これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date:  Sun, 28 Sep 1997 22:15:34 +0900 (JST)
From:  fn9t-kjm@asahi-net.or.jp (KOJIMA, Tamami)
Subject:  [atm-info,00240] info0928
Sender:  jun@re.soum.co.jp
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▼ATM速報1997年9月28日発−−−−−−−−−−−−−−
   
「日本の夏1960-64 こうなったらやけくそだ!」
本日無事会期を終了いたしました。多数のご入場ありがとうございま
した。
日本の芸術1960s後半は、寺山修司フェスティヴァルをお楽しみいた
だきます。
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●現代日本戯曲大系3 寺山修司フェスティヴァル
水戸芸術館現代美術ギャラリー特別展
「新宿区北新宿4-3-3 原方二階 笹目浩之」

開催期間:10月10日(金曜日)〜11月23日(日曜日)
開館時間:午前9時30分〜午後6時30分(入場は午後6時まで)
休館日: 毎週月曜日
(ただし、11月3日は開館、11月4日休館)
会場:  水戸芸術館現代美術ギャラリー
チケット:
当日一般 800円 前売り及び団体(20名以上) 600円
*中学生以下・65歳以上、心身障害者の方は入場無料

チケット取り扱い 
水戸芸術館エントランスホール内チケットカウンター
チケットセゾン    03-3250-9999

お問い合わせ   
水戸芸術館ACM劇場   029-227-8123

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笹目浩之(ささめ ひろゆき)プロフィール
ペンネーム:さすがわ ささめ

株式会社ポスターハリス・カンパニー代表取締役
現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクト代表
ウルトラポスターハリスター
ハイフコーディネーター
演劇プロデューサー
酒呑堂 店主
書家 など、他にも多数の肩書を持つ

1963年 
2月25日生 茨城県出身 AB型 魚座

1982年 
大学を3日で中退。
12月、寺山修司氏の遺作となった演劇実験室◎天井桟敷公演
「レミング」を観て感激し、価値観を根本よりくつがえされる。
これが寺山氏との運命の出会い。

1983年 
天井桟敷に参加しようと思うが、寺山氏が亡くなり機会を失う。
しかし、偶然、元寺山夫人で天井桟敷のプロデューサーだった九條今
日子氏と北村想氏の岸田戯曲賞受賞作「11人の少年」(ザ・スズナ
リ)で席が隣りになり、名刺をもらい、西武劇場(現パルコ劇場)の
寺山修司追悼公演「青森県のせむし男」のスタッフとして参加。
このとき最初に九條氏より頼まれたのが「ポスター貼り」であった。
今思えば、これが、笹目のポスター貼り人生のスタートだった。
公演終了後、西武劇場(現パルコ劇場)のプロデューサー山田潤一氏
より演劇公演のポスター貼りのアルバイトを依頼される。
初めてバイトで貼ったポスターは金子國義氏の「オルペウス」。
天井桟敷解散前日のバザーで天井桟敷のポスター、レミングで使用し
た180センチもある体温計(後日、万有引力が再演したとき貸し出
す)、天井桟敷喫茶部のテーブルとイス(現在も事務所で使用)、小
道具などを購入、これが最 初のコレクションである。

1984年 
「カスパー」、「時代はサーカスの象に乗って'84」渋谷パルコスペ
ースパー ト3制作スタッフとして九條氏のアシスタント。

1985年 
「寺山修司全映像詩展」(パルコスペースパート3)では、寺山修司
氏の遺作「さらば箱舟」をカンヌ映画祭出品のため九條氏が不在、こ
のイベントの企画広 報運営をまかされる。
連日立ち見の大成功。
「HOSS」西武劇場(現パルコ劇場)演出萩原朔美 制作スタッフ
として参 加。
「アラバールの大典礼」パルコスペースパート3 寺山修司氏と交流
の深かった前衛芸術家フェルナンド・アラバールが九條氏のプロデュ
ースで来日、笹目は九條氏のアシスタントとして参加。

