これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

* こちらに掲載中のものは、送信後に修正等の必要が生じた場合は修正等を加えて掲載しています。あらかじめご了承ください。
* 丸ごと全文の転載はご遠慮ください。引用される場合は水戸芸術館公式サイト http://arttowermito.or.jp/ へのリンクをお願いいたします。

お問い合わせは下記よりお願いいたします。
>> お問い合わせフォーム


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Fri, 13 May 2005 19:34:31 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,01949] Yuki Maeda & Masahiko Satoh Jazz Live / SONG THEATRE -- K. Weill	 to Gershwin
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <49257000.003A17E6.00@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 01949

▼水戸芸術館ATM速報2005年5月13日発 (1) -------------

前田祐希さんのうたには引力がある。

古い話といわれそうだが、映画『旅愁』の印象深い主題歌
<セプテンバー・ソング>のメロディーは、おそらく誰もが知って
いるだろうが、作曲者の名は、多分あまり知られていまい。
実は、この映画のために作られたのでなく、全く別の、
<ニッカボッカ・ホリディ>という題のミュージカルプレイ
(1941年ニューヨーク)の中にあるナンバーで、作曲者は、
第2次大戦前夜のヨーロッパで話題をさらった、あのブレヒト作
<三文オペラ>を作曲したクルト・ヴァイルなのだ。
ユダヤ人の彼は、ナチの毒牙を逃れてアメリカに渡った。
そこでガーシュウィンと交友が出来て、ミュージカルの仕事を
沢山したのだ。

そこで、<三文オペラ>から<ニッカボッカ・ホリディ>を通って、
ガーシュウィンは<ポギーとベス>から<スワニー>まで、
2大陸をまたぐ20世紀なかばの音楽シーンをまとめてやったら、
さぞ楽しいだろう。
そう考えたのはそれらをひとつに引括ってしまう前田祐希のうた
なればこそだ。
そのうたをバック・アップしてすてきなサウンドをつくるのが、
ジャズシーンのリーダー佐藤允彦だから、これは、正真正銘
ジャズ・ライブ・シアターなのだ。
だからこれを聴くのは ACM劇場でなければならない。

間宮 芳生

------------------------------------------
ソング・シアター ワイルからガーシュインへ
前田祐希 & 佐藤允彦 ジャズ・ライヴ
------------------------------------------
2005年9月24日(土)18:00開場 18:30開演
会場:水戸芸術館ACM劇場
出演:前田祐希(ヴォーカル)、佐藤允彦(ピアノ)
中川昌三(フルート)、加藤真一(ベース)、
岡部洋一(パーカッション)
企画・構成・司会:間宮芳生

予定曲目
ワイル:<三文オペラ>から
        <ニッカボッカ・ホリディ>から
ガーシュイン:<ポギーとベス>から
        <スワニー>
ほか

*水戸芸術館音楽部門では2人の作曲者の表記を通常「ヴァイル」
  「ガーシュウィン」としていますが、今回の企画においては
  企画者の希望により「ワイル」「ガーシュイン」となっています。

主催:財団法人 水戸市芸術振興財団

料金(全席指定):A席3,500円/B席2,500円
---------------------------------
チケット発売:2005年 5月14日(土)
---------------------------------
・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・ATM速報受信のお客様のご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9990
・CNプレイガイド Tel. 03-5802-9990

メールでのご予約は上記アドレス宛、発売日13:00以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、
お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。

ATM速報受信のお客様に限り、下記館ウェブサイトからもお申し込み
いただけます。(発売日10:00以降、公演前日または完売まで無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi

館窓口ではまだクレジットカードはご利用いただけませんが、
館ウェブサイトでのご予約では、すでに多くのお客様にご利用いた
だいております。ATM速報受信のお客様のみ対象のこのサービス、
館ウェブサイトでのご予約後、お客様はチケットがお手元に届くのを
お待ちになるだけの簡単便利な方式です。
資料のご請求は下記(SSL暗号化通信)よりどうぞ。
https://www.arttowermito.or.jp/sf/sendform.html
1. 件名欄には「新サービス資料請求」とご入力ください。
2. 資料は郵送でお送りいたします。ご氏名・郵便番号とご住所は
   必ずご入力ください。

