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Date: Sun, 7 Sep 2003 17:59:40 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01652] Works by Kunio Kishida -- Series of Japanese Playwrights #1
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <49256D9A.00316907.00@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 01652
▼水戸芸術館ATM速報2003年9月7日発----------------------
シェイクスピアやチェーホフが時代をこえて観客を魅了しつづけて
いるのはなぜか。それは、彼らの書く言葉と、彼らの描く登場人物
たちをとおして、人間についての新しい発見があるからです。
言葉を書き、その言葉を聴かせる。そこに劇作家のめざす演劇が
あります。
新シリーズ「日本の劇作家たち」の主人公は、日本語の美しさと
日本人のドラマを描いた劇作家たちです。
いま、彼らと出会うことは、日本語と日本人を再発見すること。
それを再びドラマにすること。それが新シリーズのテーマです。
シリーズ第一回は岸田國士を特集します。
岸田國士は1920年1月にフランスへ渡り、イプセン、チェーホフ、
ストリンドベリーなどヨーロッパの近代劇を代表する劇作家の舞台を
見、演出家ジャック・コポーと出会います。そして岸田は、「言葉」
を美しく語る俳優に新しい演劇の可能性を見出し、そのためには
劇作家は、音楽を聴くように「言葉」を聴かせるような作品を書か
なければならないことを知ります。
「言葉の価値」と「日本語の美しさ」 -- 岸田の数多くの戯曲の
主題はそこにあります。彼は日本の近代的な台詞劇最初の劇作家で
あり、「岸田國士戯曲賞」は新しい台詞劇を書いた劇作家たちのため
に設立されました。彼ほど真摯に「日本語とは?」「日本人とは?」
を生涯問いつづけた劇作家はいません。
今回は、新進気鋭の劇作家として注目を集めた初期の一幕劇『命を
弄ぶ男ふたり』と『紙風船』、そして中期の代表作のひとつとされて
いる三幕劇『歳月』をお贈りします。
劇作家たちとの再びの邂逅。
彼らの言葉の魅力と、人間のドラマを再発見する旅が始まる----。
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平成15年度文化庁 芸術拠点形成事業 http://www.bunka.go.jp/
シリーズ 日本の劇作家たち 1 岸田國士
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『命を弄ぶ男ふたり』『紙風船』(2本立て)
2003年11月 7日(金)19:00/ 8日(土)19:00/ 9日(日)14:00
会場:水戸芸術館 ACM劇場
料金(全席自由、2本立て):一般2,000円/学生1,500円
*学生券は水戸芸術館のみの取り扱いとさせていただきます。
『命を弄ぶ男ふたり』(1925年)
演出:桐山知也/出演:遠島立夫、澤田考司
鉄道自殺をしようとやってきた男二人が、線路脇の土手で出会う。
切なく滑稽な恋情が風景のように描かれる。
『紙風船』(1925年)
演出:桐山知也/出演:名取哲、柴芳理
ある日曜の午後。若い夫婦の何気ない会話に、心のすれ違いが見え
隠れする。いつしか空想の世界に興じる二人に、紙風船が静けさを
運び込む。
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『歳月』(1935年)
2003年11月21日(金)19:00/22日(土)19:00/23日(日)14:00
2003年11月28日(金)19:00/29日(土)19:00/30日(日)14:00
会場:水戸芸術館 ACM劇場
料金(全席自由):一般3,000円/学生2,500円
*学生券は水戸芸術館のみの取り扱いとさせていただきます。
演出:松本小四郎
出演:寺田路恵(劇団文学座 http://www.bungakuza.com/ )、
塩谷亮(ACM)、佐藤信郎(ACM)、中野智美、小林祐介、
堀口理恵、矢部桂子、小林晃子
浜野家のひとり娘八洲子の妊娠と自殺騒ぎ。
時は流れ、やがて浜野家の人々の日常も静かに変容していく。
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チケット発売:2003年 9月20日(土)
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『命を弄ぶ男ふたり』『紙風船』(2本立て)及び『歳月』いずれも。
・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-225-3555(9:30〜18:00、月曜休)
・ATM速報受信のお客様のご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9988 http://www.pia.co.jp/
ATM速報受信のお客様に限り、下記館ウェブサイトからもお申し込み
いただけます。(9月20日 午前10時以降、無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi
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友の会先行予約受付開始:2003年 9月17日(水)
(お電話とメールのみ。ホームページからは承りません。)
・館チケット予約センター Tel. 029-225-3555(9:30〜18:00)
・ATM速報受信会員様の先行ご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
メールでのご予約は上記アドレス宛、発売/受付開始日13時以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、
お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。
*友の会会員様の先行のご予約は、お電話とメールのみとさせて
いただきます。上記館サイトからは承りません。ご了承ください。
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岸田國士戯曲賞を主催する白水社のサイト
http://www.hakusuisha.co.jp/
1997年『美貌の流星』、98年『花冠の大陸』、99年『堕天の媚薬』で
ACM専属劇作家の長谷川裕久が岸田國士戯曲賞最終選考の対象となり、
ATM速報受信の皆さまにはご一緒にドキドキしていただきました。
引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
第44回岸田國士戯曲賞
http://www.hakusuisha.co.jp/current/kishida44.html
長谷川裕久『堕天の媚薬』審査関連のATM速報
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/800/876.html
第43回岸田國士戯曲賞
http://www.hakusuisha.co.jp/current/kishida43.html
長谷川裕久『花冠の大陸』審査関連のATM速報
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/500/590.html
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/600/604.html
http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---