これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Sun, 19 Oct 2003 17:32:13 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01677] Oct. 25 (Sat.) Bal au Palais de Versailles
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <49256DC4.002EE586.00@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 01677

▼水戸芸術館ATM速報2003年10月19日発------------------

今を溯ること300年以上前のフランス、太陽王ルイ14世の治下では、
豪奢を極めたヴェルサイユ宮殿を中心に、諸芸術の花が華麗に
咲き誇っていました。
中でも、王みずから嗜み愛した芸術が、音楽と舞踊でした。
本「ヴェルサイユの舞踏会」公演は、往時ヴェルサイユで奏された
音楽、踊られた舞踊(クラシック・バレエの原点となるもの)を
現代に復元しようという試みです。

中心となるのは、世界的な古典舞踊の踊り手アナ・イエペス(偉大な
ギタリスト、ナルシソ・イエペスの娘)。当時の舞踊法を記述した
「舞踏譜」をもとに宮廷の舞踊を復元し、また自らも宮廷作法に
基づくオリジナルな舞踊を振り付けました。音楽はリュリやマレを
はじめとする17世紀フランスの音楽家たちの雅にしてドラマティック
な劇場音楽の数々。特に、リュリが大劇作家モリエールと組んで
つくった傑作喜劇バレエ『町人貴族』が踊りと歌、器楽合奏によって
再現されるのが注目されます。

英国の古楽奏者リチャード・ブースビー率いる往時の響きを再現した
オリジナル楽器アンサンブルに支えられ、衣装もそのままに、
踊り手たちがいにしえの宮廷舞踊の幻をコンサートホールに
立ち昇らせる本公演。
「メヌエット」や「サラバンド」「コントルダンス」といった
よく知られた舞踊が実際にどのように踊られたかを目の当たりにする
ことができる点も要注目です。
クラシック・バレエやダンスに興味のある方はもちろん、
幅広い層の方におすすめしたい演奏会です。

担当:矢澤孝樹(水戸芸術館音楽部門学芸員)

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バロック・ダンス・プロジェクト「ヴェルサイユの舞踏会」
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/1600/1619.html
10月25日(土)18:30開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
料金(全席指定):
S席7,000円・A席5,000円・B席4,000円・B席3,500円
チケットのお問い合わせ先:
水戸芸術館チケット予約センター(TEL 029-231-8000)
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