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Date: Sat, 13 Sep 2003 19:28:13 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01656] YES YOKO ONO Press Release September, 2003
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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▼水戸芸術館ATM速報2003年9月13日発--------------------

Press Release September, 2003
「YES オノ・ヨーコ」展 (YES YOKO ONO)

1966年、ロンドンのインディカ画廊で、オノ・ヨーコが発表した作品
"Ceiling Painting" は、部屋の中央に置いてある梯子を観客が昇って
天井を虫眼鏡で覗くと小さな文字で「YES」と書いてあるものでした。
これを見たジョン・レノンが、「その言葉がNOであったら失望したが、
YESとあったので救われた」と述べたことは有名なエピソードとして
知られています。本展のタイトル「YES」に込められているのは、
肯定的にものごとをとらえてゆくオノ・ヨーコの作品や活動を
象徴するものです。

オノ・ヨーコは美術、音楽、映像、パフォーマンスなどさまざまな
ジャンルを横断するアーティストとして、国際的に活躍し、
ジョン・レノンをはじめ、多くの人々に影響を与え続けてきました。
「YES オノ・ヨーコ」展は、2000年のジャパン・ソサエティー・
ギャラリーを皮切りにアメリカ国内を巡回し大きな反響を呼びました。
本展は日本で初めて開催される本格的な回顧展であり、
彼女の1960年代から現在までの作品約13点(含むオブジェ60点、
写真・ドキュメント50点、映像5点、インスタレーション15点)を
紹介します。彼女は観客が参加することによって成立する作品も
多く制作しており、本展でも観客が能動的に関わることを前提とした
作品が出品されています。また日本展では、死と生を暗示させる
百個の棺によるインスタレーション作品も展示されます。
オノ・ヨーコの集大成ともいえる本展は、共生や想像力、そして
コミュニケーションの大切さを訴え、先の見えない現代にこそ
必要とされるメッセージを多く含んでいます。

*「YES オノ・ヨーコ」展は、ニューヨークのジャパン・
  ソサエティー によって企画されました。
  展覧会のキュレーターはアレクサンドラ・モンロ ー、
  コンサルティング・キュレーターはジョン・ヘンドリックスです。

【オノ・ヨーコ略歴】
1933年 東京に生まれる
1953年 ニューヨークに移住、サラ・ローレンス大学で作曲と詩を学ぶ
1960年 ジョージ・マチュ−ナスと知り合いフルクサスの活動に参加
1962年 草月アートセンター(東京)にて「小野洋子作品発表会」
1964年「グレープフルーツ」を出版
1966年 ロンドンに移り活動、ジョン・レノンと出会う
1969年 ジョン・レノンと結婚、プラスティック・オノ・バンドを結成
       反戦イベント「BED-IN FOR PEACE」を行なう
1971年 エバーソン美術館(NY)で個展「THIS IS NOT HERE」
1980年 ジョン・レノンとの共作「ダブル・ファンタジー」発表
1989年 ホイットニー美術館(NY)にて個展
1990年 草月美術館(東京)にて個展「踏み絵」
1993年 ヴェネチア・ビエンナーレに出品
1997年 オックスフォード近代美術館にて個展
      「HAVE YOU SEEN THE HORIZON LATELY?」
2000年 ジャパン・ソサエティー(NY)にて個展「YES YOKO ONO」
2001年 横浜トリエンナーレに出品

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展覧会概要
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展覧会名:「YES オノ・ヨーコ」展
会期:2003年10月25日(土) - 2004年1月12日(月・祝)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
開館時間:9時30分〜18時00分(入場は17時30分まで)
休館日:月曜日。ただし、2003年11月3日・24日、2004年1月12日
      (月・祝)開館、2003年11月4日・25日(火)休館。
        並びに年末年始(2003年12月28日-2004年1月3日)休館。
主催:財団法人水戸市芸術振興財団
      ジャパン・ソサエティー(ニューヨーク)
      http://www.jpnsoc.org/
      朝日新聞社 http://www.asahi.com/
後援:NHK水戸放送局 http://www.nhk.or.jp/mito/
協賛:アサヒビール株式会社 http://www.asahibeer.co.jp/
      凸版印刷株式会社 http://www.toppan.co.jp/
協力:日本航空 http://www.jal.co.jp/
      水戸商工会議所 http://www.inetcci.or.jp/~mito/
      株式会社創夢 http://www.soum.co.jp/
入場料:一般800円、前売・団体(20名以上)600円
中学生以下・65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
一年間有効パス:H.T.P.→対象15歳以上20歳未満1,000円、
                おとなのパス→対象20歳以上2,500円
チケット発売:水戸芸術館チケットカウンター、
              JR東日本みどりの窓口、びゅうプラザ
*「おとなのパス」は水戸芸術館チケットカウンターのみの発売
  となります。
展覧会担当:逢坂恵理子(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)
窪田研二(水戸芸術館現代美術センター学芸員)

