これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Sun, 17 Sep 2006 19:35:09 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02162] Vesselina Kasarova Mezzo-soprano Recital
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <492571EC.003A26E7.00@david.arttowermito.or.jp>
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▼水戸芸術館ATM速報2006年9月17日発 -----------------

世界最高の歌声を心ゆくまで味わう贅沢な一夜
稀代の歌姫、ヴェッセリーナ・カサロヴァ登場

全身から溢れ出る歌う喜びと美しい響き。
トランペットのような輝かしい歌声から、消え入るような
ソット・ヴォーチェまで自在に操る確かなテクニック。
そして、プリマの証とも言える華のある存在感。
ヴェッセリーナ・カサロヴァは、瞬く間にヨーロッパの一流歌劇場を
席巻し、世界最高のメゾ・ソプラノと評されるに至りました。

その稀代の歌姫が、ヴァレンタインの特別な一夜を彩るために、
水戸芸術館に舞い降ります。

「特別」は、それだけにとどまりません。
ヨーロッパのオペラ・ハウスでは、2000人から3000人の聴衆が、
カサロヴァを聴くために世界のあちらこちらから駆けつけるのが常。
でも、今宵は違います。
歌手のこまやかな息遣いまで精確に聴き取れる水戸芸術館コンサート
ホールATM(客席数 620)の親密な空間で、カサロヴァ一人の歌声を
心ゆくまで堪能することができるのです。

天才モーツァルトがその最後のオペラで示した清澄なアリア
"わたしは行くが、君は平和に" 、バロック・オペラの様式の中で
深々とした感情が綴られるグルック、ヘンデルのアリア、そして
メゾ・ソプラノのアリアなら誰もが期待する "君よ知るや南の国"
(トーマ<ミニョン>)、"ハバネラ"(ビゼー<カルメン>)、
"今の歌声は" (ロッシーニ<セビリャの理髪師>)、etc.・・・。

贅を尽くしたプログラムでカサロヴァの歌を楽しむ特別な一夜を、
あなたに。

担当:関根哲也(水戸芸術館音楽部門学芸員)

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ヴェッセリーナ・カサロヴァ メゾ・ソプラノ・リサイタル
Vesselina Kasarova Mezzo-soprano Recital
ピアノ:デイヴィッド・サイラス
Piano: David Syrus
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2007年 2月14日(水)18:30開場・19:00開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM

<第1部>
グルック:    歌劇 <オルフェオとエウリディーチェ> より
                "エウリディーチェを失って"
ヘンデル:    歌劇 <アルチーナ> より
                "やさしい愛が私を誘う"
モーツァルト:歌劇  <皇帝ティートの慈悲> より
          "わたしは行くが、君は平和で"
ロッシーニ:  歌劇 <タンクレディ> より
                "おお祖国よ、この胸の高鳴りに・・・
                 大いなる不安と苦しみの後で"
                "何故こうも心の平静がかき乱されるのだ"
<第2部>
トーマ:      歌劇 <ミニョン> より
                "オレンジの花咲く国を知ってて?"
               (君よ知るや南の国)
ビゼー:      歌劇 <カルメン> より
                "恋は野の鳥"(ハバネラ)
                "響きも鋭く"(ジプシーの歌)
ロッシーニ:  歌劇 <アルジェのイタリア女> より
                "愛する彼のために"
ロッシーニ:  歌劇 <セビリャの理髪師>より
                "今の歌声は"

主催:財団法人 水戸市芸術振興財団

料金(全席指定):10,000円
                  ペア券(限定100組):18,000円
                  *ペア券は水戸芸術館のみの取り扱い
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チケット発売:2006年 9月30日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9990
・CNプレイガイド Tel. 0570-08-9990
・ATM速報受信のお客さまに限り、館日本語トップページ
  「ATM速報受信のお客さま専用ご予約メニュー」からご予約
  いただけます。(発売日 9:30以降、公演前日または完売まで無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi

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ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾ・ソプラノ)
Vesselina Kasarova, Mezzo-soprano

