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Date: Thu, 21 Dec 2006 22:05:01 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02190] Zsigmond Szathmary Organ Recital
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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▼水戸芸術館ATM速報2006年12月21日発 ---------------
巨匠サットマリーによる、未来を拓くオルガン。
長い伝統を誇り、人々の信仰を支えつづけ、
オーケストラにも匹敵する多彩な音色を具え、
楽器の王者と目されてきたオルガン。
サットマリーの演奏は、オルガンの伝統を尊重する一方で、
現代的な感性に溢れている。疾風のごとくパイプを鳴らし、
鮮烈な色彩の大伽藍を表出させる。
しかも、仮想現実的な電子音では成しえない、
金属や樹木など自然物から産み出された、魂を伴う音である。
今回のプログラムは、サットマリーの心の旅路のようだ。
オルガンの伝統への眼差しが、偉大なバッハ作品、
バッハが範としたラインケン作品、
そしてフランス近代を代表するフランク作品に注がれる。
自身のルーツへの想いが、同郷の作曲家コダーイ作品に籠められる。
現在の彼の肖像が、自作の中で描き出される。
受け継がれる魂の祈りが、
愛娘アニコ・カタリーナ・サットマリーとの共演に捧げられる。
そして、オルガンの未来の開拓が、
<新世界>交響曲のオルガン演奏で試みられる。
未来を拓く巨匠サットマリーのオルガン演奏が、
私たちの心を震わせる。
担当:中村 晃(水戸芸術館音楽部門学芸員)
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ジグモンド・サットマリー オルガン・リサイタル
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2007年 2月26日[月]18:30開演 (18:00開場)
*当日は休館日ですが16:00に開館します。
会場:水戸芸術館エントランスホール
ラインケン(1623‐1722):トッカータ ト長調
J.S.バッハ(1685‐1750):前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552
コダーイ(1882‐1967):ヴァイオリンとオルガンのためのアダージョ
コダーイ[サットマリー編曲]:マロシュセーク舞曲
フランク(1822‐1890):コラール 第3番 イ短調
サットマリー(1939‐):ヴァイオリンとオルガンのための
<カデンツァ・コン・オスティナーティ>
ドヴォルザーク(1841‐1904) [サットマリー編曲]:
交響曲 第9番 ホ短調 作品95 <新世界より>から
第2楽章 ラルゴ
第4楽章 アレグロ・コン・フォーコ
主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
料金(全席指定): A席3,500円、B席2,500円
ペア券(限定50組)6,000円
*ペア券は水戸芸術館のみの取り扱いとさせていただきます。
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チケット発売:2007年 1月 5日(金)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9990
・CNプレイガイド Tel. 0570-08-9990
・ATM速報受信のお客さまに限り、館日本語トップページ
「ATM速報受信のお客さま専用ご予約メニュー」からご予約
いただけます。(発売日 9:30以降、公演前日または完売まで無休)
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ジグモンド・サットマリー(オルガン)
Zsigmond Szathmary, organ
1939年、ハンガリー生まれ。
ブダペストのフランツ・リスト音楽院で曲とオルガンを学ぶ。その後、
ウィーン、フランクフルトで勉強を続け、特にフランクフルトでは
ヘルムート・ヴァルヒャに師事する。
60年、ブダペストのオルガン・コンクールで第1位を受賞。
70年、ハンブルクのルター教会の音楽監督、およびオルガニストに
任命される。72年、ハンブルク市のバッハ賞奨学金を受ける。
その後ブレーメン大聖堂のオルガニストを務める。
リューベックとハノーファーの音楽大学での教職活動の後、78年、
フライブルク音楽大学のオルガン科教授に任命される。ハンブルクの
芸術アカデミーの会員でもある。さらに、ヨーロッパ各地、アメリカ、
日本、韓国の音楽院や大学でも教鞭を執っている。また、オランダの
ハールレムの夏期オルガン・アカデミーやダルムシュタット国際現代
音楽夏期講習会の講師を務める。
80年、NHKに招かれ来日、NHKホールでリサイタルを行った。
87年、ハンガリーのフランツ・リスト記念委員会より、フランツ・
リスト記念メダルを授与される。世界各国、広範な演奏旅行をする
傍ら、多数の録音やCDを手がけている。作曲家としては、室内楽作品
が多数を占め、主としてベーレンライターとメックから楽譜が出版
されている。
水戸芸術館では、97年3月にバッハ、ルフェーブル作品やヴィドール
の<オルガン交響曲 第6番>などのプログラムでリサイタルを開催。
歴史的な作品と現代作品が交錯し、その鮮烈な演奏は、満場の聴衆を
昂揚へと導いた。
それからおよそ10年が経過し、再び水戸公演が実現する。
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アニコ・カタリーナ・サットマリー(ヴァイオリン)
Aniko Katharina Szathmary, violin
フライブルク音楽大学およびロンドンのギルドホール音楽院にて、
ライナー・クスマウル、ハンスハインツ・シュネーベルガー、
デイヴィッド・タケノに師事。その後、ダルムシュタット国際現代
音楽夏期講習会などでサシュコ・ガヴリロフに学ぶ。
ソリストとして、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの各地で演奏を行い、
「バッハの日」音楽祭、オランダ・オーデンスの音楽祭、バイエルン
放送局による「アルス・ノーヴァ」音楽祭、ルツェルン国際音楽祭に
参加している。また、現代作品の演奏にも力を注いでおり、多くの
作曲家たちとの共同作業も行っている。幾つかのCDレコーディングに
参加するとともに、日本のNHKをはじめ、ドイツのバイエルン放送局、
西ドイツ放送局、ヘッセン放送局、南西放送局が、彼女の演奏を
取り上げている。
室内楽の分野では、「デュオ・サットマリー」、「Alloqui Trio」の
メンバーとして精力的に活動を行っている。また、「アンサンブル・
レシェルシェ」と継続的に共演している。
1994年からは、ドイツのラインランド=プファルツ州立
フィルハーモニー管弦楽団のメンバーでもある。
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