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Date: Tue, 10 May 2005 19:14:28 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01947] Mito dell'arco The 8th Concert
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <49256FFD.003841F1.00@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 01947
▼水戸芸術館ATM速報2005年5月10日発 -------------------
晩夏の抒情派。
イタリア生まれのそのチェリストは、移り住んだマドリッドの街で、
数えきれないほどの室内楽を書いた。この上なく繊細な筆づかいに
よるその音楽は、イベリアの黄昏を映しとり、静まった真夜中の
街路にこだまする人々の幻のようなざわめきをとらえる。
ルイジ・ボッケリーニの音楽の中で私たちは、急かされることなく
息をつき、音たちの戯れにいつまでも身をひたすことができる。
ウィーンに生きたその作曲家は、あふれる旋律を数多くの歌曲に
託しつつ、先人ベートーヴェンの大伽藍のような器楽曲を書くことも
夢見ていた。長い模索の末に彼は、天空をめざし伸びゆく蔓草のよう
に、息長く、悠久の時を刻む器楽曲を次々と生み出した。
フランツ・シューベルト -- その短い生涯の終わりに書かれた巨大な
スケールの弦楽五重奏曲は、彼が見つめていた無窮の空に向かって、
どこまでも飛翔してゆく。
ミト・デラルコ第8回演奏会では、メンバーが共演を熱望した
フランスのチェリスト、エマニュエル・バルサを迎え、
18世紀のボッケリーニと19世紀のシューベルトの弦楽五重奏曲を
奏でる。夏の祝祭から秋の静けさへとすべての生命がうつりゆく9月、
ふたりの抒情派の音楽がひときわ心に優しい。
担当:矢澤孝樹(水戸芸術館音楽部門主任学芸員)
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水戸芸術館専属・オリジナル楽器カルテット
ミト・デラルコ 第8回演奏会
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2005年9月11日(日)13:30開場 14:00開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲 ホ長調 G.275
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
寺神戸 亮、ソフィー・ジェント(クラシカル・ヴァイオリン)
森田 芳子(クラシカル・ヴィオラ)
鈴木 秀美(クラシカル・チェロ)
エマニュエル・バルサ(ゲスト、クラシカル・チェロ)
主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
料金(全席指定):A席3,000円 B席2,500円
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友の会会員様のための先行発売:2005年 5月11日(水)
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お電話・メール・館サイトよりのいずれかでご予約を承ります。
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00)
・ATM速報受信会員様の先行ご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
メールでのご予約は上記アドレス宛、受付開始日13時以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、
お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。
ATM速報受信の友の会会員様に限り、下記館ウェブサイトからも
お申し込みいただけます。会員番号のご入力で、上記受付開始日より、
先行のご予約が可能となります。どうぞご利用ください。
(受付日10:00以降、公演前日または完売まで無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi
*先行受付開始日以前に他の公演のご予約をされる場合は、
会員番号欄のご入力はいりません。
また、一般発売後でしたら、会員番号のご入力はいりません。
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チケット発売(一般のお客様):2005年 5月14日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・ATM速報受信のお客様のご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
・MUSIC SHOPかわまた 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 029-224-2861
・チケットぴあ 0570-02-9990
・CNプレイガイド 03-5802-9990
メールでのご予約は上記アドレス宛、発売日13:00以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、
お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。
ATM速報受信のお客様に限り、下記館ウェブサイトからもお申し込み
いただけます。(発売日10:00以降、公演前日または完売まで無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi
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ミト・デラルコ Mito dell'arco
ミト・デラルコは日本で唯一のオリジナル楽器(作曲家が作品を書く
にあたって使用を想定した楽器)を用いた弦楽四重奏団。
