これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Mon, 12 Jan 2004 11:51:43 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01720] Lectures for Museum/travel lovers by MitoIC 2004 (Australia)
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <49256E19.000FB8DD.00@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 01720

▼水戸芸術館ATM速報2004年1月12日発--------------------

南半球にあるオーストラリアは、日本とほぼ同じ経度に位置する
ため時差がほとんどありません。豊かな自然とアボリジニの文化、
かつての宗主国、イギリスの雰囲気を残す町並み、シドニー湾に
面したオペラハウスなどの新しい建築、おだやかな人々など、
定年後の移住先としても観光先としてもオーストラリアは日本人に
人気の高い国です。今回は水戸芸術館で開催の「Living Together
is Easy」展(日本とオーストラリアのアーティスト12人のグループ
展)に連動して、オーストラリアの美術館と街、自然、食など
新たな楽しみ方を、ユニークな講師陣に語っていただきます。
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連続講座 -- 「旅先で寄りたいあの美術館と楽しみ方」 4
オーストラリア編
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会場:水戸市国際交流センター (水戸市備前町 6-59)
*ただし第4回は、水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ
定員:60名(先着順、要申込み)
*定員になりしだい締め切らせていただきます。
参加費:全4回 4,000円
お申し込み方法:直接水戸市国際交流協会にお越しいただくか、
  お竃話にてお申し込みください。
お申し込み受付開始:2004年 1月14日(水)午前 9時から
お申し込み先:財団法人水戸市国際交流協会
  「連続講座・オーストラリア編」開催事務局
  310-0024 水戸市備前町 6-59
  TEL:029-221-1800(月曜・祝祭日は休館)
主催:財団法人水戸市国際交流協会
企画協カ:水戸芸術館現代美術センター

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第1回 オーストラリアの都市文化とアート
キャサリン・フニョー
(オーストラリア大使館広報文化部文化担当)
2004年 2月 4日(水)18:30〜20:00
会場:水戸市国際交流センター

オーストラリアと聞いた時、皆様は何を思い浮かべますか?
おそらく、ほとんどの人がビーチや砂漠などの自然に関連したものを
挙げられるのではないでしょうか。
ところがそのイメージとは反対に、オーストラリアの人口の約90%は
都市部に住み、洗練された生活を送っています。
今回は、オーストラリアの都市生活、特にアート・フェスティバル
などといった大きなイベントを皆様にご紹介するとともに、
そこに見えるオーストラリアらしさについて、お話しします。

キャサリン・フニョー
1973年、シドニー生まれ。1996年、シドニー大学ジャパニーズ・
スタディーズ修士課程修了(1995年には、交換留学生として関西学院
大学に在籍)。オーストラリア現代美術画廊にて勤務した後、
現在まで、在日オーストラリア大使館文化担当官として、
オーストラリア文化関係のプロジェクトを日本各地にて開催する。

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第2回 オーストラリアの美術館 -- その隠れた魅力
イーデン・コーキル(森美術館エディター/ライター)
2004年 2月18日(水)18:30〜20:00
会場:水戸市国際交流センター

オーストラリアの美術館の魅力はコレクションだけにとどまりません。
美術館の活動を支援するサポーターのためのプログラム、
一般市民に開かれた教育プログラム、パーティー、コンサート、
コンテスト、子供のためのワークショップ、さまざまなグッズを取り
揃えたミュージアムショップなどで、多くの専門家たちが美術館を
活気に満ちた、知的好奇心を刺激する場にするために活動しています。
今回は、まだ日本の皆さんに馴染みのないオーストラリア国内の
代表的な美術館と、その魅力についてご紹介いたします。

イーデン・コーキル
1974年、ニューヨーク生まれ。1975年、シドニーへ移住。1996年、
シドニー大学文学部ジャパニーズ・スタディーズ学科・哲学学科卒業。
1997年来日。
ギャラリースケジュールを紹介する英字月刊誌『etc.english』の
編集・制作を経て、2002年より森美術館でエディターを務める。また、
『ART AsiaPacific』誌、『Asahi-Herald Tribune』美術欄等で
評論活動も行っている。

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第3回 現代アートとオーストラリア・ワイン
山口裕美(アートプロデューサー)
2004年 2月25日(水)18:30〜20:00
会場:水戸市国際交流センター

日比野克彦さんと一緒にシドニー現代美術館で行なったワーク
ショップや2000年のシドニービエンナーレの話題を紹介しながら、
そのクオリティーの高さに驚いた食文化も紹介します。
オーストラリア・ワイン、レストラン Tetsuya's のコンセプト、
タスマニア産蕎麦、シドニーの中華街など、オーストラリアの
極上の味わい方、特別実践版ともいえます。
当日はガイドブックのプレゼント等も予定しています。

山口裕美
福島生まれ。「現代アートのチアリーダー」として現代アートの
応援団を作るべくウェブページ、トウキョウトラッシュを主宰。
アート系NPO法人「芸術振興市民の会」(CLA)理事。
1999年からオリンピックをはさんで2001年まで夫の転勤に伴い、
オーストラリア、シドニーに滞在。オーストラリア・ワインに
ついては、愛飲家として勉強中。
著書に「トウキョウトラッシュ・ウェブ・ザ・ブック」(美術出版
社)「現代アート入門の入門」(光文社新書)がある。

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第4回 「Living Together is Easy」展の鑑賞と解説
逢坂恵理子(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)
2004年 3月10日(水)18:30〜20:00

水戸芸術館で開催中の『Living Together is Easy』展を、
解説を交えてご一緒に鑑賞します。
「Living Together is Easy」は「共生はたやすい」という意味です
が、この言葉には「共生は難しい」という皮肉な意味が込められて
います。21世紀は、国を越えて共生する時代のはずであったのに、
現実には困難な問題が世界を覆っています。日本とオーストラリアの
アーティストの作品を通して、多様な見方について学びます。

鑑賞後にはオーストラリアの食材を使った食事でほっと一息。
会場:レストランエンドウ
時間:20:00〜21:00
*食事会はご希望の方のみの予約制で別料金です。
  講座初日の2月4日にご予約を受けます。
*詳細はお問い合わせ下さい。

Living Together is Easy展
http://www.arttowermito.or.jp/art/livingj.html
同展は水戸芸術館現代美術センター、国際交流基金、
メルボルン・ヴィクトリア州立美術館、メルボルン大学アジアリンク
センターの共同プロジェクトです。
水戸芸術館で開催後、メルボルン・ヴィクトリア州立美術館に巡回
いたします。

逢坂恵理子
東京都生まれ。国際交流基金、ICA、名古屋を経て、1994年より
水戸芸術館現代美術センターの主任学芸員、1997年より同センター
芸術監督。オーストラリアとの交流事業として、1991年に日本の現代
美術をオーストラリアに紹介する展覧会「ジーンズ・オブ・ラブ」の
日本側コーディネーター、2000年にはブリスベーンの第3回アジア・
パシフィック・トリエンナーレ日本部門のコーキュレーターを務める。

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---