これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date:  Sun, 12 Oct 1997 21:49:28 +0900 (JST)
From:  fn9t-kjm@asahi-net.or.jp (KOJIMA, Tamami)
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▼ATM速報1997年10月12日発−−−−−−−−−−−−−−−

12月、ゆく年を惜しむにふさわしい水戸芸術館ACM劇場での催し物。
お得な3公演通し券もご利用いただけます。

●クリスマス・スペシャルナイト
フラメンコ「マヌエル・レージェス舞踊団」
フラメンコの本場で注目されている期待のダンサー、マヌエル・レージェ
スがいよいよ自分の舞踊団を率いて日本に登場!伝統的なフラメンコスタ
イルに拘らず、現代の息吹を感じさせる舞台にしたいという意向で、リズ
ム、フルート、コントラバスを加え都会的な音楽性と現代性を重視した編
成。来年3月には構想中の大作(総勢舞踏手20名)がマドリッド州立劇場
テアトロ・アルベニスで公演の予定。今回の公演の際には、その片鱗が見
られるかもしれない。

マヌエル・レージェス・マヤ
1974年2月5日、コルドバ出身、ジプシー一家に生まれる。7才より踊り
を始め、9才の時スペイン国立バレエ団の作品メディア出演の依頼がある。
その後作品(タラントス)にも出演、15才まで国立舞踊学校にてレッスン
をうける。ホセ・グラネーロ監督のマドリッド州立スペイン舞踊団の第一
踊手を務めながら、メルチェ・エスメラルダ監督のムルシア州立舞踊団に
参加。1993年ビージャ・デ・マドリッド劇場に自作品“スウニョ・デ・
フラグア”で兄、アントニオ・レージェスと共演、批評家の絶賛を受ける。
1994年同作品はフラメンコ界では重要な位置を占める。サラ・レボルベー
ル・マドリッドにて上演。同年9月、アントニオ・カナーレス舞踊団にて作
品“レトロ”に出演。1994年度兄アントニオと共にスペイン振り付け賞受
賞。1995年ホアキン・コルテス舞踊団に客演。

日時:12月6日(土)14時開演
会場:ACM劇場
料金:一般3,500円/友の会会員2,500円/
      通し券3,150円(3公演)・全席指定
お問い合わせ:
ACM劇場029-227-8123・水戸芸術館友の会029-227-8111


● '97スターライトジャズ in ACM
「菊地雅章ピアノ・ソロ・コンサート」
菊地雅章のピアノは「ジャズ」「クラシック」「ブルース」「ポップス」と
いったジャンルにこだわらない広がりをもっている。ときにそれはジャズと
して聞こえ、ときにそれはブルースとして聞こえ、菊地雅章というミュージ
シャンを媒介にした音の響きとしてだけわれわれに届けられる。著名な曲を
弾いていたとしてもそれは彼と1台のピアノのみが生み出しうる音楽として、
新しい生命を与えられた音楽として聞こえてくる。とくにそのピアニッシモ
の優美さ、ダイナミックなフォルティッシモ、そして深い奥行きと輪郭をも
った全体像は圧倒的だ。

菊地雅章
東京生まれ。
18歳よりジャズ・ミュージュシャンとして演奏を開始、ソニー・ロリンズ、
ギル・エバンスなどのグループでのプレイを経て73年、ニューヨークに移住。
エルビン・ジョーンズ・グループの一員として活動後、78年にはマイルス・
デイビスともレコーディング。90年代に入り、デザードムーンの結成と並行
して日野皓正とのクインテットの再結成ライブ&レコーディング、DJたち
とのコラボレーション、自身のソロ・ピアノ・ギグ&レコーディング(最新
ピアノ・ソロ・アルバムも間もなく発売になる)など、レコーディング、来
日演奏活動を以前にも増して精力的に展開。マイルスに絶賛され、ギルに愛
され、“pooさん”のニックネームで親しまれる。

日時:12月13日(土)19時開演
会場:ACM劇場
料金:一般3,500円/友の会会員3,000円/
   通し券3,150円(3公演)・全席自由(ワンドリンク付き)
お問い合わせ:財)水戸市芸術振興財団029-227-8111
             ‘97アートタワーみとスターライトファンタジー実行委員会   
     029-227-7558

●年末スペシャル
「高橋クミコ・コンサート」
「成就されない思い」を詩に託す、現代の歌姫
「私の“思い”とみなさんの“思い”が劇場中に充満して入りきれないほどに
なれば‥‥‥」
以前行われたコンサートでの彼女の言葉である。
高橋クミコは、“成就されない思い”を詩で表現することにこだわり続ける現
代の歌姫だ。彼女の歌は、叶えられなかった強烈な思いの数々をすくいとって
いるだけに、狂気すらはらみ、時に妖艶で、しかし悲しく切ない。
あえてジャンル分けするなら、彼女はシャンソン歌手ということになる。
プロ活動を始めたのは’82年、あの「銀巴里」のオーディションに合格して以
来のことだ。
しかし、彼女のレパートリーはあまりに広い。演歌からジャズ、だれも歌わな
くなってしまった昔の歌謡曲まで。が、曲の形式は違っても、彼女がセレクト
する歌のトーンには、一貫して“思い”が宿っている。それが、彼女のシャン
ソンであり、高橋クミコの詩なのだ。
文:伊豆野まこと(週刊SPA掲載より)


高橋クミコ プロフィール
水戸市出身。
早稲田大学卒。
1979年、「世界歌謡祭」に日本代表として参加する。
1982年、銀座のライブハウス「銀巴里」のオーディションに合格。プロとし
ての活動をスタート。
その後、シャンソン、ニュー・ウエイヴバンド、ミュージカルなど旺盛なチャ
レンジ精神のもと自らの「唄」を求めて遍歴。ジャンルを問わず、自分の本当
に唄いたいものだけを唄うという姿勢は、単なる「唄い手」の枠を超えて「新
時代の芸人」「シンガー・ソング・パフォーマー」などという新しい“像”を
クリエイト。「音楽を“あきらめていた”人たち」から絶大な支持を得ている。
ここ数年は渋谷ジァンジァンでのライヴや全国各地でのコンサートをはじめと
して精力的な活動を展開中である。

日時:12月26日(金)19時開演
会場:ACM劇場
料金:一般3,500円/友の会会員2,500円/
        団体割引3,150円/通し券3,150円(3公演)・全席指定
お問い合わせ:
ACM劇場029-227-8123・水戸芸術館友の会029-227-8111

チケット発売日:友の会会員 10月29日(水)
       ※電話予約のみ、会員価格でのご予約は会員おひとり1枚のみ
        一般    11月1日(土)
ご予約は水戸芸術館エントランスホール チケットカウンターまたは
水戸芸術館チケット予約センター(029―225―3555)で承ります。

−−−次回配信をお楽しみに! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−