これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

* こちらに掲載中のものは、送信後に修正等の必要が生じた場合は修正等を加えて掲載しています。あらかじめご了承ください。
* 丸ごと全文の転載はご遠慮ください。引用される場合は水戸芸術館公式サイト http://arttowermito.or.jp/ へのリンクをお願いいたします。

お問い合わせは下記よりお願いいたします。
>> お問い合わせフォーム


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Sun, 04 Jan 2004 23:36:14 +0900
From: Tamami Kojima <tamamik@arttowermito.or.jp>
Subject: [atm-info,01716] La Serva Padrona
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <20040104144033.F178D6C1C@mail.asahi-net.or.jp>
X-Mail-Count: 01716

▼水戸芸術館ATM速報2004年1月4日発----------------------

口ではいやだとおっしゃるけれど、
その眼は好きだと言ってることよ。

--------
その老人は、金こそたんまり持っていたが、
愛がどうにも足りなかった。
女中と口のきけない下男にあたりちらし、
孤独を深めるばかりの毎日だった。

その娘は、金にも地位にも無縁の女中だったが、
機知と明るさと、美しさとをそなえていた。
がみがみ言うばかりのご主人様にめげることなく、
彼女はある計略を思いつく -- わたしを、奥様になさったらいかが?

かたや富豪のご老人、こなた女中で若い娘。
結ばれるはずのないふたりの運命が、はじける音楽と共に回りだす。
若杉 弘が今宵みなさまにお届けするのは、ナポリの天才音楽家
ペルゴレージがたった23歳のときに書いた痛快ロマンティック・
コメディ、La Serva Padrona -- 喜歌劇 <奥様女中>!

演ずるは、今を盛りの大輪の花と咲き誇るソプラノ高橋薫子と、
押しも押されぬ風格十分のバリトン小鉄和広。
さらには黙役として自ら舞台に立つステファーノ・ヴィーゴの演出、
そして充実の器楽奏者たち。
ヴェローナで、フェッラーラで、新国立劇場で喝采をあびた
東京オペラグループの名舞台が、いよいよ水戸にやってくる。
若杉弘のプレトークにいざなわれ、ようこそ18世紀ナポリの街へ!

担当:矢澤孝樹(水戸芸術館音楽部門・主任学芸員)

------------------------------------
東京オペラグループ公演
喜歌劇 <奥様女中> La Serva Padrona
------------------------------------
企画・構成・おはなし:若杉 弘
日時:2004年3月27日(土)16:30開場・17:00開演
*17:00より若杉 弘によるプレトークあり
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
チケット発売:2004年1月10日(土)
制作:財団法人  水戸市芸術振興財団、(有)東京オペラ
主催:財団法人  水戸市芸術振興財団
作曲  G. B. ペルゴレージ
台本  G.フェデリーコ
*イタリア語(原語)上演・日本語字幕付き
出演
セルピーナ :高橋薫子(ソプラノ)
ウベルト:小鉄和広(バス)
ヴェスポーネ :ステファノ・ヴィーゴ(黙役)
指揮、チェンバロ:宮松重紀
弦楽五重奏:T.O.G.アンサンブル
演出 ステファノ・ヴィーゴ
衣装 倉岡智一
照明 矢口雅敏
ヘア・メイク 星野安子
字幕 小鉄和広

料金:A席 5,000円/B席 4,000円
---------------------------------
チケット発売:2004年 1月10日(土)
---------------------------------
・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
  (1月12日月曜日は祝日のため開館、13日火曜日を休館させて
    いただきます。)
・ATM速報受信のお客様のご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9990
・CNプレイガイド Tel. 03-5802-9990

メールでのご予約は上記アドレス宛、発売日13:00以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、
お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。

ATM速報受信のお客様に限り、下記館ウェブサイトからもお申し込み
いただけます。(発売日10:00以降、公演前日または完売まで無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi

