15:00〜 プログラムB
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TYO、TUGBOAT、 PUGPOINT・JAPANがショートフィルム専門の映像レー
ベルを立ち上げた。
その名もショートストップフィルム。今回はプロデューサーである岡
康道や監督の北村拓司、吉田大八が来場し、何故現在ショートフィル
ムなのかを語る。
ゲスト:岡康道/北村拓司/吉田大八
上映作品:
『音声案内に従って走行してください』監督:北村拓司
  出演:鈴木京香
『男の子はみんな飛行機が好き』監督:吉田大八 出演:三浦友和

岡康道(オカ ヤスミチ)/TUGBOAT・クリエイティブディレクター・
CMプランナー
1956年佐賀県生まれ。80年に早稲田大学法学部卒業し、同年(株)電
通に「営業」として入社。85年にクリエーティブ局に異動。99年 7月
クリエーティブ・エージェンシー「TUGBOAT」を設立し、クリエーテ
ィブ・ディレクター、CMプランナーとして活動する。
主な仕事として、J-PHONE、家庭教師のトライ、JR東日本、XEROX、
プロバイダーZEROなど、企業ブランドキャンペーンを多数手掛ける。
日本最小最強のクリエーティブ・エージェンシーTUGBOATの舵をとる
日々。

吉田大八(ヨシダ ダイハチ)
1963年生まれ。87年に早稲田大学第一文学部を卒業し、(株)TYOに
入社し、企画演出部所属。
最近の主な作品に、大塚製薬・ファイブミニ「欽ちゃん走り」、
旭化成「ラップ&ジップキャンペーン 蒲焼 発掘」、 KDDI・
auパシャパ2「鏑木」、ツムラ・ソフレ「しっとりさんとつるつるち
ゃん」などがある。

16:20〜 プログラムC
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限られた放送時間の中で商品をアピールしてブランド・イメージまで
も伝達するTVCM。
その中でもひと味違うオリジナリティ作品を連発する三木俊一郎の作
品を紹介、自身の仕事を語る。聞き手は、親交の深い「PARTY7」など
の映画監督でも知られる石井克人がつとめる。
ゲスト:三木俊一郎
聞き手:石井克人
上映:三木俊一郎CM作品集『言わなきゃよかった/山岡先生』
監督:三木俊一郎 出演:津田寛治、田中要次、森下能幸
『HAL&BONS』全話上映

三木俊一郎(ミキ シュンイチロウ)/CMディレクター
1968年生まれ。武蔵野美術大学卒業。以後CMディレクターとして数々
の国際的な賞を受賞。現在もCMを中心に活躍中であるが、ショートフ
ィルム2本をひっさげて Grasshoppa! に参加。主なCM作品に FANTAシ
リーズ、全日空、KDDIなどがある。

石井克人(イシイ カツヒト)/フィルムディレクター
小学生の頃より、アニメーションのセル画を売買し、こづかいを稼い
でいた。武蔵野美術大学で視覚伝達を先攻し、当時、客員教授であっ
た小栗康平氏に触発され、映像に興味を持つ。92年にCMディレクター
としてデビューし、手がけたCM作品は100本を越える。96年に短編
『 8月の約束』でゆうばり国際・冒険ファンタスティック映画祭ビデ
オ部門グランプリ受賞。3年の準備期間を経て、長編劇場映画第一作
『鮫肌男と桃尻女』は、邦画短編作品として、99年の興収第 2位を記
録。続く『PARTY7』も興収 2億円を樹立し、今、最も「次の一手が気
になる」監督である。

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招待上映15日
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13:00〜 プログラムD
俳優として活躍する一方、短編自主映画を製作する松岡俊介。彼のモ
ノ作りのスタンス、俳優としてだけではない映像との向かい合い方を、
クリエイター・松岡俊介に焦点を当て、上映とトークをおこなう。
ゲスト:松岡俊介、村上淳
聞き手:金原由佳
上映:『MSTRBTN(ミスターバッテン)』 2001年/29分/16mm
脚本・監督:松岡俊介 出演:村上淳、江川芳文、光石研 ほか

松岡俊介(マツオカ シュンスケ)/俳優
1972年2月27日 東京都生まれ。
廣木隆一監督映画『800 Two Lap Runners 』に初主演でヨコハマ映画
祭新人賞を受賞。以降、『白痴』(99)、『STEREO FUTURE』(01)、
『案山子』(01)、『棒』(02)、『UNLOVED』(02)と話題作への出演が
続く。02年にはショートフィルム『MSTRBTN(ミスターバッテン)』で
初監督。現在はTVドラマ「私立探偵 濱マイク」に出演中。

