これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Mon, 5 Jan 2004 15:48:29 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01717] Christine Schafer Soprano / Nathalie Stutzmann Contralto
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <49256E12.002566AA.00@david.arttowermito.or.jp>
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▼水戸芸術館ATM速報2004年1月5日発----------------------

2004年春、ドイツ・リート演奏の頂点に位置する二人の歌姫が、
水戸芸術館に登場する。

クリスティーネ・シェーファー
  モーツァルトのコケティッシュな役から、妖艶な <ルル> まで
  演じきる、新世代のソプラノ歌手。
  そのシェーファーが水戸芸術館に初登場する。
  天使の歌声の如く、清らかに響くクリスタル・ヴォイスが、
  「愛と死」をモチーフに組み立てられた重厚なプログラムに
  どう切り込んでいくのか。

ナタリー・シュトゥッツマン
  2度にわたる水戸室内管弦楽団との共演で、
  その豊麗な歌声を響かせたコントラルト歌手
  シュトゥッツマンによる待望のリサイタルが実現する。
  プログラムは、シューベルトの連作歌曲集 <冬の旅>。
  幾多の男性歌手たちによって歌い尽くされた名作が、
  深々としたコントラルトによる嘆きの響きを纏って
  どう生まれ変わるのか。

二人のプログラムは、内容こそ違えど、
「最後の憩いの地」を求める旅、という点で共通している。
私たちは、そのどちらをも追体験してみたい。
なぜなら、現代に生きる私たちが真に希求してやまないものも、
「最後の憩いの地」であるかもしれないからだ。

それは、天上からの神の啓示か、それとも冥界に響く嘆きの声か。
二人の歌姫とともに旅する、ドイツ・リートの深遠なる世界。

担当:関根哲也(水戸芸術館音楽部門学芸員)

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クリスティーネ・シェーファー ソプラノ・リサイタル
Christine Schafer Soprano Recital
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ピアノ:エリック・シュナイダー
Piano: Eric Schneider
2004年3月21日(日)13:30開場・14:00開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
料金(全席指定):A席5,000円 B席4,000円
パーセル:薔薇より甘く/つかの間の音楽
ヴァーグナー(E・シュナイダー編曲):
  楽劇 <トリスタンとイゾルデ> 前奏曲
ヴァーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
ヴォルフ:悲しみの聖母の祈りの像に進むグレートヒェン/
  聖ネポムク祭前夜/ガニュメデス/自然の現象/
  大胆に、そして快活に I/大胆に、そして快活に II/
  新しいアマディース/祈り/真夜中に/
  エオリアン・ハープに寄する歌/旅に疲れ果てたものがたどりつく

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ナタリー・シュトゥッツマン コントラルト・リサイタル
Nathalie Stutzmann Contralto Recital
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ピアノ:インゲル・ゼーデルグレン
Piano: Inger Sodergren
2004年5月22日(土)18:00開場・18:30開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
料金(全席指定):A席5,000円 B席4,000円
シューベルト:歌曲集 <冬の旅> D.911(全曲)

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2公演のセット券:A席8,000円(限定200セット)
*セット券は、水戸芸術館のみの取扱い

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チケット発売:2004年 1月10日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
  (1月12日月曜日は祝日のため開館、13日火曜日を休館させて
    いただきます。)
・ATM速報受信のお客様のご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9990
・CNプレイガイド Tel. 03-5802-9990

メールでのご予約は上記アドレス宛、発売日13:00以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、
お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。

ATM速報受信のお客様に限り、下記館ウェブサイトからもお申し込み
いただけます。(発売日10:00以降、公演前日または完売まで無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi

公演当日までご来館不要、チケットお届けまで最速の新サービスも
ご用意。資料のご請求は下記(SSL暗号化通信)よりどうぞ。
https://www.arttowermito.or.jp/sf/sendform.html
1. 件名欄には「新サービス資料請求」とご入力ください。
2. 資料は郵送でお送りいたします。ご氏名・郵便番号とご住所は
   必ずご入力ください。