1986年 
「ゴダールのマリア」「ゴダールの探偵」パルコ配給。初めて映画の
宣伝を担当。

1987年 
7月7日 ポスター貼りの地位向上を目指し株式会社ポスターハリス
・カンパニー設立。
役員には、ポスターを貼ってもらっている飲み屋店主、注射も打たず
お金を貸してくれた医者、高校の同級生で親に勘当されても笹目を見
捨てなかった友人などである。
社名が業界で話題になり、仕事の受注が倍増。このころには、演劇ポ
スターのみではなく、映画、コンサート、展覧会など興行系のポスタ
ーをすべて取扱う様になる。
会社設立にあたり九條氏より番頭として寺山修司氏の同級生で、天井
桟敷の家出少年少女たちのお父さん役だった広瀬隆平氏が入社。ポス
ターハリスでもアルバイトのお父さん役を。

1989年 
東京横丁征服計画スタート。
2月大喪の礼の前日、渋谷のんべい横丁に「酒呑堂」オープン。業界
関係者が連日魑魅魍魎をくりひろげ「噂の真相」にまで取り上げられ
る。日替わりママや篠井英介が食品衛生責任者をするなど話題になり
2坪の店に最高27人まで入る盛況。

1990年 
演劇プロデューサーとしてデビュー。
1・2月 「女形能晨鐘−ハナノアケガタ」新宿シアタートップス、
大阪中座
4月 寺山修司氏と交流の深かったポーランドの前衛芸術家タデウシ
ュ・カントールが九條氏のプロデュースで来日、パルコ劇場で公演。
ポスターハリスと笹目は宣伝協力。カントールの劇団員が酒呑堂に毎
夜出没。
8月 「二枚目」渋谷クアトロ、大阪ミューズホール、名古屋クアトロ
12月 「深沢敦の豪華なリサイタル」銀座博品館劇場、他
(一部の時代劇ミュージカル狸御殿は作:三谷幸喜、演出:山田和也
の黄金コンビ。)

1991年 
1月 東京横丁征服計画第2号店
下北沢スズナリ横丁に「酒呑堂」下北沢店」オープン。
6月 「浜辺のもてないおんな達」(演出:宮本亜門)渋谷パルコス
ペースパート3、大阪近鉄アート館、名古屋テレピアホール
1年半の間に3本の演劇プロデュースを手掛けすべて好評を博し、作
品の質、パブリシティーの露出度など、ポスターハリス・カンパニー
及び笹目は業界の注目を集める。しかし、突然演劇プロデュースは休
止宣言。

1992年 
10・11月 ポスター貼り10周年目を記念し「ウルトラポスター
ハリスターコレクション展」
興行系のポスターコレクションとして質、規模とも日本最大級の評価
を得る。来場者約3000人、開催したギャラリーの過去半年分の入
場者だった。このころより演劇ポスター美術館構想が生まれる。

1993年 
4月 「ウルトラポスターハリスターコレクション展」博多ソラリア
プラザにて開催。
博多天神ど真ん中の同ビル内のB1〜7階迄の吹き抜け空間は、約
2000枚のポスターにより埋め尽くされ街の話題を独占した。
期間中の来場者数万人。
5・7月 寺山修司映画祭「さらば映画よ」渋谷パルコスペースパー
ト3&ユーロスペース 制作スタッフとして参加。また寺山関連ポス
ターの展示も担当。
7月 「都政50年の歩み展」新宿・新都庁内 ポスター出展。
9月 「ポスター展〜寺山修司の世界」仙台市教育文化センター企画
制作。「SHUJI TERAYAMA RADIO DAYS」青山スパイラルホール企
画制作。「寺山修司ポスター展」熱海パフォーマンスフェスティヴァ
ル企画制作。
10・11月 「ウルトラポスターハリスターコレクション展2〜寺
山修司と天井桟敷を中心とした小劇場'60〜'80」 企画制作

1994年 
3・4月 「懐かしの演劇ポスター展〜70年代を中心に」スタジオ錦
糸町企画制作
7月 現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクト 設立 
代表:笹目
9・10月 日本劇作家大会'94「演劇・戯曲見本市」北九州国際会
議場ポスター出展
10月 多摩美術大学 特別講義「演劇企画制作に於けるポスターの
役割」講師:笹目

1995年 
3・4月 「現代日本戯曲大系1」水戸芸術館 ポスター出展
6月 日本大学芸術学部 特別講義「演劇企画製作に於けるポスター
の役割」講師:笹目
6・7月 日本大学芸術学部演劇学科主催 第22回演劇資料展示会
「演劇ポスター展'76〜'95」ポスター出展及び企画協力。
11月 新潟市劇場芸術講座 講義 広報宣伝「ポスター貼り」 
講師:笹目
ザ・コンボイ・ショウvol.11「パピプペポ〜!」銀座博品館劇場にて、
3年ぶりに演劇プロデュース復帰!!入場者倍増3年計画を仕掛ける。

