これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Thu, 14 Sep 2006 14:40:49 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02160] Taku Satoh DESIGNS IN ORDINARY LIVES
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <492571E9.001F3437.00@david.arttowermito.or.jp>
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▼水戸芸術館ATM速報2006年9月14日発 -----------------

プレスリリース: 佐藤卓展「日常のデザイン」

デザイナー佐藤卓は、「ニッカ・ピュアモルト」「ロッテ・
キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」など、くらしのなかに
ある身近な商品のデザインをはじめ、 NHK「にほんごであそぼ」
の企画メンバーおよびアートディレクションを務めるなど、
幅広く活躍中です。

彼のデザインは、派手さや奇抜さで人目をひくことではなく、
日常生活のなかにあたりまえにあることを大切にしています。
自己主張しすぎないにもかかわらず、個性的なデザインであると
いってもよいでしょう。

また、商品デザインと並行して「デザインの解剖」や「バーバー
サイン プロジェクト」などのアート プロジェクトも精力的に
行っています。

こうした彼のデザインやアート プロジェクトは、ふだんは意識して
いない普通の日常が、とてもおもしろくて魅力的であることを
私たちに気づかせてくれます。その意味では、彼の活動すべてが
「アート」的であるといってもよいでしょう。

本展は、佐藤卓のこれまでの活動のほぼすべてを紹介するとともに、
この展覧会をきっかけに生まれたいくつかの作品、プロジェクトを
初公開します。

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展覧会概要
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展覧会名:佐藤卓展「日常のデザイン」
欧文表記:Taku Satoh DESIGNS IN ORDINARY LIVES
会期:2006年10月21日(土)〜2007年1月14日(日)
開館時間:9時30分〜18時 *入場は17時30分まで
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
休館日:月曜日、年末年始12月27日〜2007年1月3日。
*ただし、1月8日(月・祝)開館。翌、1月9日(火)休館。

入場料:  一般800円、前売・団体(20名以上)600円、
中学生以下・65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方と
付添いの方1名は無料。
展覧会チケット発売:
  水戸芸術館エントランスホールチケットカウンター、JR東日本
  みどりの窓口、びゅうプラザ
*一年間有効フリーパス→
  ハイティーンパス「H.T.P.」1,000円/対象15歳以上20歳未満
  おとなのパス 2,500円/対象20歳以上
  *取扱は、水戸芸術館エントランスホールチケットカウンター

主催:財団法人水戸市芸術振興財団

協賛:株式会社ロッテ http://www.lotte.co.jp/
      エスビー食品株式会社 http://www.sbfoods.co.jp/
      明治乳業株式会社 http://www.meinyu.co.jp/
      株式会社中川ケミカル http://www.cs-nakagawa.com/
      アサヒビール株式会社 http://www.asahibeer.co.jp/

協力:株式会社NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/
      亀印製菓株式会社 http://www.kamejirushi.co.jp/
      だるま食品株式会社 http://www.darumanatto.jp/
      日本放送協会 http://www.nhk.or.jp/
      パナソニックモバイルコミュニケ−ションズ株式会社
      http://www.panasonic.co.jp/pmc/
      株式会社創夢 http://www.soum.co.jp/

企画:浅井俊裕(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員)

企画協力:株式会社アートプランニング レイ
          石井一十三(株式会社佐藤卓デザイン事務所)
          テクノプロ株式会社
特別協力:株式会社佐藤卓デザイン事務所 http://www.tsdo.jp/


略歴  佐藤 卓 Taku Satoh
1955年 東京生まれ
1979年 東京芸術大学デザイン科卒業
1981年 同大学院修了、株式会社電通を経て
1984年 佐藤卓デザイン事務所設立
佐藤卓デザイン事務所 http://www.tsdo.jp/

▼商品デザイン
「ニッカ・ピュアモルト」
「ロッテ・ミントガムシリーズ」
「ロッテ・キシリトールガム」
「大正製薬・ゼナ」
「明治おいしい牛乳」
「ドコモ P701iD」、ほか

▼VIデザイン
「BS朝日」
「金沢21世紀美術館」
「首都大学東京」
「三宅一生デザイン文化財団」、ほか

▼アートディレクション ほか
  NHK教育「にほんごであそぼ」の企画メンバー及びアートディレ
  クション、大量生産品をデザインの視点で解剖する「デザインの
  解剖」プロジェクト、ほか

▼著書
『SKELETON』(六耀社)
『デザインの解剖』シリーズ(美術出版社)
『クジラは潮を吹いていた。』(トランスラート)、ほか

▼展覧会
1990年「NEO-ORNAMENTALISM」/アクシス・ギャラリー
2001年〜「デザインの解剖」展/松屋デザインギャラリー
2002年「都市に潜むルーメン」展/ギャラリー巷房
2002年「デザインの原形」展/松屋銀座8階大催場
2002年「INVISIBLE DESIGNER 佐藤卓」展/トロント日本文化センター
2002年「ANATOMIA DO DESIGN a obra de Taku Satoh」/サンパウロ
        日本文化センター
2004年「佐藤卓展 PLASTICITY」/ギンザ・グラフィック・ギャラリー

