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Date: Mon, 29 Sep 2003 01:23:06 +0900
From: Tamami Kojima <tamamik@arttowermito.or.jp>
Subject: [atm-info,01664] Mito dell'arco the 6th Concert with a new member and new services
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <20030928162804.A84866C1C@mail.asahi-net.or.jp>
X-Mail-Count: 01664
▼水戸芸術館ATM速報2003年9月28日発--------------------
ふたたび、弦楽四重奏の海原へ
4人ではじまった弦楽四重奏団が、3人の季節を経て、4人にもどる。
ただし、その中のひとりは、新しい。ソフィー・ジェント。
オーストラリアに生まれ、古楽に出会い、オランダで経験を深めた
彼女が、いま日本の仲間たちと弦楽四重奏の広大な海へと旅立つ。
若々しく確信に満ちたヴァイオリンで人々を魅了する彼女が加わり、
ミト・デラルコのアンサンブルはどのような深化をとげるのか。
船出を祝すにふさわしいハイドン、モーツァルトの傑作3曲を携え、
新しいミト・デラルコの航海がはじまる。
担当:矢澤 孝樹(水戸芸術館 音楽部門 主任学芸員)
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水戸芸術館専属・オリジナル楽器カルテット
ミト・デラルコ第6回演奏会
-- 新ヴァイオリニスト、ソフィー・ジェントを迎えて --
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2002年12月13日(土)18:00開場 18:30開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調 作品71の2 Hob.III-70
<アッポニー四重奏曲 第2番>
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第20番 ニ長調 K.499
<ホフマイスター>
ハイドン:弦楽四重奏曲 ト長調 作品76の1 Hob.III-75
<エルデーディ四重奏曲 第1番>
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ミト・デラルコ Mito dell'arco:
・寺神戸 亮(クラシカル・ヴァイオリン)
Ryo Terakado : Classical Violin
・ソフィー・ジェント(クラシカル・ヴァイオリン)
Sophie Gent:Classical Violin
・森田芳子(クラシカル・ヴィオラ)
Yoshiko Morita : Classical Viola
・鈴木秀美(クラシカル・チェロ)
Hidemi Suzuki : Classical Violoncello
料金(全席指定):A席3,000円 B席2,000円
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チケット発売:2003年10月 4日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・ATM速報受信のお客様のご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9990
・CNプレイガイド Tel. 03-5802-9990
ATM速報受信のお客様に限り、下記館ウェブサイトからもお申し込み
いただけます。(10月4日10:00〜公演前日まで無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi
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友の会先行予約受付開始:2003年10月 1日(水)
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お電話・メール・下記館サイトURLよりの、3通りで承ります。
*ただし友の会に入会手続きをされた日が上記受付日以前1週間以内
の場合、登録作業の都合で下記サイトからは承れない場合がござい
ます。ご了承ください。
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00)
・メール(13:00〜公演前日まで無休)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
・館サイト(10:00〜公演前日まで無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi
メールでのご予約は上記アドレス宛、発売/受付開始日13時以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、
お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。
*ATM速報受信のお客様のための新サービスを10月より始めます。
このメールの最後にご案内がございます。