チケットお届けまで最速の新サービスもご用意いたしております。
資料のご請求は下記(SSL暗号化通信)よりどうぞ。
https://www.arttowermito.or.jp/sf/sendform.html
1. 件名欄には「新サービス資料請求」とご入力ください。
2. 資料は郵送でお送りいたします。ご氏名・郵便番号とご住所は
   必ずご入力ください。

---------------------------
若杉 弘(わかすぎ・ひろし)
企画・構成・おはなし(水戸芸術館音楽部門企画運営委員)
東京芸術大学卒業。ダルムシュタット歌劇場、ドルトムント歌劇場を
経て、ライン・ドイツ・オペラ音楽総監督(GMD)に就任。
ドレスデン(ザクセン)国立歌劇場常任指揮者、およびシュターツ
カペレ常任指揮者、バイエルン国立歌劇場(ミュンヘン)指揮者など、
海外のオペラ劇場に加え、ケルン放送交響楽団首席指揮者、
チューリヒ・トーンハレ協会芸術総監督・同管弦楽団首席指揮者を
務める。
現在NHK交響楽団正指揮者。東京芸術大学名誉教授。日本芸術院会員。
滋賀県立芸術劇場「びわ湖ホール」芸術監督。
水戸芸術館では音楽部門企画運営委員を務めるほか、水戸室内管弦
楽団第3回定期演奏会(1990年)、第26回定期演奏会(96年)、
第30回定期演奏会(97年)、第52回定期演奏会(2002年)を指揮。

高橋薫子(ソプラノ) Nobuko Takahashi
国立音楽大学卒業、同大学院修了。文化庁オペラ研修所第7期修了。
1990年イタリア声楽コンコルソでシエナ大賞受賞。同年モーツァルト
没後200年記念モーツァルト声楽コンクールで本選に入賞、アンナ・
ゴットリープ賞を受賞し、レオポルド・ハーガー指揮ウィーン・
フィルと共演した。91年から93年まで五島記念文化財団の奨学生
としてミラノに留学。
1990年藤原歌劇団公演のモーツァルト <ドン・ジョヴァンニ> の
ツェルリーナで本格的デビューを飾り、注目を浴びる。その後、
同歌劇団公演ドニゼッティ <愛の妙薬> でアディーナを好演し
以後得意役とするほか、新国立歌劇場公演のモーツァルト <魔笛>
(パパゲーナ役)、同 <ドン・ジョヴァンニ> (ツェルリーナ役)、
ロッシーニ <セヴィーリャの理髪師> (ロジーナ役、藤原歌劇団
との共催公演)、国立音楽大学創立70周年記念公演のチェスティ
<オロンテーア> (アモーレとティブリーノ役)、東京フィル
オペラ・コンチェルタンテ公演のヴェルディ <仮面舞踏会>
(オスカル役)、チョン・ミュンフン指揮ウェーバー <魔弾の射手>
(エンヒェン役)、東京室内歌劇場公演のプーランク <声>、
藤原歌劇団公演のグノー <ロミオとジュリエット> 等出演を重ね、
澄み渡る美声と可憐な舞台姿で観客を魅了している。
またインバル指揮東京都響とのマーラー:交響曲第 8番、
小澤征爾指揮新日本フィルとのフォーレ <レクイエム> など
オーケストラとの共演も数多い。藤原歌劇団団員。
第2回五島記念文化賞オペラ新人賞、第23回ジロー・オペラ賞新人賞、
平成8年度村松賞、モービル音楽賞洋楽部門奨励賞、平成13年度
よんでん文化振興財団芸術文化奨励賞、第4回ホテルオークラ音楽賞
受賞。水戸芸術館には「ニュー・イヤー・コンサート2004」に続く
出演となる。

