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Date: Wed, 7 May 2008 22:03:48 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02358] Radek Baborak and Friends
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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▼水戸芸術館ATM速報2008年5月7日発 -------------------
Bとホルンと仲間たち。
ベートーヴェンは管楽器のための協奏曲を残さなかった。
ベートーヴェンは管楽器が好きではなかった?そんなはずはない。
たとえばホルンひとつとっても、<英雄><運命><田園><第九>
といった交響曲で、どれほどすばらしい活躍を聴かせてくれること
だろう。彼が若い頃に書いた、管楽器を含む室内楽作品には、
こうした作品へと実ってゆくアイディアが、たくさん隠されている。
2本のホルンが弦楽四重奏をバックに協奏曲のように活躍する<六重
奏曲 変ホ長調 作品81b>も、そんな隠れた傑作のひとつだ。
25歳のベートーヴェンの、若々しい覇気と意欲。
水戸室内管弦楽団のメンバーであり、ベルリン・フィルの首席奏者で
あり、ソロに室内楽にと大活躍する驚異のホルン奏者、
ラデク・バボラーク。
現在、世界最高と評されるその至芸によって、若きベートーヴェンの
天才がよみがえる。もちろん、プログラムはそれだけではない。
先輩モーツァルトのユーモアあふれる<音楽の冗談>、同世代の作曲
家レイハの知られざる佳品、さらに時代をさかのぼってテレマン、
時代を下って20世紀のツェムリンスキー、クーツィールまで。
あたかも、ベートーヴェンと、時を超えた仲間たちが饗宴しているか
のようなプログラムだ。そこにホルンを携えたバボラークと仲間たち
が現れる。
力強く、あたたかいホルンの響きがコンサートホールを満たし、
至福の時間が始まる。
担当:中村 晃(水戸芸術館音楽部門学芸員)
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シリーズ:ベートーヴェンは生きている --その2--
ラデク・バボラークと仲間たち
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2008年 9月26日(金) 18:30開演 (18:00開場)
水戸芸術館コンサートホールATM
テレマン:2つのホルンのための協奏曲 変ホ長調
ツェムリンスキー:狩の組曲
モーツァルト:<音楽の冗談> ヘ長調 K.522
レイハ:三重奏曲
クーツィール:ワーグナーの主題による幻想曲
ベートーヴェン:六重奏曲 変ホ長調 作品81b
ラデク・バボラーク
(第1ホルン、水戸室内管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー
管弦楽団 ソロ奏者)
ロレンツ・ナストゥリカ
(第1ヴァイオリン、元ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
コンサートマスター)
アイーダ・シャブオヴァ
(第2ヴァイオリン、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団)
ヴィルフリート・シュトレーレ
(ヴィオラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ソロ奏者)
ハナ・バボラーク=シャブオヴァ
(チェロ、ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ)
ヤン・ヴォボジル
(第2ホルン、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 首席奏者)
主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
料金:(全席指定)3,000円
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チケット発売:2008年 5月10日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-224-2861
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9990
・CNプレイガイド Tel. 0570-08-9990
・ATM速報受信のお客さまに限り、館日本語トップページ「ATM速報
受信のお客さま専用ご予約メニュー」からご予約いただけます。
(発売日 9:30以降、公演前日または完売まで無休)
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シリーズ:ベートーヴェンは生きている
2006年の「モーツァルトに捧げる音楽の花束」、
2007年の「BACHのための4人」に続き、水戸芸術館は2008年も
大作曲家をモティーフにした演奏会シリーズを実施します。
今年のテーマ作曲家はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
18世紀から19世紀、貴族の時代から市民の時代へと移り変わる激動の
季節を生きた作曲家ベートーヴェン。
彼の音楽は、今を生きる私たちにとって、常に啓示的です。
関連企画も含め、ご期待ください。
そして、水戸室内管弦楽団第72回定期演奏会&ヨーロッパ・ツアー
(指揮:小澤征爾)では<交響曲 第4番 変ロ長調 作品60>が、
第73回定期演奏会(指揮:準・メルクル)では<交響曲 第6番 ヘ長調
作品68 "田園">が演奏されます!
