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Date: Tue, 4 Jan 2005 22:03:12 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01897] "Futatsu no Denwa" / NYC2005 tickets
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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▼水戸芸術館ATM速報2005年1月4日発--------------------
去り行く男に、女は電話をかける。混線。苛立ち。
ようやく出た男に対し、すがる想いを気づかれないよう
精一杯の矜持を保ちながら、女は互いの声を共有しあう時間を
少しでも引き延ばそうとする。そして襲ってくる絶望と混乱。
40分の電話が終わるとき、その愛もまた終わる -- プーランク<声>。
暖めていた想いを、愛する女に告げるときは来た。
満を持してその言葉を言おうとする男を、邪魔するのは電話。
友人からの電話、女同士の長電話、間違い電話・・・
恋敵のように立ちはだかる電話に、男は地団太を踏む。
もう時間はわずかしかない。
男が思いついた形勢逆転の奇策とは -- メノッティ<電話>。
<声> と <電話>
一本のコードに翻弄される男女の悲劇と喜劇。
その愛は、ケータイではつながらない。
大好評だった<奥様女中>に続き若杉弘がお届けするのは、
電話に題をとった 2本の名作室内オペラ。
釜洞祐子と高橋薫子、2人のヒロインが悲劇と喜劇を
鮮やかに演じ分け、立花敏弘が揺れる男心を巧みに歌う。
支えるピアノは「オペラの花束をあなたへ」でおなじみの
名手・谷池重紬子。巨匠・栗山昌良の演出も見逃せない。
<声>の日本語訳も手がけた若杉弘のプレトークで幕を開ける、
コードレスでは伝わらない 2つの愛のドラマ!
担当:矢澤孝樹(水戸芸術館音楽部門主任学芸員)
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プーランク:<声> & メノッティ:<電話>
室内オペラ ふたつの電話
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2004年3月12日(土)16:30開場 17:00開演
*17:00より若杉弘によるプレトークあり
水戸芸術館コンサートホールATM
企画・構成・おはなし:若杉 弘
出演 <声> 釜洞 祐子(ソプラノ)
<電話>高橋 薫子(ソプラノ)、立花敏弘(テノール)
谷池重紬子(ピアノ)
演出:栗山昌良
*日本語上演
<声> 若杉 弘・訳 / <電話> 木村 重雄・訳
制作:財団法人 水戸市芸術振興財団、株式会社アートクリエイション
主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
料金(全席指定):A席5,000円 B席4,000円
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チケット発売:2005年 1月 8日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
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・CNプレイガイド 03-5802-9990
メールでのご予約は上記アドレス宛、発売日13:00以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
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お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。
ATM速報受信のお客様に限り、下記館ウェブサイトからもお申し込み
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必ずご入力ください。
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若杉 弘(企画・構成・おはなし)Hiroshi Wakasugi
東京芸術大学卒業。ダルムシュタット歌劇場、ドルトムント歌劇場を
経て、ライン・ドイツ・オペラ音楽総監督(GMD)に就任。
ドレスデン(ザクセン)国立歌劇場常任指揮者、およびシュターツ
カペレ常任指揮者、バイエルン国立歌劇場(ミュンヘン)指揮者など、
海外のオペラ劇場に加え、ケルン放送交響楽団首席指揮者、
チューリヒ・トーンハレ協会芸術総監督・同管弦楽団首席指揮者を
務める。現在 NHK交響楽団正指揮者。
東京芸術大学名誉教授。日本芸術院会員。
滋賀県立芸術劇場「びわ湖ホール」芸術監督。
水戸芸術館では音楽部門企画運営委員を務めるほか、水戸室内管弦
楽団第3回定期演奏会(1990年)、第26回定期演奏会(96年)、
第30回定期演奏会(97年)、第52回定期演奏会(2002年)を指揮。
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栗山 昌良(演出)Masayoshi Kuriyama
1954年、メノッティ<アマールと夜の訪問者>でオペラ演出家とし
てデヴュー。以後現在に到るまで、多くの日本初演のオペラを含め、
古典から現代までその演出範囲は広い。日本オペラも山田耕筰作品の
全てを始め、数多の作品の演出を手掛けている。また、俳優、オペラ
歌手の養成にも力を尽くしてきている。加えて演劇の演出も、
ギリシャ劇から現代リアリズム戯曲、また大劇場演劇の演出と、
その活動も多面に満ちている。
現・水戸芸術館芸術総監督の畑中良輔、および同館企画運営委員の
若杉弘等と共に69年、東京室内歌劇場を結成、秀れた室内オペラの
演出を数多く担当してきている。現在は若杉弘・同歌劇場芸術監督の
依頼によりダ・ポンテ台本のモーツァルト・オペラ・シリーズを継続
中である。
水戸芸術館では95年『フィガロの結婚』(市民オペラ)、97年『蝶々
夫人』(オペラの花束をあなたへ - 10)等を演出してきた。