記者発表
日時:2003年10月25日(土)13時〜
会場:水戸芸術館エントランス脇応接室
出席者:
アレクサンドラ・モンロー
(ジャパン・ソサエティーギャラリー、ディレクター)
ジョン・ヘンドリックス(コンサルティング・キュレーター)
逢坂恵理子 Eriko Osaka
(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)
窪田研二 Kenji Kubota(水戸芸術館現代美術センター学芸員)

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関連トーク
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ご参加にはいずれも「YES オノ・ヨーコ」展入場料が必要です。
▼オープニング・トーク
日時:2003年10月25日(土)14時〜15時(開場13時30分)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ
講師:アレクサンドラ・モンロー
    (ジャパン・ソサエティーギャラリー、ディレクター)
▼キュレーター・トーク
展覧会担当学芸員によるギャラリートークを行います。
参加ご希望の方は、ギャラリー入口までお集まりください。
・逢坂恵理子 Eriko Osaka(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)
2003年11月1日(土)14時30分〜(約45分)
・窪田研二 Kenji Kubota(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
2003年12月6日(土)13時〜(約45分)

▼ウィークエンド・ギャラリートーク
CACギャラリートーカーと対話しながら作品を鑑賞します。
参加ご希望の方は、ギャラリー入口までお集まりください。
日時:2003年11月8日(土)〜  2004年1月12日(月・祝)
      毎土・日曜日
各日14時30分〜(約40分)
*都合により中止になる場合がありますのであらかじめ
  ご了承ください。

▼託児付ギャラリー・トーク
小さなお子さんのいる方のための託児付のギャラリートークを
実施します。電話でお申し込み下さい。
日時:2003年11月30日(日)
定員:先着15名
託児料金:500円
申込締切:2003年11月15日(土)
水戸芸術館現代美術センターTEL:029-227-8120(担当:森山・樋口)

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同時開催
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CRITERIUM 57 ナカイメグミ Nakai Megumi
会期:2003年10月25日(土)〜2004年1月12日(月・祝)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー第9室
入場料:「YES オノ・ヨーコ」展入場料に含まれます。
企画担当:高橋瑞木 Mizuki Takahashi
        (水戸芸術館現代美術センター学芸員)
*クリテリオム:ラテン語で「基準」を意味し、
  若手作家の新作を中心に紹介する企画展。

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10-12月の連続講座
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カフェ・イン・水戸 2004 プレ企画「水戸再発見にむけて」
建築・デザイン・美術・都市開発の各分野で活躍する講師陣が、
空きビルや空き店舗を改装し新たな価値を創造することによって
需要を創出するアイディアを紹介する全4回の講座を開催します。
2003年10月9日(木)
「壊さずに、つくること」
  青木淳(建築家)
2003年10月30日(木)
「海外都市再生事情」
  原田幸子(インディペンデント・キュレーター/ライター)
2003年11月20日(木)
「街の潜在的価値の発見」
  黒崎輝男(株式会社イデー代表)
2003年12月11日(木)
「老朽化したビルの再利用とその方法」
  梶原文生(株式会社都市デザインシステム代表取締役)
会場:水戸芸術館会議場
時間:18時30分〜20時30分(開場18時)
定員100名(申込不要・先着順)
入場無料

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次回企画展のお知らせ
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「Living Together is Easy」展
会期:2004年1月24日(土)〜3月28日(日)
日本とオーストラリアのアーティスト12人の作品を通して、
共に生きることの大切さや難しさを問いかける展覧会。
絵画・映像・立体作品・インスタレーションで構成されます。

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---