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Date: Tue, 26 Jun 2007 18:40:18 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02254] Mario Brunello Violoncello Solo Recital
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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▼水戸芸術館ATM速報2007年6月26発------------------
そのイタリア人チェロ奏者は、人生を愉しんでいる。
チェロのみならず、自分の結成した室内オーケストラを指揮し、
アバドやポリーニと共演する人気演奏家でありながら、
故郷の街で家族と過ごすことをこの上なく大事にする。
一方で、ときにはサハラ砂漠の山頂で夕暮れにチェロを奏でる
「チェロ・トレッキング」もやってしまう。
そうした人生の豊かさが、すべて彼のチェロに流れ込み、
味わい深いHeart(心)の歌となってあふれ出す。
その歌を携えて、
マリオ・ブルネロが水戸芸術館コンサートホールATMにやってくる。
彼がとりあげるバッハ作品はもちろん、チェリストの聖書である
6曲の<無伴奏チェロ組曲>から2曲。モダン/古楽の二分法を
超えた彼の高貴で艶やかな歌は、この名作に新たな輝きを与える。
そして、バッハに組み合わされるのは、20世紀を代表する
スペイン人チェロ奏者、ガスパル・カサドが書いた、
<無伴奏チェロ組曲>。
心の鳴動が、チェロの朗々たる響きに託された、入魂の傑作である。
そこには、スペイン舞踊の沸きたつようなリズムのほとばしりも
感じられる。
バッハと現代が、Heart(心)の架け橋を通じて結ばれる、
その出会いの奇跡を感じたい。
Heart(心)の歌に包まれたくなったら、
マリオ・ブルネロのチェロを聴く。
文:矢澤孝樹(水戸芸術館音楽部門主任学芸員)
http://www.arttowermito.or.jp/blog/yazawa/
企画担当:関根哲也(同学芸員)
http://www.arttowermito.or.jp/blog/sekine/
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マリオ・ブルネロ 無伴奏チェロ・リサイタル
Mario Brunello Violoncello Solo Recital
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Four for BACH - IV "Heart"
BACHのための4人 - その4・Heart(心)
2007年10月6日(土)18:30開演 (18:00開場)
水戸芸術館コンサートホールATM
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
カサド: 無伴奏チェロ組曲
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
料金(全席指定):4,000円
9月28日(金)ミリヤム・コンツェン 無伴奏ヴァイオリン・
リサイタルとのセット券:6,000円(コンツェン単券は3,000円)
*セット券は水戸芸術館のみの取り扱い
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チケット発売:2007年 6月30日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9990
・CNプレイガイド Tel. 0570-08-9990
・ATM速報受信のお客さまに限り、館日本語トップページ
「ATM速報受信のお客さま専用ご予約メニュー」からご予約
いただけます。(発売日 9:30以降、公演前日または完売まで無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi
*お詫びと訂正:6月22日発 [atm-info,02253] で、コンツェンの発売
日を「6月30日『(日)』」とお送りししてしまいました。
申し訳ございません。正しくは「30日『(土)』でございます。
謹んでお詫びを申し上げますとともに訂正させていただきます。
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マリオ・ブルネロ(チェロ)
Mario Brunello, Violoncello
1960年、イタリアのヴェネト州カステルフランコ生まれ。
アドリアーノ・ペンドラメリ及びアントニオ・ヤニグロに師事。
86年イタリア人として初めて第8回チャイコフスキー国際コンクール
優勝および批評家特別賞、聴衆賞を受賞。
その後、世界に活躍の舞台を広げ、小澤征爾、クラウディオ・
アバド、リッカルド・ムーティら世界の名だたる指揮者と共演。
また、室内楽でもギドン・クレーメルやアルバン・ベルク四重奏団
などの名手たちと共演を重ねており、世界屈指のチェリストとの
評価が高い。
日本へは87年に第3回<東京の夏>音楽祭のために初来日。
その後<東京の夏>音楽祭へは第8、18回、20回、22回に出演。
98年、ワレリー・ゲルギエフ指揮のキーロフ歌劇場管弦楽団、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮のNHK交響楽団と共演。
N響とは2002年にパーヴォ・ヤルヴィ、03年にマルク・アルブレヒト
指揮で共演。01年にヴァディム・サハロフ、03年には小山実稚恵と
デュオ・リサイタルを行った。
近年は指揮者としても活躍中で、00年、03年には自身が主宰する
オーケストラ・ダルキ・イタリアーナを率いて来日。02〜04年に
パドヴァ歌劇場管弦楽団音楽監督を務めたほか、01年、03年、06年
と紀尾井シンフォニエッタ東京を指揮し高い評価を得る。
06年秋にルツェルン・フェスティバル・イン・東京2006でピアノの
マウリツィオ・ポリーニらとの共演し話題を呼んだ。
CDは、近現代の無伴奏作品集「アローン」、アンドレア・ルケシーニ
(ピアノ)との「ブラームス:チェロ・ソナタ集」などをリリースし、
好評を得ている。
現在使用している楽器は、以前フランコ・ロッシが使用していた
17世紀製作の「マッジーニ」。
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関連企画・特別上映 共催:NPO法人シネマパンチ
映画 『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』
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監督・脚本 アレクサンドル・ソクーロフ
出演:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ、小澤征爾、クシシュトフ・
ペンデレツキ、アレクサンドル・ソルジェニーツィン、
ボリス・エリツィン ほか
2006年製作 ロシア映画/デジタル作品/カラー/ステレオ/101分
配給:デジタルサイト http://www.digisite.co.jp/
今年4月27日に80歳で世を去った、20世紀最高のチェロ奏者の一人、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ。
その妻であり、偉大なプリマ・ドンナであるソプラノ歌手、
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ。
故国ロシアを追われ激動の運命を生きた音楽家夫妻の姿を、
『エルミタージュ幻想』、『太陽』など話題作を次々に問う天才監督
ソクーロフが描く、感動のドキュメンタリー映画。
小澤征爾指揮するウィーン・フィルと「最後の新作初演」を行う
ロストロポーヴィチのリハーサル風景は圧巻。そして巨匠が語る
ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、そしてバッハとは?
話題沸騰の新作を、水戸芸術館ACM劇場でどうぞ!
2007年 9月20日(木)19:00開映(18:30開場)
*プレトークあり、終映20:55頃
水戸芸術館ACM劇場/料金:1,200円(全席自由)
*9月28日「ミリヤム・コンツェン無伴奏ヴァイオリン・リサイタル」
10月6日「マリオ・ブルネロ無伴奏チェロ・リサイタル」の演奏会
チケットと一緒に購入すれば200円引きになります。
*お問い合わせ:
水戸芸術館チケット予約センター TEL 029-231-8000
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