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Date: Fri, 8 Aug 2008 21:04:41 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02381] Shiraishi Kayoko no "Genji Monogatari"
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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▼水戸芸術館ATM速報2008年8月8日発 -------------------
思い焦がれて、千年。
ふたたび、その恋の炎が燃え上がる。
各地で大好評の「白石加代子の源氏物語」。
源氏物語生誕1000年でもある記念すべき本年は、
新作「宇治十帖」がお披露目です。
光源氏の孫たちの、宇治を舞台にした美しくそして儚い愛の物語が、
白石加代子という語り部と出会い、
極上のエンターテインメントとして皆様に届けられます。
どうぞご堪能ください。
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光源氏の次の世代が登場する「宇治十帖」は、どうもいま、
不幸な浮舟ひとりのことが強調され過ぎていないだろうか。
大君(おおいぎみ)と中の君の姉二人も同じように<運命の女>で、
これは美しい三姉妹と、薫大将・匂の宮、五人のはらはらする
<危険な関係>と複雑な心理の物語なのだ。
二人の貴公子も、よくいわれるように、その性格の違いだけが描か
れているわけではない。二人はもう十分に大人で地位も身分もあり、
世間に慣れてけっこう表も裏もある。こういうところは紫式部は
辛らつな観察者だから、その筆はとても痛烈だ。
源氏と、女三の宮と柏木の不倫が主題の「若菜の巻」が<古典でも
ある近代小説>ならば、これは<古典でもある現代小説>だろう。
その面白さを瀬戸内寂聴さんのいきいきした現代語訳に、深い美し
さの原文を混ぜて、白石加代子さんの朗読で楽しんでいただきたい。
---- 鴨下 信一(台本構成・演出)
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鴨下さん、白石さんのぴったり息のあったコンビによる
「源氏物語」にすっかり酔わされてしまった。
鴨下さんが原文とわたしの訳を駆使し、
それを加代子さんが見事に噛み砕き、美味しい蜜にかもして
観客に食べさせてくれる。
できるならこのコンビで「源氏物語」の全編を聴かせ、
観せてもらいたい。
---- 瀬戸内 寂聴(現代語訳)
今年千年の歴史を紡いだ源氏物語に、
白石加代子が新たな伝説を刻む。
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瀬戸内寂聴 現代語訳による
白石加代子の 源氏物語 [宇治十帖]
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2008年10月 5日(日)18:00開演
水戸芸術館 ACM劇場
台本構成・演出:鴨下信一
出演:白石加代子
主催:財団法人水戸市芸術振興財団
料金(全席指定):A席 4,000円/B席 2,500円
*お一人様4枚までとさせていただきます。
*未就学児のご入場はご遠慮ください。
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チケット発売:2008年 8月31日(日)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-225-3555(9:30〜18:00)
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