これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date:  Sun, 7 Sep 1997 21:21:05 +0900 (JST)
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▼ATM速報1997年9月7日発−−−−−−−−−−−−−−−

音楽の深淵へ

武久源造オルガン・リサイタル
1997年12月15日(月)18:00開場/18:30開演
会場:水戸芸術館エントランスホール
   当日は休館日ですので16:00に開館いたします。
料金:A席2,500円/B席1,500円(全席指定)
チケット発売日:9月27日(土)

G. べーム:前奏曲・フーガと後奏曲 ト短調
J.S.バッハ:パストラーレ ヘ長調   BWV590
J.S.バッハ:<17のコラール集>より
      いと高き所では神にのみ栄光あれ   BWV664
A.ヴィヴァルディ(J.S.バッハ編曲):協奏曲 ニ長調 作品3-9
(BWV972)
A.ヴィヴァルディ(武久源造編曲):協奏曲集  <四季>より
J.ブラームス:11のコラール前奏曲 作品122より
        装いせよ愛するたましいよ
        エッサイの根より
C.フランク:3つのコラールより 第3番 イ短調
A.ギルマン:「頭を上げよ」によるマーチ

研ぎ澄まされた聴感覚を持って生きる武久源造は、音の世界の果てし
ない地平を私たちに伝えてくれる。彼の音楽は、聴く者の心の奥底に
語りかけてくる。
それは自分というちっぽけな殻の中で繰り広げられる様々な聴き手の
情念を刺激するものというよりは、宇宙との交感とでも呼べそうなス
ピリチュアルな音楽なのだ。どうして、これほどまでに彼の音楽は超
越的に響くのだろう。もしかしたら、武久源造にとって音楽を演奏す
るということは、祈るという行為そのものなのかもしれない。そして、
大いなるもの、聖なるものへの夢を託して作られた楽器“パイプ・オ
ルガン”との宿命的で必然的な出会いがそこにはある。

武久源造
東京芸術大学大学院修了。1984年より国内外で演奏活動を開始。
チェンバロ、オルガン、ピアノなど各種鍵盤楽器を駆使して、中世か
ら現代まで幅広いジャンルにわたり、さまざまなレパートリーをもつ。
91年よりCDをリリース。うちシリーズ「鍵盤音楽の領域」 I、IIと
オルガン作品集「最愛のイエスよ」、J.S.バッハ「ゴールトベルク変奏
曲」およびJ.S.バッハ「オルガン曲集vol.1」が「レコード芸術」誌の
特選盤となる。
91年には、アトランタで開かれた「国際チェンバロ製作家コンテスト」
で審査員の一人として招かれる。97年4月には甲府で開かれた第10回
古楽コンクールで審査員をつとめた。

−−−次回配信をお楽しみに! −−−−−−−−−−−−−−−−−