----------------------
前田 祐希(ヴォーカル)Yuki Maeda, vocal
10年にわたりミュンヘンを拠点に、ヨーロッパ各地で音楽活動を行う。
帰国後、「DEBORAH」「Quipu(SPICY☆DEBORAH)のメイン・ヴォーカル
として活躍。また、ソロ・ヴォーカリストとしても多くのミュージシ
ャンと共演。横濱ジャズプロムナード、(大阪府)守口門真ジャズ・
フェスティバル等、各地のジャズ・フェスティバルにもたびたび参加。
長年にわたり数多くのCM作品で歌唱(SONY Vaio、ハウス食品、六甲の
おいしい水、他)。
アルバムは、佐藤允彦、渋谷毅、山下洋輔らが参加した1998年の
ガーシュイン生誕100年記念アルバム『JAZZ AGE』(イースト
ワークス)を皮切りに、2001年のクルト・ワイル・ソングブック
『One Touch of Weill』、02年のコール・ポーター・ソングブック
『Ev'ry Time we say... 』(以上佐藤允彦プロデュース、イースト
ワークス)などがある。
ホームページは http://www.maedayuki.com/

------------------
佐藤 允彦(ピアノ)Masahiko Sato, piano
1941年東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、1966年から1968年にかけて
米国バークリー音楽院に留学、作・編曲を学ぶ。
帰国後、初のリーダー・アルバム『パラジウム』でスイングジャーナ
ル誌「日本ジャズ賞」受賞。その後も、数々のアルバムを制作し、
国際的にも高い評価を得ている。また、ベルリン、ドナウエッシン
ゲン、メールス、モントルー、イースト・ミーツ・ウエスト・イン・
ニューヨークなどのジャズ・フェスティバルへの出演や、アフリカ、
オーストラリア、ロシア、中南米などへのコンサート・ツアーと、
国内に止まらない広範な活動は常に注目を集めている。
1997年には自己のプロデュース・レーベル《BAJ Records》を創設、
その活躍はますます多面化するばかりである。
ホームページ http://www.mmjp.or.jp/m_satoh/

--------------------
中川 昌三(フルート)Masami Nakagawa, flute
東京藝術大学卒業。学生時代よりジャズ界にも身を投じ、
クラシックはもとよりジャンルを超えて活躍、ギル・エヴァンス・
オーケストラ、キース・ジャレット、ヨー・ヨー・マ他多数のトップ
・プレイヤーとの共演や海外公演も数多い。
現代音楽の分野ではイサン・ユンのフルート協奏曲を日本初演、
またグループで中島健蔵賞を受賞。
1986年JVCビクターよりCDデビュー。2002年14枚目の多重録音による
アルバム『PAVANE/中川昌三』をリリース。
以後、ブラジル音楽に傾倒し、"FONTE" を結成。05年サイデラより
『FONTE/Live at Corcovado』をリリース。
常にフルート音楽の可能性を開拓し続けるパイオニアである。
現在、桐朋短大講師。
ホームページは http://www.dab.hi-ho.ne.jp/nkgw-music/

------------------
加藤 真一(ベース)Shin-ichi Kato, bass
1958年北海道生まれ。ロック、ブルースに傾倒した10代を経て、
鈴木淳(アン・ミュージックスクール)、藤沢光雄(札幌交響楽団)
に師事。猪俣 猛トリオ、大友義雄グループ、自己のカルテット
などで活動。92年から95年まで渡米。帰国後、自己のグループ
「B-HOT CREATIONS」での活動のほか、佐藤允彦、中川昌三、
辛島文雄、富樫昌彦らと共演するなど活躍中。
5枚のリーダー・アルバムがある。
ホームページは http://www16.ocn.ne.jp/~b-hot/

--------------------------
岡部 洋一(パーカッション)Yoichi Okabe, percussion
1962年生まれ。高校時代からパーカッション演奏を始める。
大学在学中にブラジル音楽に出会い、卒業前からプロ活動を開始。
おニャン子クラブなどアイドル歌手のバックを多数務めたのち、
ジャズ、ロック、ブラジル音楽、アヴァン・ギャルドなど
ジャンルを横断する音楽活動を展開。現在、ロック・バンド「ROVO」
「ボンデージ・フルーツ」「ザ・スリル」のメンバー。大貫妙子、
小野リサ、溝口肇、角松敏生など様々なアーティストと共演している。
ホームページは http://donna-oto.com/okabe/

-------------------------------------------------
「ワイルからガーシュインへ」関連企画
水戸芸術館友の会第17回LD鑑賞会
「ガーシュウィン:歌劇<ポーギーとベス>」
2005年 9月 3日(土)17:30開始
会場:水戸芸術館会議場
対象:水戸芸術館友の会会員と同伴者1名
* お問い合わせ:水戸芸術館友の会(TEL. 029-227-8111)

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---