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1792年 -- ハイドン:アッポニー四重奏曲 第2番
「オーケストラのような四重奏曲」と呼ばれる<アッポニー四重奏曲
集>作品71と74の6曲。
それまで、限られた人びとだけが親密な空間で楽しむジャンルだった
弦楽四重奏曲を、ハイドンははじめてロンドンの劇場のために、
多くの聴衆のために書いた。親しみやすさとスケール感、
そして名ヴァイオリン奏者ザロモンによる演奏を念頭においた
第1ヴァイオリンの活躍。
まちがいなく、新しい弦楽四重奏曲の地平がここにある。
1786年 -- モーツァルト:ホフマイスター四重奏曲
記念碑的な6曲の<ハイドン四重奏曲集>を書いた後、
大きなハードルを乗り越えた満足感からか、
モーツァルトはこのジャンルからしばし離れた。
晩年にプロシア王に委嘱され3曲の弦楽四重奏曲を書くまでの間、
完成された四重奏曲はこの<ホフマイスター>1曲しかない。
なぜモーツァルトはこの1曲だけをぽつりと書いて出版したのか。
<フィガロの結婚>の時期に書かれたこの曲は、
艶麗な旋律とたおやかな和声の織地に包まれ、
静かに謎の微笑をたたえている。
1797年 -- ハイドン:エルデーディ四重奏曲 第1番
ロンドンでの楽旅を成功のうちに終え、ヨーロッパを代表する巨匠
としての令名を高めたハイドン。その栄誉に甘んずることなく、
この偉大な芸術家はさらなる高みを目指す。
やがて6曲の<エルデーディ四重奏曲集>が結実し、
ハイドンの弦楽四重奏は頂へとのぼりつめた。
すべての細部が驚きと喜びに輝き、どんなことばにも置き換えられ
ない、自足し完成した音楽が聴き手を深い感動へとみちびく。
曲集の冒頭を飾る第1番は、さりげない出だしから秘術の限りを
つくした展開がくり広げられ、聴き手を魅惑する。
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ミト・デラルコ Mito dell'arco
ミト・デラルコは日本で唯一のオリジナル楽器(作曲家が作品を書く
にあたって使用を想定した楽器)を用いた弦楽四重奏団。
水戸芸術館の4番目の専属楽団として、1999年に結成された。
グループ名はイタリア語で「弓(Arco)の伝説(Mito)」を意味する。
1999年9月の第1回演奏会(ハイドン、モーツァルトを演奏)は高い
評価を受け、その後も第2回演奏会におけるロンベルクの四重奏曲の
復活蘇演、第3回演奏会のモーツァルト・プログラム、第4回演奏会の
ボッケリーニ・プログラム(福田進一と共演)などで話題を呼んで
いる。古典派からロマン派にかけての弦楽四重奏曲の名作群に新たな
光を当てようという "Mito dell'arco" への期待は大きい。
なお、今回の第6回演奏会は新メンバー、ソフィー・ジェントを
第2ヴァイオリニストに迎えた初の演奏会となる。
第1ヴァイオリン:寺神戸 亮 Ryo Terakado
「ラ・プティット・バンド」、「バッハ・コレギウム・ジャパン」
など世界の名だたるオリジナル楽器オーケストラのコンサート
マスターを歴任する、オリジナル楽器演奏の第一人者。
ソリストとしても高い評価を受け、1995年、96年にレコード・
アカデミー賞を連続受賞している。2000年(平成12年)に発表した
バッハ:無伴奏ソナタ&パルティータの録音は、同年度芸術祭
優秀賞受賞。現在、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ
全曲録音を継続中。
第2ヴァイオリン:ソフィー・ジェント Sophie Gent
オーストラリア、パース生まれ。1998年に西オーストラリア大学を
最優秀の成績で卒業、99年よりオランダのハーグ王立音楽院古楽器科
で寺神戸 亮にバロック・ヴァイオリンを師事。最高位で学位を取得
して後、大学院に進み現在に至る。
「イル・ガルデリーノ」、「カプリッチョ・ストラヴァガンテ」、
「リチェルカール・コンソート」、「モーツァルト・アカデミー」
などヨーロッパの数多くの古楽アンサンブルに参加、欧米、アジア
など幅広く活動している。また、初期イタリア器楽曲をレパートリー
とする4人組「オペラ・クァルタ」の創設メンバーであり、
同グループはヴァッセナール・コンクール、プレミオ・ポンポルティ
の2つの国際コンクールで優勝している。一方古典派をレパートリー
とした「グラナディラ・トリオ」のメンバーでもあり、2003年9月に
初来日公演を行った。
ヴィオラ:森田芳子 Yoshiko Morita
「バッハ・コレギウム・ジャパン」、「東京バッハ・モーツァルト・
オーケストラ」、「コンヴェルスム・ムジクム」、「オーケストラ・
リベラ・クラシカ」などのメンバーとして活動を展開。北とぴあ、
栃木、福岡、札幌など各地の音楽祭に出演。また現代楽器の分野でも
海外公演、レコーディングなどで活躍中。
チェロ:鈴木秀美 Hidemi Suzuki
ソロ、室内楽などの活動を通じて世界的な評価を受け続けている名手。
「18世紀オーケストラ」に1985年から93年まで在籍。91年から2001年
まで「ラ・プティット・バンド」の首席チェロ奏者を務める。
現在「バッハ・コレギウム・ジャパン」の首席チェロ奏者を務める。
また指揮活動を開始、「オーケストラ・リベラ・クラシカ」を結成。
これまでに文化庁芸術祭作品賞、レコード・アカデミー賞などを受賞。
著書に『 "古楽器" よ、さらば!』(音楽之友社)がある。
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