小鉄和広(バス) Kazuhiro  Kotetsu
東京藝術大学卒業、同大学院修了。第24回イタリア声楽コンコルソ、
シエナ部門優勝。第10回ヴィオッティ・ヴァルセジア国際音楽コンク
ール入賞。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリアに学ぶ。
びわ湖ホール公演 <アッティラ> (表題役)、<ドン・カルロ>
(フィリッポII世役)、<エルナーニ> (シルヴァ役)、<群盗>
(マッシミリアーノ役)、愛知県立芸術劇場公演 <ルイーザ・
ミラー>(ヴァルター役)、二期会公演 <トロヴァトーレ>
(フェランド役)等、とりわけヴェルディの主要な役で評価が高い。
また、東京室内歌劇場のサリエリ <ファルスタッフ> (表題役)、
新国立劇場の一柳慧 <光> (石田役)、二期会のブリテン <真夏
の夜の夢>(ボトム役)、ベートーヴェン <フィデリオ>(ロッコ
役)等、幅広い役柄で出演を重ねている。演奏会においては、日本の
主要オーケストラと共演し、オネゲル、ファリャ、マーラー、
モーツァルト等幅広いレパートリーを歌った。また2000年イタリアの
リエーティにて音楽祭初日のロッシーニ <スターバト・マーテル>
に出演し、成功を収めている。03年3月には新潟・りゅーとぴあ
オペラ劇場 <コシ・ファン・トゥッテ> の芸術監督及び演出を務め、
またドン・アルフォンソ役を演じた。
水戸芸術館では1996年、水戸室内管弦楽団第26回定期演奏会(指揮:
若杉弘/曲目:リヒャルト・シュトラウス <町人貴族> <ナクソス
島のアリアドネ>)に出演した。
東京オペラグループ代表。二期会会員。東京室内歌劇場会員。

ステファーノ・ヴィーゴ(演出家・俳優) Stefano Vigo
ヴェネツィア大学において文学を学ぶ。クラウコ・マウリ演出の
グノー <ファウスト>、ジャン・ピエール・ポネル演出の
モーツァルト <魔笛> 等にパントマイムで出演。
1992年と94年にはヴェローナのフィラモニコ劇場で、トニーノ・
コンテ、エジスト・マルクッチの演出作品に出演。ヴェローナの
アレーナには88年のポンキエッリ <ラ・ジョコンダ> と93年の
レオンカヴァッロ <道化師> に軽業師として出演した。
俳優としてはTAG劇場にしばしば出演し、シェイクスピア <ヴェニス
の商人>、ピランデッロ、ゴッツィ、ゴルドーニの作品でイタリア等
を巡演した。94年以来、コッラード・アバーティのオペレッタ団に
俳優・歌手で出演を重ねたのち、パルマのトスカニーニ財団による
レハール <メリー・ウィドウ> (指揮マッシモ・デ・ベルナール)
に出演した。
教育の分野でも、仮面を用いる演技の講座をマントヴァ、カステル
フランコ、東京(東京オペラグループ)等でおこなうなど、活動を
広げている。
ペルゴレージ <奥様女中> のヴェスポーネを数々の公演で演じ、
また自身で演出もおこなった。同作においては、小鉄和広のウベルト
および高橋薫子のセルピーナと02年にヴェローナ及びポッジョ・
レナーティコで共演し、大きな拍手を受けた。同年、山形における
<奥様女中> 公演にも小鉄和広と共に客演している。

東京オペラグループ(TOG)
東京オペラグループ(TOG)は1996年、代表・小鉄和広(バス歌手・
演出家・二期会会員)により結成された。それぞれが個々の歌手・
衣装家として新国立劇場、二期会等で第一線の活動を続けながらも、
一方でTOGとして「小規模・高水準」のオペラ制作をすすめている。
主催公演の他、地方自治体のオペラ公演の制作協力、イタリアとの
交流等にも積極的に取り組み、また若いオペラ歌手の育成のための
「勉強会」もおこなっている。

----
新年おめでとうございます。
本年もサービスをさらに増やしてまいります。
引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---