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クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
Christine Schafer, soprano
ドイツ・フランクフルト生まれ。ベルリン音楽院に学び、
イングリート・フィグーア、故アーリン・オジェー、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウなどに師事。
1995年ザルツブルク音楽祭でのベルク <ルル>(タイトルロール)、
97年同音楽祭でのモーツァルト <後宮からの逃走>(コンスタン
ツェ役)で高い名声を得る。最近では、ベルリン国立歌劇場で
ヴェルディ <椿姫>(ヴィオレッタ役)に初挑戦し、
大きな話題となった。
シェーファーは、リサイタル及びコンサート歌手としても目覚しい
活躍を見せている。歌曲では、モーツァルト、シューベルトから、
新ウィーン楽派、現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、
ロンドン・ウィグモアホール、ウィーン・ムジークフェライン
ザールなど、名高い会場でリサイタルを行っている。
また、クラウディオ・アッバード、ピエール・ブーレーズ、
サイモン・ラトルといった世界的指揮者たちからの信頼も厚く、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー
管弦楽団、シカゴ交響楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン
などの演奏会に数多く出演している。
CDも数多くリリースしており、アッバード指揮ベルリン・フィルとの
「モーツァルト&R・シュトラウス作品集」、アーウィン・ゲージ
(ピアノ)との「ドビュッシー&ショソン歌曲集」など、いずれも
高い評価を得ている。
2002年以来、2度目の来日公演となるが、近年シェーファーが力を
入れているヴォルフの歌曲が聴けるのは水戸芸術館でのリサイタル
のみである。

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エリック・シュナイダー(ピアノ)
Eric Schneider, piano
ドイツのピアニスト。ケルンでソリストとして学ぶ傍ら、ドイツ・
リートにも魅了され、名伴奏者ハルムート・ヘルに師事。さらに、
エリーザベト・シュヴァルツコップ、ディートリヒ・フィッシャー=
ディースカウなどのレッスンを受けた。
シュナイダーは、クリスティーネ・シェーファーやマティアス・
ゲルネといった優れたリート歌手の伴奏者として、欧米の著名な会場
や音楽祭に数多く出演している。また、演奏活動のほか、ベルリンの
ハンス・アイスラー音楽院で後進の指導にもあたっている。

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ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト)
Nathalie Stutzmann, contralto
パリ生まれ。著名なソプラノ歌手である母クリスティアーネのもとで
声楽のトレーニングを始め、1983年にパリ・オペラ座音楽学校に入学、
ハンス・ホッターにリートを学んだ。以後、バロックから現代音楽に
及ぶ幅広いレパートリーを生かして目覚しい活躍を続けている。
リートの歌手としては、94年以来、ピアニストのインゲル・ゼーデル
グレンとともに活動しており、ウィーン・ムジークフェラインザール、
アムステルダム・コンセルトヘボウ、ニューヨーク・カーネギー
ホールなど著名な会場でリサイタルを行っている。また、小澤征爾、
リッカルド・シャイー、サイモン・ラトル、ジョン・エリオット・
ガーディナーなどの世界的指揮者と共演しているほか、チューリヒ、
バルセロナ、フィレンツェなど著名な歌劇場への出演も数多い。
レコーディング活動も活発で、RCAを中心に発表された録音は50点を
数える。中でも、「シューマン歌曲集」(全 5枚)、「ショソン&
プーランク歌曲集」、小澤征爾指揮による「マーラー:交響曲第 2番
"復活" 」などは高く評価されている。
水戸芸術館には、水戸室内管弦楽団の共演者として過去2度登場して
いる。97年第30回定期演奏会ではラヴェル <博物誌> を、2002年
第52回定期演奏会ではヴァーグナー <ヴェーゼンドンク歌曲集>を
歌い(指揮はいずれも若杉弘)、透明かつ豊麗な歌唱と知的な解釈で
多くの聴衆を魅了した。今回、待望のリサイタルが実現する。

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インゲル・ゼーデルグレン
Inger Sodergren, piano
スウェーデン生まれ。スタニスラフ・クノーに師事。また、ストック
ホルム王立音楽院から海外奨学金を受け、フランスでナディア・
ブーランジェ、イヴォンヌ・ルフェビュールに師事した。
その後、フランスを中心にリサイタルを行うとともに、カリオペ・
レーベルにバッハ、スカルラッティ、フランクなどの作品を録音し、
高い評価を得ている。1994年からは、ナタリー・シュトゥッツマンの
リサイタルに欠かすことの出来ない伴奏者として活躍している。

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---