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Date: Fri, 18 Feb 2005 21:45:17 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01912] Cristina Branco, fado
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <49256FAC.004610CA.00@david.arttowermito.or.jp>
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▼水戸芸術館ATM速報2005年2月18日発------------------
水のように透明なのに、エモーショナル。
澄んだ空気のようにすがすがしいのに、官能的。
クリスティーナ・ブランコの歌声を一度でも聴いたなら、
あなたはその魅力にあらがうことはできない。
その声はあなたの耳のみならず全身の肌から染みこみ、
生きる力や愛する喜びで心を満たすだろう。
ファド -- それは、ヨーロッパの西の果てポルトガルで
19世紀から育まれてきた、魂の歌。
1972年にリスボンに生まれた少女クリスティーナにとって、
それは波の音や街のざわめきのように自然な音楽だった。
だがその自然さゆえ、彼女がファドに目覚めるには
逆に少しばかりの時間を必要とした。
天性の歌声を持ちながら、
心理学を学び、ジャーナリストへの道を歩もうとしていた才媛は、
18歳のときに偉大なファド歌手、アマリア・ロドリゲスの歌に出会う。
全身をゆさぶるその声に心を射抜かれた彼女は、
瞬時に自らの運命をさとった --
ジャーナリズムではなく、歌によって人々とふれあうことこそ、
わたしの使命だと。まさしく、ファドはその言葉の本来の意味
(「運命」「宿命」)どおりに、彼女を新しい時代の音楽の女神
(ミューズ)に指名したのだった。
それから何年かたち、オランダで、つづいてフランスで、
ひとりの歌手がセンセーショナルにデビューした。
彼女の名はクリスティーナ・ブランコ。
ファドという伝統歌謡にジャズやボサ・ノヴァ、ブルースの香りを
加えたその新鮮なサウンド、そして何よりその声。
2枚のアルバム、"Murmurios (ささやき)" "Post Scriptum (追伸)"
が立て続けにフランスのミュージック・アウォードのワールド・
ミュージック部門で「音楽界への衝撃賞」に輝き、
彼女の名はヨーロッパ全土にとどろく。
それから3枚のアルバムと、数々の麗しきパフォーマンスで
欧米の聴衆を魅了し続けている彼女は、まもなく6枚目のアルバム
『ユリシーズ』をリリースする。
盟友クシュトーディオ・カシュテーロたちがギターラ(ポルトガル・
ギター)を駆使して紡ぐ繊細なアンサンブルの上で彼女は、
さまざまな愛の形を歌う。優しい愛、失われた愛、官能的な愛...
そのすべてに、大いなる海原をいつも旅していたポルトガル人の胸に
宿るサウダーデ(郷愁)の感情が、ほのかに漂う。
春の宵 -- コンサートホールATMに、リスボンの潮風が薫る。
担当:矢澤孝樹(水戸芸術館音楽部門主任学芸員)
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クリスティーナ・ブランコ
ポルトガルの心、ファドを歌う
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その女(ひと)は、リスボンから来た。
大西洋の潮風から生まれた魂の歌、ファド。
ファド新世紀のミューズ、クリスティーナ・ブランコがお届けする
美しき宵。
2005年 4月23日(土)18:30開演(18:00開場)
水戸芸術館コンサートホールATM
Cristina Branco, Vocal
クリスティーナ・ブランコ:ヴォーカル
Custo'dio Castelo, Portuguese Guitar
クシュトーディオ・カシュテーロ:ギターラ(ポルトガル・ギター)
Alexandre Silva, Guitar
アレシャンドレ・シルヴァ:ギター
Fernando Maia, Acoustic Bass
フェルナンド・マイア:ベース
主催:財団法人水戸市芸術振興財団
料金(全席指定):A席4,000円/B席3,000円
*映画『永遠の語らい』(情報はチケット情報の後にございます)
とのセット券は各800円(通常1,000円、200円お得)プラス。
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チケット発売:2005年 2月26日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・ATM速報受信のお客様のご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
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・CNプレイガイド 03-5802-9990
メールでのご予約は上記アドレス宛、発売日13:00以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、
お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。
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いただけます。(発売日10:00以降公演前日18時または完売まで無休)
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チケットお届けまで最速・クレジットカード決済の新サービス。
資料のご請求は下記(SSL暗号化通信)よりどうぞ。
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必ずご入力ください。
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関連プレ企画 『永遠(とわ)の語らい』
マノエル・ド・オリヴェイラ監督/2003年
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ポルトガル、フランス、イタリア合作/96分
配給:アルシネテラン、キノキネマ
=茨城初公開=
●上映日時:2005年 4月 9日(土)15:00〜17:00 (開場14:30)
会場:水戸芸術館ACM劇場
料金(全席自由):1,000円
*4月23日のクリスティーナ・ブランコの演奏会チケットと一緒に
購入すれば200円引きになります。
共催:NPO法人シネマパンチ
ポルトガル映画界、そして現代の映画界における最高の巨匠、
マノエル・ド・オリヴェイラ監督(今年で96歳!)の最新の傑作を、
ACM劇場でどうぞ。
リスボンの港から出航する豪華客船に乗った、歴史学者の母と娘。
目的地ボンベイにむけて、世界の歴史をさかのぼる壮大で華麗な旅が
始まる。カトリーヌ・ドヌーヴやジョン・マルコヴィッチら
豪華俳優陣の名演技、そしてその驚くべきラストが話題となった
圧巻の一篇。
お問い合わせ:
水戸芸術館チケット予約センター Tel. 029-231-8000
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クリスティーナ・ブランコ ディスコグラフィ(国内盤のみ)
『夢を追う人 -- 詩人スラウエルホッフを歌う』(UCCS-1055)
『センスス〜感じて…』(UCCS-1054)
『ユリシーズ』(UCCS-1072 *3月22日発売)
クリスティーナ・ブランコ マネジメント
(株)プランクトン http://www.plankton.co.jp/
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平成17年度事業の最初のお知らせをお届けいたしました。
事業情報はATM速報でまずお届けし、その後下記カレンダー形式の
入口から順次詳しくご案内させていただきます。
http://www.arttowermito.or.jp/Tower/atmh17j.html
http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---