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Date: Sat, 22 Mar 2003 18:02:00 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01573] Mar. 22/23, weekend
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <49256CF1.00315D8E.00@david.arttowermito.or.jp>
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▼水戸芸術館ATM速報2003年3月22日発--------------------

「多分、われわれは、人権に少しでも関心を持つ人々の間で自明と
思われていることを思い起こすことから始めるべきだろう。
一つの犯罪の人間的被害を推定するとき、その場で殺された者だけ
でなく、結果として死んだ者も数えるということを思い出すので
ある。」(ノーム・チョムスキー著・山崎淳訳「9.11」文藝春秋
http://www.bunshun.co.jp/ より引用)
参考「チョムスキー 9・11 Power and Terror」
(SIGLO ホームページ)
http://www.cine.co.jp/

この惑星最古の文明発祥の地、ティグリスとユーフラテス両大河の
恵みによる「肥沃な三日月」、かつて武力で「世界第一の都市」の
栄光を歴史に刻んだ「アラビアン・ナイト」の街へ、ミサイルや
爆弾が落ちる。「衝撃と畏怖」作戦と名付けられた大規模空爆は
かつて人間の尊厳と自由に生きる権利を求め祖国での迫害を逃れ、
勤勉かつ勇敢な開拓精神をもって、大自然や意思疎通不能の先住民
を力で屈服させながら国礎を築いた近代欧州系新興国家とその祖国
との連合軍によって。
歴史を重ねれば重ねるほど大量殺害の手段と規模とを拡大してゆく
人間という存在、同属をいとも簡単に抹殺すべき敵となし、
ともすれば神の名や「人道的」見地から残虐行為を正当化する、
危険きわまりない生き物...。

現在に限らずいつも絶えず世界のどこかでは戦争が続けられて、
多数の生命が失われ続けていますが、誰もが幸福に生きる権利を
もっていることや平和を訴えて行動できるチャンスは、減っては
いないと信じたいと思います。「日常」を誠実に懸命に生きること、
さまざまな芸術作品を通して、人という存在を心から愛することを
目ざしたいと思います。

この週末、明日・明後日はエントランスホールのパイプオルガンで
思索と祈念のひとときをどうぞ。
3月22日(土) 13:30/15:00
3月23日(日) 12:00/13:30

23日(日)からは「国連少年」展がいよいよ始まります。
・14時30分〜15時30分 椿昇オープニング・ギャラリー・トーク
  *参加ご希望の方はギャラリー入口にお集りください。
  当日の入場券をお持ちの方はご自由にご参加いただけます。
・16時〜17時30分 開催記念レセプション
  *館会議場へご移動ください。ご自由にご参加いただけます。
http://www.arttowermito.or.jp/art/unboyj.html

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---