村上淳(ムラカミ ジュン)/俳優
1973年 7月23日 東京都生まれ。モデルやDJ活動から俳優業へ転じ、
橋本以蔵監督『ぷるぷる』(94)でスクリーンデビュー。以降、常に話
題作のクレジットに名を連ねる。代表作に『ナビィの恋』(99)、『ラ
ンデブー』(00)、『不貞の季節』(00)、『SWEET SWEET GHOST』(00)、
『新・仁義なき戦い』(00)、『人間の屑』(01)など。現在はTVドラマ
「私立探偵 濱マイク」に出演中。

金原由佳(キンバラ ユカ)/映画ライター
カンヌやロッテルダム等の映画祭で、各国の映画 VIPを多数取材。イ
ンタビュには定評がある。守備範囲もアート系から女性映画、日本映
画までと幅広い。現在、「ELLE JAPON」「SPUR」「キネマ旬報」
「Men's nonno」などに映画評を執筆。編集から参加し、ロングイン
タビューを担当した『アクターズ・ファイル 浅野忠信』(キネマ旬
報社刊)では浅野忠信の魅力に迫る。

16:00〜 プログラムE
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『夢みるように眠りたい』でデビュー以来、数々の話題作をとり続け
てきた林海象。最近では私立探偵濱マイクシリーズがTV化されるなど
評価の熱は高まるばかりである。また、久々に新作短編を撮りおろし
ており、現在の映画状況や自身の動向を語る。
ゲスト:林海象/夏生ゆうな
聞き手:谷島正行(アスミックエース宣伝部)
上映作品:
『流れよ我が涙、と探偵は言った』監督:林海象 主演:北村一輝
『乙女の祈り』監督:林海象 主演:永瀬正敏
『ロマンス』監督:林海象

林海象(ハヤシ カイゾウ)/映画監督
1957年 京都生まれ。1985年『夢みるように眠りたい』で監督デビ
ュー。国内外で賞を受賞し世界的脚光を浴びる。その後、『二十世紀
少年読本』(89)や『我が人生最悪の時』(93)、『遥かな時代の階段を』
(94)、『罠』(96)の私立探偵濱マイクシリーズなどの映画を製作監督。
SHORT STOP FILM『流れよ我が涙、と探偵は言った』(02)。映画監督
作品以外では「アジアン・ビート」(92)シリーズ、「アトランタ・
ブギ」(96)のプロデュース、ミュージックビデオ「音曲の乱」(92)、
MTV「自由」(96)、「甘心」(97)やゲーム作品「7BLADES」(01)などが
ある。

夏生ゆうな(ナツオ ユウナ)/女優
1975年 8月25日 宮城県生まれ。『男たちのかいた絵』(96)のヒロイン
役で衝撃的なスクリーンデビューを飾り、以降『WILD LIFE』(97)、
『TOKYO BEAST』(97)、『恋極道』(97)、『カオス』(00)、『人間の
屑』(01)などに主演・出演。最近ではショートフィルム『流れよ我が
涙、と探偵は言った』(林海象監督)に主演。映画を中心に活動を続け、
若手実力派女優の道を着実に歩んでいる。

16:00〜 プログラムF
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ここ数年デザイナーの映像への進出が目立つが、ひときわセンスが光る
タイクーングラフィックス。当日のトークでは親交が深く、共同で映像
をディレクションすることも多くある中村剛も加わり、タイクーングラ
フィックスの世界観を余すことなく紹介する。
ゲスト:TYCOON GRAPHICS 宮師雄一/中村剛
上映作品:TYCOON GRAPHICS 作品集、中村剛作品集

TYCOON GRAPHICS 宮師雄一
(タイクーングラフィックス ミヤシ ユウイチ)
アートディレクター/グラフィックデザイナー
1991年鈴木直之と共にタイクーングラフィックスを設立。テイトウワ、
安室奈美恵等のCDジャケットデザイン及びヴィジュアルプロモーショ
ンに携わる。また、MotionElement等ファションブランドのグラフィ
ックデザインや企業広告、ロゴデザイン、エディトリアル、パッケー
ジデザインの分野でも活動中。「太く、美しく」が信条。
著書に G-MEN(リトルモア)、A&D SCANタイクーングラフィックスの仕
事と周辺(六耀社)がある。受賞歴は第78回ニューヨークADC「BIG
MAGAZINE」にて金賞、「BOYCOTT MOVIE」にて銀賞。
第76-79回ニューヨークADC賞受賞。毎日デザイン賞部門賞他。