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ラデク・バボラーク(第1ホルン)
Radek BABORAK, 1st Horn
1976年チェコ生まれ。8歳よりホルンを学び、89年よりプラハ音楽院
でティルシャル氏に師事、みるみるうちに頭角を現していった。
94年、難関として知られるミュンヘン国際コンクールで優勝、
「美しく柔らかな音色」、「完璧な演奏」、「ホルンの神童」と
評されるなど、世界の注目を集めた。
以来、ヨーロッパ、アメリカなど各地で活発な演奏活動を展開。
小澤征爾、ダニエル・バレンボイム、ジェームズ・レヴァインなど
トップクラスの指揮者の信頼も厚く、これまでベルリン・フィル
ハーモニー管弦楽団はもちろん、バイエルン放送交響楽団、ロンドン
・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ケルン
WDR交響楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団等と共演。
その抜きん出たテクニックと若手ながら成熟した音楽が大きな話題に
なっている。テレマン、ハイドンからモーツァルト、R.シュトラウス、
サン=サーンス、現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、現在も
さらにレパートリーを広げつつある。
これまでチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィル
ハーモニー管弦楽団、バンベルク交響楽団のソロ・ホルン奏者を歴任。
サイトウ・キネン・オーケストラにも参加。2003年からはベルリン・
フィルのソロ・ホルン奏者に就任。さらに、チェコ・フィル時代の
仲間を中心に結成した木管五重奏団アフラートゥス・クインテットと
しての活動をはじめ、エマニュエル・パユ、フランソワ・ルルー等の
素晴らしいソリスト達とともに室内楽の演奏活動も続けている。
バボラークの尊敬するホルン界の巨匠ヘルマン・バウマンは
「彼の演奏は我々を18世紀の祝祭的な雰囲気へと連れていってくれる。
チャーミングで柔らかな音色はこの上なく耳に心地よく響く。その
演奏の繊細さと表現力の豊かさはホルンという楽器を最高に歌わせ、
その解釈は自然な力とナイーヴな素朴さを生み出す」と評している。
現在、水戸芸術館の専属楽団・水戸室内管弦楽団のメンバーとして
活躍中。
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ロレンツ・ナストゥリカ (第1ヴァイオリン)
Lorenz Nasturica, 1st violin
1962年生まれ。ヘルシンキ国立劇場のコンサートマスターに就任後、
フィンランドで数多くの室内管弦楽団を指揮。92年から最近まで
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを
務めた。同オーケストラのメンバーによるカメラータ・アカデミカ
室内管弦楽団を主宰。
ソリストとしてもチェリビダッケと度々共演した。
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アイーダ・シャブオヴァ(第2ヴァイオリン)
Aida Shabuova, 2nd violin
1970年生まれ。グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラを
経て、現在チェコ・フィルハーモニー管弦楽団ヴァイオリン奏者。
ラデク・バボラークとともに今回演奏するモーツァルト、
ベートーヴェンなどの室内楽を録音している。
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ヴィルフリート・シュトレーレ(ヴィオラ)
Wilfried Strehle, viola
1947年生まれ。シュトゥットガルト放送交響楽団のヴィオラ奏者、
ティボール・ヴァルガ室内室内管弦楽団のソリストを経て、
71年よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとなった。
ベルリン・フィル八重奏団の、メンバーでもある。
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ハナ・バボラーク=シャブオヴァ(チェロ)
Hana Baborak- Shabuova, violoncello
1975年生まれ、ミュンヘン音楽大学で研鑽を積み、ミュンヘン・
バッハ・コレギウムや同地の州立歌劇場の公演などに客演。
バレンボイムが創設したウェスト=イースタン・ディヴァン・
オーケストラのメンバー。ラデク・バボラークとともに今回演奏する
モーツァルト、ベートーヴェンなどの室内楽を録音している。
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ヤン・ヴォボジル(第2ホルン)
Jan Vobo?il, 2nd horn
1972年生まれ。プラハ音楽院でティルシャルに師事。
チェコ国内5つのコンクールでの優勝をはじめ、国際コンクールでも
92年のプラハの春、93年のジュネーヴなどで入賞。ブルノ・フィル
ハーモニー管弦楽団、プラハ・フィルハーモニアの首席奏者を歴任。
現在チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者。
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