これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Thu, 20 Sep 2007 21:24:05 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02286] Winners: Mito Tanpen Eizo-sai Competition
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <4925735C.00441FD8.00@david.arttowermito.or.jp>
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▼水戸芸術館ATM速報2007年9月20日発----------------

第11回水戸短編映像祭コンペティション部門の結果をご報告いたし
ます。各賞受賞の皆様、おめでとうございます。
最終選考は2007年 9月17日(月・祝) 水戸芸術館 ACM劇場にて
行われました。本年度は 328作品の応募があり、その中から厳選の
 9作品がノミネート、当日会場にて上映、審査により各賞が決定
いたしました。

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グランプリ 田中羊一(たなか よういち)
『そっけないCJ』
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作品内容:
高校受験を間近に控えながらも、毎日ぶらぶら、夏休みを呑気に
過ごしている赤芝と姫野はある日、山で謎の物体を目撃する。
その物体に "クールジョンソン" と名づけ、正体を何とか突き止め
ようとする二人。赤芝はクールジョンソンの追跡に必死になるが、
そんな子供じみた赤芝の姿を見て姫野の心は次第に離れていく。
そんな中、ますますクールジョンソンに魅せられた赤芝はついに
接触に成功する・・・
そしてついにクールジョンソンと蜜月の関係になった赤芝。
そんな彼に対し警告のような謎めいた言葉を発する母、
ひたすら困惑する父・・・ 見放した態度をとる姫野・・・
クールジョンソンの虜じかけになった赤芝の運命は
一体どうなっていくのであろうか・・・!?

プロフィール:
1984年・千葉県の田舎出身。武蔵野美術大学の映像科に入学し、
映画を撮る素振りと撮ったふりで何とかやり過ごす。
が、卒業制作だけはそういうワケにはいかないと聞いたので
本作「そっけないCJ」を制作。
その後はふらふら、としか形容できない生活を送りつつ
映画制作を目論むが貧乏と煩雑な日常が邪魔をするという
言い訳を考えたりするのに忙しく実現しないまま現在に至る。
賞罰なし。

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準グランプリ 坂元友介(さかもと ゆうすけ)
『蒲公英(たんぽぽ)の姉』
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作品内容:
小学校の授業で何を描いていいかわからなくて思い悩む少女がいた。
そして、少女にはもう一つ悩みがあった、それは自分の姉に対する
嫌悪だった。
そして、その姉は巨大なタンポポの姿をしていた・・・・。
その行程をほとんど一人で作り上げた人形アニメーション。

プロフィール:
1985年栃木県出身。現在東京造形大学大学院在籍。
アナログ手法のアニメーションにより数々の作品を作ってきた。
最近、イモリの飼育に熱をあげている。

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準グランプリ 高橋明大(たかはし あきひろ)
『最後の怪獣』
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作品内容:
幼い頃、日常的に父親から暴力をふるわれていた主人公・丸岡修二は、
現在交際している恋人・里中毬子との結婚を考えるようになり、
その前に自らの過去について気持ちの整理をつけようと、
同様の体験を持つ人間たちが集う集団セラピーに通うようになる。
その後、周囲の好意的なムードにも背中を押され、意を決して
毬子を呼び出す修二だったが、その席で逆に毬子から、実はすでに
子供を身ごもっている、という、思いも寄らぬ告白を受ける。
セラピーで知り合った青年・月岡拓馬の「悲劇を繰り返すつもりか?」
との問いに、かつて自分が受けた仕打ちを、今度は自らの手で
行ってしまうのではないかと、苦悩を深める修二。
子供をこの世界に誕生させて向き合うべきか、それとも、最初から
誕生させない方がいいのか、究極の二つの選択が激しくせめぎ合って
ゆくと同時に、かつて発することの出来なかった "なにか" が、
修二の中で々に頭をもたげはじめるのだった・・・。

プロフィール:
1977年、長崎県生。2002年に日本大学芸術学部映画学科監督コースを
卒業後、2005年、自主製作の短編『 Love me more 』が黒澤明記念
SFC04-05に入選。翌2006年にはトロント・ジャパニーズ・ショート
フィルム・フェスティバル2006に招待されたほか、日産とBS日テレの
オムニバス企画『 WINGROADMOVIES 』の一篇『 ロード・トゥー・
アウェイゲーム 』のシナリオを担当する。

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第11回水戸短編映像祭 http://www.mitotanpen.jp/
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2007年 9月15日(土)〜17日(月・祝)

コンペティション部門
審査員:古厩 智之(ふるまや ともゆき)/映画監督
        福井 晴敏(ふくい はるとし)/作家
        宮台 真司(みやだい しんじ)/社会学者
        櫻井 琢郎(さくらい たくろう)/館演劇部門学芸員

主催:NPO法人シネマパンチ/財団法人水戸市芸術振興財団
後援:水戸市/水戸市教育委員会

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