中村剛(ナカムラ タケシ)/映像ディレクター
63年和歌山生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。91年よ
りMTVのステーションID、ミュージッククリップ、ファッション映像、
TVコマーシャル等を手掛ける。97年から3年連続NYフェスティバルフ
ァイナリスト賞、99年 NYADC銀賞を受賞。またMTV制作の『REMTV』で
は、文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。2000年春CAVIAR LIMITED
設立。映像のディレクションを中心にイラストレーションを含めたビ
ジュアル全般を制作。

コンペティション:若手映像作家、映画監督の発掘、育成を目的に上
映時間40分以内の短編作品を対象としたコンペティション。過去の受
賞作品が劇場公開やテレビ放映、ビデオリリースとその波紋を広げ、
過去のノミネート作家が世界各地の映画祭に参加するなどの活躍もみ
せています。審査員には、毎回日本を代表する映画監督や各分野のオ
ーソリティがあたり、その審査力の高さにも定評があります。本年度
は300本がエントリーされ、その中の11本がノミネート。当日会場に
て最終審査を行い、各賞を決定する!

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16日コンペティション
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12:00〜12:20 オープニング
12:20〜14:00

桜の樹の下
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生山志乃/2001年/16mm/18分
毎日を二人の世界で穏やかに過ごしている姉さくらと妹すみれ。七歳
の頃に父に連れられてきたさくら。家族四人で幸せに暮らしてきたの
だが、ある日を境に両親が消えてしまう。美しい姉妹のある時間を、
映像美を通して描いた作品。

文金高島田二丁目
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小泉徳宏/2001年/ビデオ/40分
売れないお笑い芸人の松河を拉致監禁した犯人は、松河の元相方、
鈴田を現場に呼び出す。
松河とのコンビが解散して5年、今では鍵屋を営んでいる鈴田は、
松河に取り付けられた鍵を外すよう命じられる。犯人の狙いは一体何
か?長い夜はまだまだ始まったばかりだ。

APOPTOSIS
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中山宙/2001年/ビデオ/20分
恋人を残し、戦場へ向かう男。男の身代わりに死ぬという女。戦場か
ら戻った男は記憶を失うが、やがて身代わりになった女の存在を思い
出し、自ら死ぬことを選択する。アポトーシス。生死の境界は曖昧で
ある。
14:10〜15:45

雪兎
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飯島敦史/2001年/8mm/33分
気弱な夫と、しっかり者の妻。物静かな夫婦の、物静かな出来事。
おたがいを必要とするから夫婦。

石山飯店
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谷田貝允彦/2002年/16mm/12分
舞台は小さな中華料理店。店長にほのかな思いを寄せる女性店員。
彼女は中国人であるがゆえにうまく気持ちを伝えることができない。
同僚の青年店員ともどことなく距離をおいている。ジレンマに陥って
いたある日、店長を陥れようとする女性客がやってきたのだが...。

牛 B
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矢野直哉/2000年/ビデオ/17分
ある朝、学校の運動場でボーとしている日本人留学生二人。グランド
の隅では、マッチョな台湾人がひたすら穴を掘っており、坊主頭のカ
ナダ人はひたすら猛ダッシュでグランドを駆けまわっている。留学生
二人はマッチョと坊主頭に徐々に引かれていくようになる。

High school on the rock
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ビリオン情事/2002年/ビデオ/12分
2002年・日本・東京・不景気。「生涯スナック嬢。」と豪語するルビ
ー・ジュン・ネネのスナックにもお客が来なくなりつつあった。それ
ゆえの客の争奪戦。そんな毎日を過ごしていた 3人は、「もう一度高
校生からやり直したい」という思いを募らせ、尾道へ慰安旅行に出掛
けることに...。
16:00〜17:35

月の裏側で会えたなら
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今田哲史/2001年/16mm/9分
筒井と浅野は中学からの親友同士。2人なら、どんなバカな事も楽し
くてしょうがない。
こんな時間はいつまで続くのだろう。将来に漠然とした不安を抱く筒
井を明るく元気づける浅野。しかし、2人の住む世界はまったくかけ
離れたものだった。

ナオと僕
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猪俣ユキ/2002年/ビデオ/15分
ナオはとても優しい美少年。ノブーキーは斜め後ろをくっついて歩い
た。ノブーキーは、写真家になりたかった。ある日いつもの様に2人
が歩いていると、赤いフーセンが木にひっかかっていた。そのフーセ
ンがナオに幸せを運んできたのだ...。

