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Date:  Sun, 15 Sep 2002 18:01:20 +0900
From:  tamamik@arttowermito.or.jp
Subject:  [atm-info,01471] ACM Reading Theatre #4 "Aoi no Ue" and "Yuya" from the Kindai	 Nogakushu by Yukio Mishima
To:  atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id:  <49256C35.00317C6E.00@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 01471

▼水戸芸術館ATM速報2002年9月15日発--------------------

「水暗き 沢辺の蛍の影よりも 光君とぞ契らん」
「いかにせん 都の春も惜しけれど 馴れし東の花や散るらん」
本当のことを知った時、知ろうとした時にはもはや終わり。
愛や恋、心や行為のずれの悲しみ、元気の余っている時には
真剣に向かい合う力も十分ですが、辛い時には本当に辛い、
皆さまの恋愛コンディションはいかがでしょうか。

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葵上
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車争いに敗れ、光源氏からもうとまれ、嫉妬と屈辱の怨みを晴らそう
と病床の葵上の枕許に夜毎現れる六条御息所の生霊。ある夜病室で、
光は六条に再会する。彼女は白昼夢のような世界へ光を惹き込む。
そして葵が呪い殺されるクライマックス。ドアの外から聞こえてくる
六条の生霊の声と電話から聞こえてくるもう一人の六条の声が舞台上
で飛び交うなか、純白のガウンを着た葵が床に転げ落ちる姿は美しく
残酷である。

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熊野
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平宗盛の寵愛する熊野。彼女は故郷の老母の病を見舞いたいと願うが
許されず、宗盛と共に花見へ行く。にわかに雨が降り、桜の花が散り、
宗盛は熊野の心中を知り、暇を与える。能「熊野」はここで終わる。
しかし、ユヤはどうか。母は本当は病気なのか。ユヤは誰に会いたか
ったのか。嘘の手紙、昔の恋人..... ユヤの過去が静かにあばかれる
終幕は不思議な静寂につつまれている。

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ACMリーディング・シアター 4
三島由紀夫作「近代能楽集」より「葵上」「熊野」
平成14年度文化庁芸術拠点形成事業
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2002年10月11日(金)19時開演
2002年10月12日(土)19時開演
2002年10月13日(日)16時開演
2002年10月14日(月)16時開演
水戸芸術館ACM劇場
演出:子安真
出演:塩谷亮、佐藤信郎、名取哲、遠島立夫、
      紫芳理、中野智美、堀口理恵、矢部桂子
料金:1,000円(全席自由)
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チケット発売: 9月21日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-225-3555(9:30〜18:00、月曜休)
・ATM速報受信のお客様のご予約は、メールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---