これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date:  Fri, 1 Nov 2002 19:24:01 +0900
From:  tamamik@arttowermito.or.jp
Subject:  [atm-info,01500] Claude Leveque Exhibition
To:  atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id:  <49256C64.0038ECE1.00@david.arttowermito.or.jp>
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▼水戸芸術館ATM速報2002年11月1日発--------------------

クロード・レヴェック展(2002年11月プレスリリースより)
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1953年生まれのクロード・レヴェックは、フランスを代表する
ダニエル・ビュレンヌやクリスチャン・ボルタンスキーの次世代の
アーティストとして、現在、注目されているひとりです。

本展は、日本では初めての大規模な個展で、現代美術ギャラリーの
空間にあわせた新作で構成されます。
レヴェックは、80年代から自己の記憶に根ざした写真や光を使った
ノスタルジックな作品を制作し、また、ネオンや金属の家具、
鎖のような工業製品や、日用雑貨を用いながら、ポップな気楽さと
暴力的な要素が一体となったインスタレーションを発表してきました。
レヴェックの作品は、パンク・ロックやヒップ・ポップなどの
音楽文化からの影響も顕著であるといえます。近年は、音、光、
霧などを駆使した五感を刺激する抽象的なインスタレーションへと
移行し、鑑賞者が身体全体で体験するような空間を作品化しています。

例えば、光を遮断した真っ暗な部屋の中に聞き慣れた歌が流れている
作品では、来館者は目では何も見ることができず、部屋の中を
手探りで進むことになり、聴覚が研ぎ澄まされ、身体感覚が
徐々に開いていく自分と向き合うことになります。
レヴェックにとって光や音は、車のヘッドライトや街の照明、ネオン、
ポップな曲やノイズといったように日常生活から取り出された
身近な素材なのです。日常のつながりと彼自身の記憶を再構築
しながらも、レヴェックの独特の視点は非日常的な空間をつくり
だします。本展では、ネオン、ブラックライト、映像、音等を使って
ギャラリー全体がひとつの作品となるミニマルな空間を創り出します。

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展覧会概要
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展覧会名:クロード・レヴェック展
会期:2002年12月21日(土)〜2003年3月9日(日)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
開館時間:9:30〜18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日
ただし、年末年始12月28日(土)-2003年1月3日(金)、
2002年12月24日(火)、2003年1月14日(火)は休館。
2002年12月23日(月・祝)、2003年1月13日(月・祝)は開館。
入場料:一般800円、前売・団体(20名以上)600円、
中学生以下・65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
一年間有効パス:H.T.P./対象15歳以上20歳未満1,000円、
おとなのパス/対象20歳以上2,000円
チケット発売:水戸芸術館エントランスホールチケットカウンター
主催:財団法人水戸市芸術振興財団
http://www.arttowermito.or.jp/maf/indexj.html
後援:フランス大使館(予定)http://www.ambafrance-jp.org/
助成:フランス外務省・フランス芸術活動協会(AFAA)
協賛:資生堂株式会社 http://www.shiseido.co.jp/
協力:株式会社創夢 http://www.soum.co.jp/
企画:水戸芸術館現代美術センター
企画担当:逢坂恵理子(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)

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クロード・レヴェック 略歴
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1953年フランス、ネヴェール生まれ

主な展覧会
1982年 第12回パリ青年ビエンナーレ(パリ)
       "Atelier 84" パリ市立近代美術館(パリ)
1984年 個展(初個展)エリック・ファーブル・ギャラリー(パリ)
1988年 "Fictions installees"ハイデルベルグ美術館
       (ハイデルベルグ)
       個展 ギャラリー・ド・パリ(パリ)
1994年 "L'Hiver de l'amour" PS1(ニューヨーク)
1996年 個展 "My Way" パリ市立近代美術館(パリ)
1997年 個展 "Troubles" カッセル美術館(カッセル)
1998年 個展 "Plus de limiere" ヴィラ・アルソン(ニース)
       個展 "The World is the Game" マガザン現代美術センター
       (グルノーブル)
       "Threshold" パワープラント(トロント)
1999年 個展 "Oscillations" ステート・ブリッジ・ギャラリー
       (シカゴ)
       個展 "Stigmata" PS1(ニューヨーク)
2000年 "Light Pieces" カジノ(ルクセンブルグ)
       "Elysian Field" ポンピドウ・センター(パリ)
       "Prseumes innocents" cacp ボルドー現代美術館(ボルドー)
2001年 個展 "Let's Dance" ミロ・ファウンデーション
       (バルセロナ)
2002年 光州ビエンナーレ(光州/韓国)
http://www.gwangju-biennale.org/eng/
       個展 イヴォン・ランヴェール・ギャラリー(パリ)
       個展 ライス・ギャラリー(東京)

以上のほか、数多くの個展、グループ展に出品している。
また、今年の 6月にはローマのメジチ家の庭でもインスタレーション
を行っている。

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オープニング・レセプション
日時:2002年12月21日(土)15時30分〜17時00分
会場:水戸芸術館会議場
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アーティスト・トーク
オープニング当日、クロード・レヴェック氏によるアーティスト・
トークを行います。
日時:2002年12月21日(土)13時30分〜14時30分
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ
講師:クロード・レヴェック
料金:無料(ただし当日有効の展覧会入場券が必要です)
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平松み紀 ダンス・パフォーマンス
日時:2003年2月1日(土)、2日(日)14時00分〜(15〜20分程)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内
料金:無料(ただし当日有効の展覧会入場券が必要です)
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クロージング・ライブ
日程:2003年3月9日(日)*詳細は、後日お知らせいたします。

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クリテリオム53 澤登 恭子
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会期:2002年12月21日(土)〜2003年2月2日(日)
企画担当:浅井俊裕(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
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クリテリオム54 詳細後日
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会期:2003年2月8日(土)〜 3月9日(日)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー第9室
入場料:「クロード・レヴェック」展に含まれます。
*クリテリオム:ラテン語で「基準」を意味する「クリテリオム」
シリーズでは、国内で活躍する若手作家と現代美術センターの
担当学芸員が共同で新作中心の展覧会を制作しています。

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ウィークエンド・ギャラリートーク
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CACギャラリートーカーによるギャラリートークを実施します。
参加ご希望の方は、ギャラリー入り口までお集まり下さい。
日時:2003年1月11日(土)〜 3月9日(日)の毎、土・日曜日
各日14:30〜(約40分)
*都合により中止になる場合があります。予めご了承ください。

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---