モザイク
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斉藤正和・池田泰教/2001年/ビデオ/15分
彼らは、僕らが生活している日常を、少しだけずらした世界で生活し
ている。彼らの行動は、僕らの日常のそれと近いようで、どこか不可
解。その差異はほんのわずかなものでしかない。日常のパースペクテ
ィブを、少しだけずらしてやることによって、みえてくる風景。

VICUNAS
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冨永昌敬/2002年/ビデオ/36分
自称発明家の玉助は、先妻のしな子の要望から害虫駆除生物を世界に
売り出そうと目論む。
ところが、しな子の話すことはことごとく嘘臭い。集まる人々はどれ
もこれも役立たずで、挙げ句の果てに肝腎のしな子まで失踪してしま
う。本当に儲かるのか?しな子はどういうつもりなのか?

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17:50〜18:50 特別上映
19:00〜20:00 授賞式及び審査員講評
審査員:青山真治/阿部和重/宮台真司/箭内道彦/桜井琢郎
20:15〜 クロージングパーティー(映画関係者多数来場予定)

青山真治(アオヤマ シンジ)/映画監督
1964年福岡県に生まれる。84年、立教大学文学部英米文学科入学。
映画研究会に所属し、8ミリ学生映画を量産。大学卒業後、助監督、
批評家を経て、95年にオリジナルビデオ『教科書にないッ!』を初
監督。96年に映画デビュー作として公開された『Helpless』が、
多くの国際映画祭に出品。その後も『チンピラ』(96)、『wild
life』(97)を立て続けに発表。『冷たい血』(98)以降、『SHADY
GROVE』(99)『June 12, 1998』(00)『路地へ』(01)を連作する。
『EUREKA』(00)は、第53回カンヌ国際映画祭コンペティション部門
に出品され、「国際批評家連盟賞」と「エキュメニック賞」を W受
賞。最新作『月の砂漠』は『EUREKA』に続き2年連続で第54回カンヌ
映画祭コンペティション部門へ正式招待される快挙となった。

阿部和重(アベ カズシゲ)/小説家
68年山形県出身。日本映画学校卒。小説家。94年『アメリカの夜』
(第三七回群像新人文学賞受賞)。95年『ABC戦争』。97年『イン
ディヴィジュアル・プロジェクション』『公爵夫人邸の午後のパーテ
ィー』冬より「批評空間」にて小説「プラスティック・ソウル」を連
載開始(00年春に完結)。99年『無情の世界』(第二一回野間文芸新
人賞受賞)。「アサヒグラフ」にて長篇小説『シンセミア』の連載開
始。00年『アブストラクトなゆーわく』(エッセイ集)。『ロスト・
イン・アメリカ』01年『ニッポニアニッポン』。96年「カイエ・デュ
・シネマ・ジャポン」の編集委員を務める。94年以降、「太陽」「武
蔵野美術」「論座」「Cut」にて映画時評を連載。
「InterCommunication」「シネティック」などで映画評論を発表。
現在は「文學界」にて映画時評を連載中。

宮台真司(ミヤダイ シンジ)/社会学者
59年仙台市生まれ、京都市育ち。麻布中学・高校、東京大学、東京大
学大学院、東京大学助手、東京外国語大学専任講師を経て、現在は東
京都立大学助教授。社会学博士(数理社会学)。著書は30冊ほどある
が、国家論、権力論、組織論、消費論、サブカルチャー論(漫画、映
画、少女文化、小説など)、宗教論、性愛論、教育論など、分野は多
岐に渡る。現在、雑誌『ダ・ヴィンチ』誌上で、映画を中心としたサ
ブカルチャー批評を連載中。現在でも年間約400本の商業映画を観る。
主な著書に、『権力の予期理論』『制服少女たちの選択』『終わりな
き日常を生きろ』『世紀末の作法』『まぼろしの郊外』『『これが答
えだ!』『援交から革命へ』などがある。

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チケット発売:8月17日(土)
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¥1,000
14日、15日は、1プログラム入替制。16日は入替なしの1日通し
1日有効フリーパス¥2,500(14日、16日のみ)
クロージングパーティー¥1,000(当日会場にて販売)
チケット取り扱い:
水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンター
チケットぴあ TEL 03-5237-9999
*出演者のキャンセル、変更に対してのチケットの払い戻しは一切
行いませんので予めご了承ください。

お問い合わせ先
シネマパンチ TEL 029-303-2360
mailto:mail@cinemapunch.com
財団法人水戸市芸術振興財団 TEL 029-227-8111
mailto:webstaff@arttowermito.or.jp

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---