これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

* こちらに掲載中のものは、送信後に修正等の必要が生じた場合は修正等を加えて掲載しています。あらかじめご了承ください。
* 丸ごと全文の転載はご遠慮ください。引用される場合は水戸芸術館公式サイト http://arttowermito.or.jp/ へのリンクをお願いいたします。

お問い合わせは下記よりお願いいたします。
>> お問い合わせフォーム


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Fri, 25 Nov 2005 19:10:47 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02037] Highlights from Donizetti's "Lucia di Lammermoor"
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <492570C4.0037EBDE.00@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 02037

▼水戸芸術館ATM速報2005年11月25日発-----------------

畑中良輔企画による人気シリーズ「オペラの花束をあなたへ」、
今回は佐藤美枝子主演による『幻想のルチア』です。
透きとおる美声と輝かしいコロラトゥーラで聴衆を魅了する
名ソプラノ・佐藤美枝子がもっとも得意とするオペラ、
ドニゼッティ作曲<ランメルモールのルチア>をハイライトで
お届けします。

ドニゼッティの<ランメルモールのルチア>は、
愛のもつれから狂乱へといたるルチアの悲劇を綴ったオペラ。
19世紀前半に流行した、いわゆる「ベルカント・オペラ」の一つで、
"あたりは沈黙にとざされ" "もえる吐息はそよ風にのって"
"あの人の優しい声が"(狂乱の場)など、数々の名旋律に彩られて
います。

注目の若手テノール・望月哲也、オペラを知り尽くしたピアニスト・
河原忠之が共演。さらに気鋭の演出家・岩田達宗が、
キャストの表情やステージでの出来事が手に取るようにわかる
水戸芸術館コンサートホールATMの親密な空間を用いて、
狂乱にいたるほかなかったルチアの心象を克明に描きます。
どうぞお楽しみに。

担当:関根 哲也(水戸芸術館音楽部門学芸員)

---------------------------
オペラの花束をあなたへ 17
佐藤美枝子の『幻想のルチア』
---------------------------
ドニゼッティ:歌劇 <ランメルモールのルチア> ハイライト
            (イタリア語上演・日本語字幕付き・ピアノ伴奏)

日時:2006年 2月 3日(金)18:00開場 18:30開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
企画:畑中良輔
出演:佐藤美枝子(ソプラノ/ルチア)
      望月哲也(テノール/エドガルド)
      河原忠之(ピアノ/エンリーコ)
演出:岩田達宗
主催:財団法人 水戸市芸術振興財団

佐藤美枝子 公式サイト
http://www.satomieko.com/index.html

料金(全席指定):4,000円
---------------------------------
チケット発売:2005年12月 4日(日)
---------------------------------
・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・ATM速報受信のお客様のご予約はメールでも承ります。(13:00〜)
mailto:ticket@arttowermito.or.jp
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9990
・CNプレイガイド Tel. 0570-08-9990

メールでのご予約は上記アドレス宛、発売日13:00以降の、
館サーバ受信タイムスタンプとなるようお送りください。
ご予約のための様式(音楽・演劇共通)をお持ちでない方は、
お手数ですが、上記アドレスまで、事前にご請求ください。

ATM速報受信のお客様に限り、下記館ウェブサイトからもお申し込み
いただけます。(発売日 9:30以降、公演前日または完売まで無休)

https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi

*館ウェブサイトからのご予約がますます便利になりました!
  窓口ご購入・お電話でのご予約と同じ朝 9時30分からの受け付けと、
  ご用意したお席のエリアの画像表示の、2つのサービス増です。
  ウェブサイトからのご予約、ぜひどうぞお試しください。

--------------------------------------------------------------
あらすじ

ルチアは、母の墓地の小道で猛牛に襲われたとき、救ってくれた男
エドガルドと恋に陥った。エドガルドは、今ではランメルモール地方
の領主となったルチアの兄エンリーコに父を殺され、城も財産も略奪
された過去があるため、エンリーコへの復讐を心に期している。
しかし、それさえも、ルチアとエドガルドの愛を引き裂くことは出来
ない。

妹の恋の相手が宿敵エドガルドであることを知ったエンリーコは、
エドガルドの偽の筆跡で彼の心変わりを伝える手紙を用意し、ルチア
を失望でふるえ上がらせ、様々な術策を講じ、勢力派のアルトゥーロ
卿と政略結婚することをルチアに承諾させてしまう。

結婚式の日、突然、エドガルドが現れる。ルチアは、不実を責められ、
かつてエドガルドと交換し合った指輪を踏みつけられ、気絶してしま
う。光明の見えない愛に苦悩し、ついに狂乱へといたったルチアは、
夫となったアルトゥーロを殺し、幻の中にエドガルドとの美しい日々
を思い出す・・・。

