これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Wed, 23 Feb 2005 12:36:20 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01916] Mikhail Pletnev Piano Recital
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <49256FB1.0013CEC7.00@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 01916

▼水戸芸術館ATM速報2005年2月23日発 (1) -------------

凍てつく大地だからこそ、かすかに聴こえる音がある。
灰色の雲に閉ざされているからこそ、感じられる色彩がある。
まだ見ぬ春を夢見るからこそ、信じられる希望がある。

ミハイル・プレトニョフの音楽の根は、やはり祖国ロシアにある。
プレトニョフの弾くベートーヴェンには
                  母なる大河ヴォルガの厳しさと愛が宿り、
ショパンにはロシアの大地の、雪をも融かす熱い躍動が息づく。

極東の島国に住む私たちには、もしかしたら感知し得ない音や色彩を、
プレトニョフはある祈りを込めて目の前に届けてくれるのだ。
「私は音楽をより強く響かせ、それに視覚的な意味を与え、
 最も本質的な、一人一人のすべての人に共通の基本的感覚に
 訴えるものとなるようにしたいのです・・・」

文:関根 哲也(水戸芸術館音楽部門学芸員)
企画担当:関根 哲也、馬場 千恵(水戸芸術館音楽部門学芸員)

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氷の中の炎 -- プレトニョフ
ミハイル・プレトニョフ ピアノ・リサイタル
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2005年 6月 5日[日]14:00開演 (13:30開場)
水戸芸術館コンサートホールATM
ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 作品10の3
  ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 作品13 <悲愴>
ショパン:24の前奏曲 作品28
主催:財団法人 水戸市芸術振興財団

料金(全席指定):A席 5,000円/B席 4,000円
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チケット発売:2005年 2月26日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・ATM速報受信のお客様のご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9990
・CNプレイガイド T03-5802-9990

メールでのご予約は上記アドレス宛、発売日13:00以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、
お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。

ATM速報受信のお客様に限り、下記館ウェブサイトからもお申し込み
いただけます。(発売日10:00以降、公演前日または完売まで無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi

館窓口ではまだクレジットカードはご利用いただけませんが、
館ウェブサイトでのご予約では、すでに多くのお客様にご利用いた
だいております。ATM速報受信のお客様のみ対象のこのサービス、
館ウェブサイトでのご予約後、お客様はチケットがお手元に届くのを
お待ちになるだけの簡単便利な方式です。
資料のご請求は下記(SSL暗号化通信)よりどうぞ。
https://www.arttowermito.or.jp/sf/sendform.html
1. 件名欄には「新サービス資料請求」とご入力ください。
2. 資料は郵送でお送りいたします。ご氏名・郵便番号とご住所は
   必ずご入力ください。

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ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
Mikhail Pletnev (piano)

ミハイル・プレトニョフはその幅広い活動からもわかるように、
多才なアーティストである。完璧な技術と表現力を持つ
天才ピアニストといわれ、指揮者としても作曲家としても
驚くべき才能に恵まれている。

1957年ロシアのアルハンゲリスクに生れる。
幼少の頃から音楽に非凡な才能をしめし、13歳で中央音楽院、
17歳でモスクワ音楽院に入学。ピアノをヤコフ・フリエール、
レフ・ヴラセンコに師事。78年、弱冠21歳でチャイコフスキー国際
コンクールのゴールド・メダル及び第1位を獲得。
国際的な脚光を浴びる。88年には、当時のソヴィエト共産党書記長
ミハイル・ゴルバチョフが、ワシントンで行われたサミットに出席
した折、プレトニョフを招き、ソヴィエトの音楽家代表として
演奏を行った。

90年、ロシアで最高レベルの音楽家たちが集まり国家から独立した
オーケストラ、ロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)が設立され、
プレトニョフは音楽監督及び首席指揮者として迎えられた。
同オーケストラを世界有数のオーケストラに育て上げ、その指揮活動
の中心をRNOに置きながら、世界各国の一流オーケストラに客演。

一方、現代最高のピアニストの一人として、全世界で活躍。
アバド指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と共演。また、
チャイコフスキーのピアノとオーケストラのために書かれた作品
全曲演奏会、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏会、
ラフマニノフ・チクルスなども行い絶賛を浴びている。

指揮者としてもピアニストとしてもドイツ・グラモフォンと専属契約
を結び、コンスタントにCD録音を行う。

作曲家としては、05年1月に東京フィルハーモニー交響楽団で自身の
指揮により日本初演が行われたヴィオラ協奏曲をはじめ、
"Classical Symphony"、"Triptych for Symphony Orchestra"、
"Fantasy on Kazakh Themes for Violin and Orchestra"、
"Capriccio for Piano and Orchestra" などの作品がある。

本国ロシアより、95年エリツィン前大統領によってロシア共和国
第一等国家賞を授与されている。

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---