叙勲始め授賞も多い。国立音楽大学名誉教授。
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釜洞 祐子(ソプラノ)Yuko Kamahora
神戸女学院大学音楽学部卒業。東京音楽大学研究科オペラコース修了。
文化庁オペラ研修所第4期修了。1982年日本音楽コンクール第1位。
83年に日生劇場・モーツァルト <魔笛> の夜の女王役で本格的
デビュー。同年ハンブルク歌劇場日本公演の <魔笛> の同役で
急遽出演し絶賛された。同年秋より文化庁在外研修員として
ミュンヘンに留学。86年から92年までヘッセン州立カッセル歌劇場と
契約を結び、ハンブルク、ミュンヘン、ドレスデン等の劇場へも客演。
90年ロッシーニ <セビリャの理髪師>(ロジーナ役)、
92年R.シュトラウス<ナクソス島のアリアドネ>(ツェルビネッタ役)
等では特に高く評価された。以後国内では、93年日生劇場公演・
松村禎三<沈黙>(オハル役)、94年二期会公演ベートーヴェン
<フィデリオ>(マルツェリーナ役)等の演唱に対し94年度ジロー・
オペラ賞受賞。最近では03年プレヴィン<欲望という名の電車>
(ブランチ役)、04年R.シュトラウス<インテルメッツオ>(クリス
ティーネ役)と日本初演作品の主役を務め、圧倒的な存在感を示し
聴衆を魅了。主役・プロデューサーを務めた三木稔<春琴抄>は
大絶賛され、それらの成果により04年音楽クリティック・クラブ賞を
受賞。海外でも95〜98年オーストラリア、ドイツにて「ハイドン祭」
「テレマン祭」等に参加、2000年「プラハの春音楽祭」では<第九>
ソリスト(アシュケナージ指揮)を務めるなど、幅広い活躍を続けて
いる。東京音楽大学教授。二期会会員。
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高橋 薫子(ソプラノ) Nobuko Takahashi
国立音楽大学卒業、同大学院修了。文化庁オペラ研修所第7期修了。
1990年イタリア声楽コンコルソでシエナ大賞受賞。同年モーツァルト
没後200年記念モーツァルト声楽コンクールで本選に入賞、アンナ・
ゴットリープ賞を受賞。91年から93年まで五島記念文化財団の奨学生
としてミラノに留学。
1990年藤原歌劇団公演のモーツァルト<ドン・ジョヴァンニ>の
ツェルリーナで本格的デビューを飾り、注目を浴びる。
その後、ドニゼッティ<愛の妙薬>(アディーナ役)で好演、以後
得意役とするほか、新国立歌劇場公演のモーツァルト<魔笛>(パパ
ゲーナ役)、同<ドン・ジョヴァンニ>(ツェルリーナ役)、チョン
・ミュンフン指揮ウェーバー<魔弾の射手>(エンヒェン役)、藤原
歌劇団公演のグノー<ロミオとジュリエット>等出演を重ね、
澄み渡る美声と可憐な舞台姿で観客を魅了している。
オーケストラとの共演も数多い。藤原歌劇団団員。
第2回五島記念文化賞オペラ新人賞、第23回ジロー・オペラ賞新人賞、
平成8年度村松賞、モービル音楽賞洋楽部門奨励賞、
平成13年度よんでん文化振興財団芸術文化奨励賞、
第4回ホテルオークラ音楽賞受賞。
水戸芸術館には『ニュー・イヤー・コンサート2004』
『喜歌劇奥様女中』に続く出演となる。
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立花 敏弘(バリトン)Toshihiro Tachibana
国立音楽大学卒業。1991年3月〜93年7月までイタリアのミラノに
留学。帰国後、藤原歌劇団で研鑽を積んだ後、97年1月熊本シティ
オペラ10周年記念公演<運命の力>(ドン・カルロ役)で本格的
オペラデビューを飾り絶賛を博した。4月には日本武道館での<第9>
(松尾葉子指揮・東京交響楽団)でバリトン・ソロを務めた。
藤原歌劇団には同年<カルメン>(モラレス役)でデビューし、
99年と2000年に<椿姫>(使者役)、2000年7月ファンタジー・
オペラ<みどりの天使>に出演。2003年日本フィルハーモニー交響
楽団との共演、演奏会形式によるプッチーニ<つばめ>、オペラ団体
連盟主催フンパーティング<ヘンゼルとグレーテル>(父役)などに
出演している。その他、オペラでは<トスカ>(スカルピア役)、
<リゴレット>(タイトルロール)などでハイライト公演に出演する
ほか、ディズニー映画『ポカホンタス』、『眠れる森の美女』の
日本語吹き替え、CMソング、CD録音等に幅広く活躍している。
藤原歌劇団団員。
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谷池 重紬子(ピアノ)Etsuko Taniike
武蔵野音楽大学卒業。卒業後、二期会ピアニストとなり、
伴奏者としてのキャリアをスタートさせた。
歌い手の音楽に寄り添うように弾かれるピアノ伴奏には定評があり、
朝日新聞の『天声人語』にも紹介された。
第一線で活躍している歌手たちのリサイタル、オペラ、合唱の伴奏、
及び録音、放送などを手掛け、新国立劇場オペラ研修所では伴奏者兼
コレペティトゥールとして、明日の日本オペラ界を担う若手歌手たち
を支えている。水戸芸術館では、これまで『オペラの花束をあなたへ』
シリーズに多数出演しているほか、『クリスマス・コンサート』など
にも出演、豊かな音楽性と卓越したテクニックで聴衆を魅了している。
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明日公演「ニュー・イヤー・コンサート 2005」
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若干枚ですが、当日券ございます!
朝9時30分より、館チケット予約センター Tel. 029-231-8000 で
当日券ご予約を承ります。
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/1800/1854.html
また、コントラバス・黒木岩寿の出演が急遽決定いたしました。
大吉リクエストの発表はじめ、愛と平和のプログラムの全貌が
ますます楽しみな新春コンサート、
みなさまのご来館をお待ち申し上げております。
http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---