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Date: Fri, 21 Mar 2008 20:22:26 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02343] Gekidan Karagumi "Yuu-zaka Doji"
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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▼水戸芸術館ATM速報2008年3月21日発 -----------------
あの坂上にはきっとある。手袋かざしたくなるものが。
あの暮ちゃんは、暮之助君は夕暮童子と一つに重なり、
今も夕坂越えている。
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劇団唐組新作水戸公演『夕坂童子』
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2008年 5月16日(金)・17日(土)・18日(日)毎夕 7時
会場:水戸芸術館広場特設紅テント <雨天決行>
作・演出:唐 十郎
役者陣:唐十郎・鳥山昌克・久保井研・辻孝彦・稲荷卓央・藤井由紀
赤松由美・丸山厚人・多田亜由美・高木宏・岡田悟一
気田睦・野村千絵・大美穂・土屋真衣・大嶋丈仁・福元美保
スタッフ
作曲:大貫誉/舞台美術:劇団唐組
制作:劇団唐組制作部
デザイン:及部克人/原画:大鶴美仁音/写真:藤澤邦見
データ作成:スタジオ・サラ/協力:(株)文化印刷
主催:財団法人水戸市芸術振興財団
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最新情報は担当学芸員・櫻井琢郎のブログでどうぞ!
http://www.arttowermito.or.jp/blog/sakurai/
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入場料(全席自由):一般 3,000円/団体 2,700円(10名様以上)
学生 2,000円
*団体・学生券は水戸芸術館のみの取り扱いとさせていただきます。
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チケット発売:2008年 3月29日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-225-3555(9:30〜18:00)
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9988
ATM速報受信のお客様に限り、下記館ウェブサイトからもお申し込み
いただけます。(発売日 9:30以降、公演前日または完売まで無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi
*館日本語トップページ「チケットご予約(「ATM速報」受信の
お客様専用)」メニューをご利用ください。
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物 語
--毎年 7月には、入谷朝顔市に訪れた客と朝顔の花々でごった返す。
とある坂道。
鶯谷のその坂が、今は入谷婦人会主催・<夕陽にかざす手袋展>の
開幕をいよいよ今夕に控えている。並んだ朝顔たちは、きっと谷に
坂に吹きつける風を受けるだろう。
浅草花やしきのお化け屋敷で細々と働く青年・奥山六郎は、朝顔の
鉢を入れたスーツケースを曳いて迷い込んだその坂で、不思議な女
をかくまう。女の名は谷朝子。<夕陽にかざす手袋展>を目指して
蝋の手袋をつくる兄のために、割に合わない金策に走り回っていた。
一方、公爵の異名を持つ実業家で、骨董品屋の主人・丘公助は、
うらぶれた蜂蜜売りの女・風間夕子を拾ってやり、蜂蜜を買い続ける
代わりに、丘の出品する手袋の一つを完成させるためのノルマを課す。
それに応えて坂の上から運ばれた、坂の向こうの谷にある廃ら墓で
夕子が見つけたという、ふるえる夕顔の花一輪。
さあて、どうなる・・・・・・。
坂に迫る夕陽と、水に沈む夕陽の乱反射に眩しく照らし出される
夕坂童子。唐十郎渾身の夕坂冒険譚!!
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鶯谷 うぐいすだに(台東区)
鶯谷の称のいわれは、元禄年間(1688〜1704)に日光門主がこの地に
鶯を放ったことに由来するといわれる。
七面坂から南の御切手同心屋敷の間の谷を指す。初音町の名も、
その鶯の初音にちなんだとされている。現在、地名としては
残されていないが、JRの駅名として用いられている。
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登場人物
奥山 六郎:浅草花やしきで働きながら入谷朝顔市にふと寄った
谷 朝子: うぐいす谷の駅前、パーマ店に勤め、兄に出資している
谷影 三郎:朝子の兄、入谷坂の夕陽にかざす蝋の手袋をつくろうと
している
風間 夕子:蜂蜜店マーヤの蜜瓶を丘に売り、ノルマを背負う
蜂谷: 夕子に恋しながら下北半島に移っていく
丘 公助: 入谷坂本の商店街を仕切る男、
<夕陽にかざす手袋展>の発案者
毛利: 町の繁栄に一毛一厘の毛をそよがす
英子: 毛利の妻で夜間小学校の教師をしていると言う
暮゛子(グレコ):丘の経営する骨董店に今朝、女中として入った
情夜 涙子:坂下の彷徨者、骨董店でビクターの犬を買い、
うなだれ聞く犬の音色をさがしている
たが: 桶屋の締め屋
七三(ななみ):バーバー理髪店の職人
鮭里: 物屋のシャケ男
帯田: 坂下の帯、反物を売る婦人
坂波: 鶯谷の坂に押し寄せる景気のカーテン波をかぞえてる
糸影: 糸売り屋、絹糸毛糸、そして脇毛の毛一本の影を
見据える奥さま
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「朝顔男」読売新聞に連載中!
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演劇界の風雲児、唐十郎が、ついに新聞小説初登場。
ひょんなことから朝顔の一鉢を託された奥山六郎が、
下町の迷宮深く入り込み、さすらう。
唐組春公演『夕坂童子』の舞台が巻き起こす熱い風は、
小説の中でどう渦巻いていくのか。
その行方を是非、お見逃しなく。
YOMIURI ONLINE 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20080226bk05.htm
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