--------------------------------------
畑中 良輔(はたなか りょうすけ) 企画
東京音楽学校(現、東京芸術大学)卒業。
宮廷歌手ヘルマン・ヴーハーペニヒに師事。ドイツ・リートや
モーツァルトのオペラを日本に紹介した草分け的歌手であり、
我が国を代表する声楽指導者、合唱指導者、音楽評論家である。
水戸芸術館音楽部門では芸術総監督を務める。
1985年紫綬褒章受章。93年自ら主催する「青の会」が毎日芸術賞受賞。
94年勲三等旭日中綬章。97年モービル音楽賞受賞。97年から99年まで
新国立劇場芸術監督。2000年には文化功労者に選出される。02年自伝
『音楽少年誕生物語−繰り返せない旅だから(1)(2)』(音楽之友社)、
詩集『超える影』(不識書院)を出版。現在、東京芸術大学名誉教授、
日本演奏連盟理事、全日本合唱教育研究会会長。
----------------------------------------------
佐藤 美枝子(さとう みえこ) ソプラノ/ルチア
武蔵野音楽大学卒業。1997年から3年間イタリアに留学。
98年、第11回チャイコフスキー国際音楽コンクール声楽部門で日本人
初の第1位を受賞、本選で歌った <ランメルモールのルチア> の
"狂乱の場" は聴衆に圧倒的な印象を与えた。99年、新国立劇場での
<カルメン>ミカエラ役で日本での本格的なオペラ・デビューを飾る。
2003年12月にはブルガリアのソフィア国立歌劇場に招かれ<ランメル
モールのルチア>と<リゴレット>に出演し、大絶賛を博した。また、
<ランメルモールのルチア>のハイライト・オペラ『幻想のルチア』
(演出:岩田達宗)を名古屋で初演、独創的な舞台は好評を博し、
その後日本各地で公演を行っている。
05年4月にはブルガリアのソフィア国立歌劇場にて<リゴレット>に
出演、11月には同歌劇場の来日公演に参加。
CDはビクターエンタテインメントより「至上のルチア」「アリア」
「さくら横ちょう」をリリースしている。
水戸芸術館では、96年オペラの花束をあなたへ「リゴレット・
ハイライト」、水戸室内管弦楽団第26回定期演奏会<ナクソス島の
アリアドネ>(指揮:若杉弘)、03年オペラの花束をあなたへ「椿姫
ハイライト」に出演し、好評を博している。
--------------------------------------------------
望月 哲也(もちづき てつや) テノール/エドガルド
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院オペラ科修了。第70回
日本音楽コンクール第2位。二期会オペラスタジオ修了。これまでに
小澤征爾指揮<ドン・ジョヴァンニ>(演奏会形式)、
サヴァリッシュ指揮シューベルト<ミサ曲>などでソリストを務めて
いる。天性のリリックな美声と堅実な音楽性は若手の中でも群を抜き、
各方面から注目を浴びている。
--------------------------------------------------
河原 忠之(かわはら ただゆき) ピアノ/エンリーコ
1988年国立音楽大学大学院修了、同大学院オペラ科ピアニストを経て、
91年よりイタリア留学、故アルド・ブロッティのもと、
ヴィルチェッリ音楽院でオペラ伴奏ピアニストを務める傍ら数々の
演奏会に出演。往年の名ソプラノ、マリア・カルポーネのもとで
伝統的なイタリア・オペラの音楽表現だけにとどまらず、発声法、
ディクションなど幅広い指導を受けた。92年帰国後、藤原歌劇団の
コレペティトゥールとして数々のオペラに参加。サイトウキネン・
フェスティヴァルなどにも参加し、指揮者の小澤征爾より絶大な
信頼を得ている。
現在、藤原歌劇団、新国立劇場オペラ研修所専属コレペティトゥール。
--------------------------------
岩田 達宗(いわた たつじ) 演出
東京外国語大学卒業後、劇団「第三舞台」を経て、舞台監督集団
「ザ・スタッフ」に参加、オペラの舞台製作に関わる。1991年より
栗山昌良に師事。96年五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞。98年より
2年間ドイツ、イギリスを中心にヨーロッパ各地で遊学、研鑚を積む。
帰国後、新国立劇場小劇場にて<オルフェオとエウリディーチェ>を
演出。また、オペラ自主制作団体コレギウム・ムジクムと組んだ
岩田版<カルメン>で絶賛される。最近の主な演出作品に、日生劇場
<泣いた赤鬼>、<カルメン>、びわ湖ホール<マルタ>、
新国立劇場<シャーロック・ホームズの事件簿〜告白>、
コレギウム・ムジクム<奥様女中>がある。
水戸芸術館では、96年オペラの花束をあなたへ「リゴレット・
ハイライト」で演出を担当、ホール・オペラの斬新な手法を試みた。

---------------------------------------------------------
ATM速報の配信停止・アドレス変更等のご連絡は下記で承ります。
mailto:atm-info-request@arttowermito.or.jp

事業に関するお問い合わせは下記までお気軽にどうぞ。
mailto:webstaff@arttowermito.or.jp

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---