ブルガリアのスタラ・ザゴラ生まれ。
4歳からピアノをはじめ、スタラ・ザゴラの音楽高校に進学。
元々はピアニストを志していたが、同校を卒業後、歌手に転向する。
ソフィア音楽院在学中、ソフィア国立歌劇場でメゾ・ソプラノの
レパートリーを歌う。ドイツのギュータースローで開催される
オペラ歌手コンクール「新しい声」の1989年度第1位に輝き、その
直後にチューリッヒ歌劇場と契約、瞬く間にスイスの聴衆の人気を
得る。1991年、ザルツブルク音楽祭にモーツァルト<皇帝ティート
の慈悲〉(アンニオ役)でデビュー、続いてウィーン国立歌劇場に
ロッシーニ<セビリャの理髪師>(ロジーナ役)でデビューする。
以降、チューリヒ歌劇場を本拠に、ウィーン国立歌劇場、
バイエルン国立歌劇場、パリ・オペラ座、コヴェント・ガーデン
王立歌劇場、ボローニャ歌劇場、メトロポリタン歌劇場といった
世界の名だたるオペラ・ハウスに客演し、
ニコラウス・アーノンクール、コリン・デイヴィス、小澤征爾、
セミヨン・ビシュコフ、ダニエル・バレンボイム、ピンカス・
スタインバーグ、リッカルド・ムーティといった指揮者と定期的に
共演。モーツァルトやロッシーニのオペラの主要な役を歌い、
聴衆、批評家から当代屈指のメゾ・ソプラノ歌手として称賛される。
また、ミラノ・スカラ座をはじめ、パリ、ミュンヘン、ベルリン、
ライプツィヒ、ローマ、ウィーン、ドレスデン、ハンブルク、
マドリード、ブリュッセル、ロンドンなどでコンサートやリート・
リサイタルを開く。
CDはRCAレーベルから<タンクレディ>、<ウェルテル>、
<カプレーティとモンテッキ>などオペラ全曲盤のほか、
オーケストラ伴奏によるフランス歌曲集(ベルリオーズ、ラヴェル、
ショーソン)、イタリアおよびフランス・オペラのアリア集、
ロッシーニのアリア集などをリリース。
また、エディタ・グルベローヴァとのデュオ・リサイタルを
ナイチンゲール・クラシックスからリリースしている。
2005年から06年のハイライトは、ドレスデン国立歌劇場
<チェネレントラ>、バイエルン国立歌劇場<アルチーナ>、
チューリヒ歌劇場<ファヴォリータ>、バルセロナ歌劇場
<アリオダンテ>、ザルツブルク音楽祭<皇帝ティートの慈悲>、
パリ・オペラ座<ばらの騎士>などで、ますます多彩な活動を
展開している。
日本には、2000年秋、エディタ・グルベローヴァとのデュオ・
リサイタルで初来日。2004年春には東京、大阪、名古屋などを回る
単独リサイタル・ツアーを行い、絶賛を博した。

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デイヴィッド・サイラス(ピアノ)
David Syrus, Piano

1971年以来ロンドンのロイヤル・オペラに勤め、現在は音楽部長の
職にある。同オペラでは、これまでに<フィガロの結婚>、<ドン・
ジョヴァンニ>、<コジ・ファン・トゥッテ>、<魔笛>、
<皇帝ティートの慈悲>などモーツァルト作品をはじめ、
ワーグナー<さまよえるオランダ人>、ヴェルディ<椿姫>、
<ファルスタッフ>、ヤナーチェク<イェヌーファ>、<カーチャ・
カバノヴァー>、R.シュトラウス<サロメ>、<エレクトラ>、
<ナクソス島のアリアドネ>、スメタナ<売られた花嫁>、ブリテン
<ねじの回転>、ティペット<真夏の結婚>などを指揮した。
このほか、ヘンツェ<ポリチーノ>のイギリス初演をはじめ、
現代イギリス音楽の世界初演も数多く手がけている。
2003年には、スポレート音楽祭でツェムリンスキー<フィレンツェの
悲劇>を指揮した。
2004年のカサロヴァの日本ツアーで指揮者として登場し、
カサロヴァとの絶妙なコンビネーションが高く評価され、
多くのファンを魅了した。
リサイタルのピアノ伴奏者としては、ロンドンのウィグモア・ホール、
ウィーンのムジークフェライン、ニューヨークのカーネギー・ホール
など数々の著名な会場に出演している。
また、ソプラノのヒルデガルト・ベーレンスと共演したCDがEMIから
リリースされている。
現在、ロンドン王立音楽院で後進の指導にも当たっている。

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