1996年 
2月 ザ・コンボイ・ショウvol.12「パピプペポ〜!」(再演)銀
座博品館劇場
人気に火がつき始める。チケットほぼ完売。
5月 セゾン文化財団より現代演劇ポスター・収集・保存・公開プロ
ジェクト(代表笹目)96年度の年間活動に助成決定。
日本劇作家大会'96「現代演劇ポスター展」盛岡劇場 企画制作
7月 渋谷のんべい横丁に「酒呑堂やさいや」オープン
8月 「第三エロチカのポスター展」METホール 企画制作
8・9・10月 「現代日本演劇ポスター展」東欧巡回展(ウィーン、
プラハ、ブタペスト)のため渡欧。各国でポスターを収蔵。ポーラン
ドのポスター美術館などを視察。
国際交流基金より助成。パリのうどん屋にポスターの収集を依頼。
9月 ザ・コンボイ・ショウvol.13「ATOM−アトム」銀座博品
館劇場、他ついに人気を大ブレイクさせる!! 前売り即日完売!!
業界ではコンボイの話題沸騰!!
10・11月「遊◎機械/全自動シアターのポスター展」パナソニッ
クグローブ座企画制作
11月 「現代演劇ポスター展'66/'96〜挑発するポスター街に
貼られた現代演劇」新宿パークタワーギャラリー・1 
会期中に日比野克彦氏と笹目のトークショウ。
来場者約10000人。プロジェクトの活動の重要性を再認識。
10・11月 セミナー全5回「現代演劇ポスターとグラフィックア
ート」横浜市教育文化センター 講師:扇田昭彦氏、九條今日子氏、
J・A・シーザー氏、総合進行:笹目
12月 「寺山修司と天井桟敷 現存舞台ビデオ全上映&全ポスター
展」三鷹市芸術文化センター
会期中に天井桟敷関係者と笹目のトークショウ。
来場者数約3000人。

1997年 
2月 ザ・コンボイ・ショウvol.14「ATOM−アトム」(再演)
銀座博品館劇場、他 前売完売!!
5月 「演劇実験室天井桟敷 演劇ヴィデオ&演劇ポスター展」アッ
プリンクファクトリー 企画制作  
世田谷パブリックシアターよりロビーのポスターギャラリーの運営を
依頼される。
セゾン文化財団より現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクト
(代表:笹目)97年度の年間活動に助成決定。
5・6月 「現代演劇ポスター展'66/'97京都」元明倫小学校 
企画制作
6月 「現代演劇ポスター展'66/'97神戸」神戸アートビレッジ
センター企画制作 
「寺山修司と天井桟敷 現存舞台ヴィデオ全上映」神戸アートビレッ
ジセンター企画制作 
芸術文化振興基金より関西巡回ポスター展に助成決定。
7・8月 パルテノン多摩10周年記念「寺山修司の迷宮世界−
100年気球メトロポリス」企画広報プロデューサー 野外劇に若者
があふれる。企画は大成功。
その他展示「天井桟敷・万有引力迷宮劇場」、映像「寺山修司の映像
迷宮」の企画運営。
9月 10年に渡り番頭を務めてくれた広瀬隆平氏引退。ポスターハ
リス新展開!!
10月〜 「世界のなかの日本演劇」展(ニューヨーク・ドイツ)ポ
スター出展
10・11月 ザ・コンボイ・ショウvol.15「タイムトンネル」銀
座博品館劇場、遂に1カ月公演!!
初の全国ツアー(11月)も決定!!総観客動員は軽く10000人
を越える。
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笹目浩之の存在自体が現代美術なのか? 彼のコレクションを通した
幻想の60年代とは?
笹目が追いかけた既に存在しない寺山修司と天井桟敷とは? 
ポスター貼りは市外劇に成りえるか?
笹目浩之とポスターハリス・カンパニーはこの10年で何をしていた
のか?
答えは、あなた自身の・・・・・・・・・・・・・・・・・・

−−−次回配信をお楽しみに! −−−−−−−−−−−−−−−−−