これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Tue, 2 Nov 2004 21:29:30 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01867] MCO 59th Regular Concert
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <49256F40.00449ED8.00@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 01867

▼水戸芸術館ＡＴＭ速報２００４年１１月２日発------------------

秋色の輝きを幾重にも纏いながら深まる季節とともに、
世界各地から水戸へ戻って参りましたメンバーたちによる
リハーサルも始まり、いよいよMCOの週となりました。

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通常、管弦楽団は小編成の「室内管弦楽団」であっても、
アンサンブルの舵取りをする指揮者の存在が必要です。
しかし各メンバーが優れた力量を持ち、
また互いに深い音楽的・人間的信頼関係で結ばれたMCOは、
「指揮者なし」によるアンサンブルを活動の原点にしています。

室内楽的な細やかさを持ち、同時に交響的なスケールも兼ね備えた
驚異のアンサンブルを、今回の演奏会ではもっとも純粋な形で
お楽しみいただけるのです。
今回の演奏会では、今年が没後100年という記念の年を迎える
チェコの大作曲家、アントニン・ドヴォルジャークにスポットを
当てます。若き日の意欲作、管楽のための＜セレナード＞では、
宮本文昭（オーボエ）、工藤重典（フルート）らMCOが誇る
管楽器の名手たちが大活躍。さらに、長くベルリン・フィルの
首席奏者を務めた世界的クラリネット奏者、カール・ライスターが
ゲスト出演するという、信じられない豪華さです。

そしてドヴォルジャークの全作品中でももっとも人気の高い名曲の
ひとつ、弦楽四重奏曲第12番＜アメリカ＞。本来弦楽四重奏のための
作品ですが、今回は現代日本を代表する作曲家のひとり、
林光に弦楽合奏版への編曲を委嘱しました。もちろん世界初演となる
この編曲版、前述したMCOの「室内楽的」「交響的」魅力の双方を、
いかんなく楽しめるものとなるに違いありません。

これら2曲に組み合わされた作品は、20世紀ハンガリーの大作曲家
バルトークの＜ルーマニア民俗舞曲＞、および前述の林光が水戸室内
管弦楽団のために作曲し、1995年初演され第44回尾高賞を受賞した
傑作、ヴィオラ協奏曲＜悲歌＞の9年ぶりの再演（独奏はMCOが誇る
名ヴィオラ奏者・店村眞積）。
ドヴォルジャーク同様、人間や自然と音楽とのかかわりを重視した
2人の巨匠の作品が、演奏会に一層の拡がりと深みをもたらします。

この週末11月6日（土）・7日（日）水戸室内管弦楽団（MCO）
第59回定期演奏会、MCOの実力がダイレクトに伝わる「指揮者なし」
プログラムを、どうぞご堪能ください。

解説：矢澤孝樹（水戸芸術館音楽部門主任学芸員）

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第59回定期演奏会 -- 大地の声を、聴く。
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/1800/1827.html
2004年11月 6日［土］18:30開演 (18:00開場)
2004年11月 7日［日］14:00開演 (13:30開場)
会場：水戸芸術館コンサートホールATM
料金（全席指定）：S席￥5,000／A席￥4,000／B席￥3,000
ドヴォルジャーク：セレナード ニ短調 作品44
林 光：ヴィオラ協奏曲 ＜悲歌＞
（1995年 水戸室内管弦楽団委嘱作品）
  ヴィオラ独奏：店村眞積
バルトーク：ルーマニア舞曲 Sz.47a
ドヴォルジャーク（林光編曲）：
  弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 作品96 ＜アメリカ＞
（弦楽合奏版/水戸室内管弦楽団委嘱・初演）

ご用意できるお席はわずかとなっております。
ご予約はどうぞお急ぎください。
・館エントランスホールチケットカウンター（9:30〜18:00、月曜休）
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000（9:30〜18:00、月曜休）

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https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi

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