▼受賞
  毎日デザイン賞、東京ADC賞、JAGDA新人賞、東京TDC賞、
  ニューヨークADC賞、日本パッケージデザイン大賞金賞、
  Gマーク大賞、ほか

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展示構成
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I.  佐藤卓デザイン事務所の仕事
主な仕事を特別な展示方法により紹介、体験していただく空間です。

  a.『仕事の部屋』
    過去約20年間の主な仕事を、実物および写真、解説パネルで
    紹介します。

  b. 『グラフィックの仕事』
    ポスターなどのグラフィックデザインの展示および解説。

  c. 『にほんごであそぼ教室』
    企画に参加しアートディレクションを務めているTV番組「にほん
    ごであそぼ」をテーマとしたインスタレーション。

II. アート ワーク
商品デザインの仕事とは別に佐藤氏が自主的に制作した作品や
プロジェクトを紹介します。

  a. 『立体作品』
    「クールミントガム」・「グリーンガム」・「S&Bスパイス
    ボトル」・「チロリアン」の立体作品を展示します。

  b. 『デザインの解剖』
    大量生産品をデザインの視点から「解剖」するプロジェクト。
    「キシリトール」・「写ルンです」・「リカちゃん」・
    「おいしい牛乳」のシリーズ4作が一堂に会します。

  c.『バーバーサイン プロジェクト』
    誰もが知っていながら、日常のなかで見過ごしがちな理髪店
    サインを通して、日常に潜んでいる場所や人の関係性を
    再確認するプロジェクト。

  d.『埋木(うもれぎ)プロジェクト』
    砂の採掘現場から偶然出土した石化する前段階の神代木を、
    高さ70cmに加工して、展示し公開したプロジェクト。

  e.『言語博物室』
    佐藤卓氏が気になったモノから言葉を導き出し、
    人の気持ちにうったえかけるモノと言葉の関係を検証します。

  f.『波乗り』
    佐藤卓氏の趣味であると同時に、自然や環境とデザインの
    関係を考えさせるきっかけとなっている「サーフィン」を
    テーマにしたビジュアルと映像を展示します。


III.コラボレーション ワーク
この展覧会のために開催地の人々とともに進めているプロジェクト
です。

  a.『おみやげプロジェクト』
    水戸の企業と共同で、今後水戸の名物になるような新しい商品
    を開発、一般販売します。

  b.「デザイン採集」
    昆虫採集ならぬデザイン採集です。街に捨てられている包装
    (デザイン)を「採集」し、採集箱に入れ展示します。
    デザインの行く末を再認識するプロジェクトです。

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関連イベント
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● オープニング・トーク
文化人類学者の竹村真一氏と佐藤卓氏の対談をおこないます。
日時:10月21日(土) 14時〜15時30分 *13時30分開場
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
定員:100名(先着順)
*料金は展覧会入場料に含まれます。

● キュレーター・トーク
展覧会を企画した学芸員がトークをおこないます。
日時:10月28日(土) 14時〜15時
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
*料金は展覧会入場料に含まれます。

● 佐藤卓講演会
出品作家の佐藤氏が自作について語ります。
日時:11月5日(日) 14時〜15時30分 *13時30分開場
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
定員:100名(先着順)
*料金は展覧会入場料に含まれます。

● スペシャル・トーク
脳科学者の茂木健一郎氏と佐藤卓氏の対談をおこないます。
日時:12月2日(土) 14時〜15時30分 *13時30分開場
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
定員:100名(先着順)
*料金は展覧会入場料に含まれます。

● ウィークエンド・ギャラリートーク
CACギャラリートーカーとともに展覧会を鑑賞します。
日時:11月4日(土) 〜 2007年1月14日(日)
毎土・日曜日 各日14時30分〜(約40分)
ただし、1月6日、7日を除く
*料金は展覧会入場料に含まれます。

● 赤ちゃんと一緒に美術館散歩
係員が付き添い、解説しながらお子さんと一緒の鑑賞を
サポートします。
日時:11月10日、24日 (金) 10時〜11時
募集人数:各日、6組(先着順/要電話申込)
対象:未就学児とその保護者
申込締切:各日、開催日の3日前まで
*料金は展覧会入場料に含まれます。

●「にほんごであそぼ」かるた大会
「にほんごであそぼ いろはかるた」を使い、
トーナメント方式でかるた大会を開催します。
日時:12月16日(土) 13時〜15時30分
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
*詳細は、別途お問い合わせください。

お問い合わせ
水戸芸術館現代美術センター
〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8
Tel. 029-227-8120 / Fax. 029-227-8130
http://www.arttowermito.or.jp/

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同時開催
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クリテリオム68 森 太三
会期:10月21日(土)〜2007年1月14日(日)
企画:森 司(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー第9室
*料金は展覧会入場料に含まれます。
*クリテリオムは、ラテン語で「基準」を意味し、
  若手作家の新作を中心に紹介する企画展。

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