水戸芸術館の4番目の専属楽団として、1999年に生まれた。
グループ名はイタリア語で「弓(Arco)の伝説(Mito)」を意味する。
1999年9月の第1回演奏会(ハイドン、モーツァルトを演奏)は
高い評価を受け、その後も第2回演奏会におけるロンベルクの四重奏
曲の復活蘇演、第4回演奏会におけるボッケリーニ・プログラム
(福田進一と共演)などで話題を呼んでいる。
古典派からロマン派にかけての弦楽四重奏曲の名作群に新たな光を
当てようという "Mito dell'arco" への期待は大きい。
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第1ヴァイオリン:寺神戸 亮 Ryo Terakado
「ラ・プティット・バンド」、「バッハ・コレギウム・ジャパン」
など名だたるオリジナル楽器オーケストラのコンサートマスターを
歴任する、オリジナル楽器演奏の第一人者。ソリストとしても
高い評価を受け、1995年、96年にレコード・アカデミー賞を連続受賞
している。2000年(平成12年)に発表したバッハ:無伴奏ソナタ &
パルティータの録音は、同年度芸術祭優秀賞受賞。
現在、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全曲録音を継続中。
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第2ヴァイオリン:ソフィー・ジェント Sophie Gent
オーストラリア、パース生まれ。1998年に西オーストラリア大学を
最優秀の成績で卒業、99年よりオランダのハーグ王立音楽院古楽器
科で寺神戸 亮にバロック・ヴァイオリンを師事。最高位で学位を
取得して後、大学院に進み現在に至る。「イル・ガルデリーノ」、
「リチェルカール・コンソート」などヨーロッパの数多くの
古楽アンサンブルに参加、欧米、アジアなど幅広く活動している。
また、初期イタリア器楽曲をレパートリーとする4人組「オペラ・
クァルタ」の創設メンバーであり、同グループはヴァッセナール・
コンクール、プレミオ・ポンポルティの2つの国際コンクールで
優勝している。一方古典派をレパートリーとした「グラナディラ・
トリオ」のメンバーでもあり、2003年9月に初来日公演を行った。
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ヴィオラ:森田芳子 Yoshiko Morita
「バッハ・コレギウム・ジャパン」、「東京バッハ・モーツァルト
・オーケストラ」、「コンヴェルスム・ムジクム」、「オーケストラ
・リベラ・クラシカ」などのメンバーとして活動を展開。北とぴあ、
栃木、福岡、札幌など各地の音楽祭に出演。また現代楽器の分野で
も海外公演、レコーディングなどで活躍中。
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チェロ:鈴木秀美 Hidemi Suzuki
ソロ、室内楽などの活動を通じて高い評価を受け続けている名手。
「18世紀オーケストラ」に1985年から93年まで在籍。
91年から2001年まで「ラ・プティット・バンド」の首席チェロ奏者
を務める。「バッハ・コレギウム・ジャパン」では創設以来、
通奏低音チェロ奏者を務める。また「オーケストラ・リベラ・
クラシカ」を結成。これまでに文化庁芸術祭作品賞、レコード・
アカデミー賞などを受賞。著書に『"古楽器"よ、さらば!』(音楽
之友社)『ガット・カフェ』(東京書籍)がある。
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チェロ:エマニュエル・バルサ Emmanuel Balssa
1967年生まれ。リヨン国立音楽院のチェロ科を主席で卒業。
チェロをモーリス・ジャンドロンに、バロック・チェロをリヒテ・
ファン・デァ・メールに、ヴィオラ・ダ・ガンバをヴィーラント・
クイケンに師事。通奏低音や小編成を得意とし、レザール・
フロリサンやラ・プティット・バンド、リチェルカーレ・コンソート
など欧州の優れたバロック・アンサンブルのメンバーとして、
数多くの録音に参加している。ヴィオル・コンソート、オルランド・
ギボンズのメンバーでもある。また自身のアンサンブル「レ・
コンヴェルサシオン」では室内楽の活動も活発にしている。
現在、パリ7区立音楽院のバロック・チェロ科、ナント国立音楽院の
ヴィオラ・ダ・ガンバ科の教授。
2001年からはバルバストゥでも教えている。
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ミト・デラルコ 館外公演
2005年 9月9日(金)
会場:山口南総合センター
お問い合わせ:財団法人山口市文化振興財団
TEL. 083-901-2222
http://www.ycfcp.or.jp/
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4月半ばより、決算期に入りまして、大変恐縮ながら、
経理業務に専念させていただいておりました。
組織図等で、皆さまにはご理解いただいておりますとおり、
水戸芸術館は学芸・事務局とも非常に組識も単純で職員も少なく、
複数の担当業務に、折々力のいれどころを変えながら取り組んで
おります。インターネットのサービス、チケット販売業務、
いずれも経理係の業務でございますが、兼務の利を生かし、
特色豊かな総合サービスをめざしてまいりますので、
どうぞ、ご理解・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
明日、財団監事の監査を受け、23日評議員会、27日理事会で
承認を得られ次第、現在編集中の16年度事業報告及び決算書を
ご覧いただく準備も進めております。
この期間、「北京の幽霊」広報及び予約受付サービスも休止
させていただいておりましたが、週末の音楽公演のご予約受付と
ともに開始いたしますのでもう少々お待ちくださいますよう
お願い申し上げます。お待ちいただきました分以上の、特別の
情報をお届けできますよう努力いたします。
ATM速報・サイト管理担当 小島たまみ(水戸芸術館経理係長)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---