これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Wed, 12 Nov 2003 19:34:59 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01688] Granny Smith -- YES YOKO ONO Exhibition topic
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <49256DDC.003A2297.00@david.arttowermito.or.jp>
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▼水戸芸術館ATM速報2003年11月12日発------------------

グラニースミス(Granny Smith)は「スミスおばあちゃん」の意。
欧米ではグラニースミスといえば、青リンゴをすぐ思い浮かべて
くれますが、日本では青リンゴはあまり市場にでず、
現在は主としてお菓子作りのために栽培されている貴重品です。

セザンヌのようにリンゴを描いたり、リンゴの彫刻を台に乗せれば
アートとして誰もが認めます。でも生のリンゴを台に乗せると
アートになるのだろうか?しかもリンゴはアダムとイヴを楽園から
追放した禁断の実で、人間を誘惑する象徴でもあります。
また、生のリンゴをそのまま展示することは、朽ちてゆくプロセスと
時間の経過をも作品の中にとりこんでいることになります。

オノ・ヨーコは生のリンゴを使うことで「アートとは何か」
「アートとかかわることはどのようなことなのか」を問いかけます。
アクリルの台に青々としたリンゴがのっている様はとても美しい。
来館者の方はショボショボしたリンゴにしか遭遇できないときも
ありますので、ご了解の上お出かけ下さい。

逢坂 恵理子(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)

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グラニースミスの特長
(今回展示のリンゴを栽培する水野農園より)

日本では、あまり知られていませんが、
欧米では、生食、調理の両方に向くリンゴとして、
非常に人気があります。

グラニースミスは、一口食べると強い酸味を感じますが、
あと引く酸味ではなく、口の中で酸味が、
スッと消えていく清涼感があります。

好きな人と、嫌いな人が分かれる、
玄人好みのリンゴです。

水野農園ホームページ
http://www5.ocn.ne.jp/~kudamono/

「YES オノ・ヨーコ」展
http://www.arttowermito.or.jp/art/yokoonoj.html

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---