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Date: Wed, 26 Nov 2008 21:30:38 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02417] Masataka Hirano, Yosuke Yamashita, Marie Nishiyama
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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▼水戸芸術館ATM速報2008年11月26日発 (2)------------
3人の音楽家がいる。用いる楽器も、活躍するフィールドも違う。
ひとりは、平野公崇。
驚異のテクニックと千変万化の音色でバロックから現代音楽までを
鮮やかにブロウし、即興の領域にも大胆に踏み込んでゆく、
恐るべき新世代のサクソフォニスト。
ひとりは、山下洋輔。
フリー・フォームのジャズで世界を震撼させたのち、クラシック、
ワールド・ミュージック、演劇、映画、美術、文学、舞踊、
あらゆる表現ジャンルをその鍵盤の上で踊らせ歓喜させてきた、
巨人ピアニスト。
そしてもうひとりは、西山まりえ。
チェンバロをはじめとする歴史的鍵盤楽器とハープの間をしなやかに
行き来し、中世からバロックに至る古楽の領域に、
みずみずしい生命を吹きこむミューズの化身。
3人に共通するのは、音楽の力と喜びをその手につかむためなら、
決められた道筋をはずれ国境も越え、
未踏の荒野に足を踏み出すことをためらわない自由の心。
いま、その3人が水戸芸術館コンサートホールATMで出会う。
コンサートの全編を駆け抜けるのは平野公崇のサクソフォン。
前半では、西山まりえのチェンバロと出会い、17〜18世紀バロック
音楽の傑作たちと、自在に戯れる。そして後半は、山下洋輔と共に、
20世紀が生んだ偉大な芸術・ジャズの、現在進行形の姿を。
2つのパートを結ぶキーワード、それは「即興」だ。
そして3人の音楽がひとつに結ばれるとき、わたしたちは知るだろう。
音楽が、これほどまでに自由になれるということを。
担当:矢澤 孝樹(水戸芸術館音楽部門 主任学芸員)
http://www.arttowermito.or.jp/blog/yazawa/
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平野公崇×山下洋輔×西山まりえ
SAXOPHONES MEET KEYBOARDS
音楽の越境者たち、自由の名のもとに集う。
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2009年 2月15日(日)15:30開場・16:00開演
水戸芸術館コンサートホールATM
Part 1:Baroque Fantasia with Marie Nishiyama
Part 2:Jazz Rhapsody with Yosuke Yamashita
平野 公崇(サクソフォン)Masataka Hirano, Saxophones
山下 洋輔(ピアノ) Yosuke Yamashita, Piano
西山 まりえ(チェンバロ) Marie Nishiyama, Cembalo
料金(全席指定):A席3,500円、B席3,000円
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チケット発売:2008年11月29日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・MUSIC SHOPかわまた 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-244-6661
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9999(Pコード 309-054)
・CNプレイガイド Tel. 0570-08-9990
ATM速報受信のお客様に限り、下記館ウェブサイトからもお申し込み
いただけます。(発売日9:30以降、公演前日または完売まで無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi
*館日本語トップページ「ATM速報受信のお客さま専用ご予約
メニュー」のクリックで上記URLが開きます。
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平野 公崇 Masataka Hirano(サクソフォン)
東京藝術大学在学中、第7回日本管打楽器コンクールで第一位入賞。
卒業後、パリ国立高等音楽院に入学し、サクソフォン科、室内楽科、
即興演奏科を最優秀の成績で卒業。在学中に J. M. ロンデックス
国際コンクールを制し、日本人サクソフォニストとして初の国際
コンクール優勝者となる。翌年ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
の定期演奏会でC.アベルの協奏曲 "It" を世界初演。Sud-Ouest紙の
絶賛を浴びる等、華やかなフランス・デビューを果たした。同年、
パリでギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団とA.グラズノフの協奏曲
を共演している。
これまでに、現代作品と即興で構成された異色のデビュー・アルバム
『ミレニアム』、ジャズメンとのセッションを収録した『ジュラシッ
ク』、クラシック・アルバム『クラシカ』、前古典派の巨匠の作品に
取り組んだ『C.P.E.バッハ:シンフォニア』など6枚のCDをリリース。
オーケストラとの共演も多く、日本テレビ「深夜の音楽会」からの
委嘱作品<7つの絵〜有元利夫に捧ぐ>では作曲家としても高い評価
を受け国内外での再演が続いている。
クラシックから現代作品、即興、ジャズまで、幅広いフィールドを
縦横無尽に駆け抜ける新しいタイプの実力派サクソフォニストとして
活躍中。水戸芸術館には初登場となる。
平野公崇公式ウェブサイト
http://sax-masataka.hp.infoseek.co.jp/
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山下 洋輔 Yosuke Yamashita (ピアノ)
1969年、山下洋輔トリオを結成、フリー・フォームの
エネルギッシュな演奏でジャズ界に大きな衝撃を与える。
国内外の一流ジャズ・アーティストとはもとより、
和太鼓やオーケストラとの共演など活動の幅を広げる。
88年山下洋輔ニューヨーク・トリオを結成。国内のみならず
世界各国で演奏活動を展開する。2000年に発表したピアノ協奏曲
<即興演奏家のためのエンカウンター>を、佐渡裕指揮のRAI国立
放送交響楽団との共演により04年にイタリア・トリノで、05年には
NHK交響楽団と再演した(トリノ公演はエイベックスよりCD化)。
06年オーネット・コールマンと共演。特別編成のビッグバンドによる
ライヴDVD『ラプソディ・イン・ブルー』リリース。07年セシル・
テイラーとデュオ・コンサート開催。08年1月、佐渡裕指揮の東京
フィルハーモニー交響楽団と<ピアノ協奏曲第3番 "エクスプロー
ラー" >発表。3月、川嶋哲郎をゲストに迎えニューヨーク・トリオ
結成20周年記念アルバム『トリプル・キャッツ』リリース。
99年芸術選奨文部大臣賞、03年紫綬褒章受章。国立音楽大学招聘教授、
名古屋芸術大学客員教授。演奏活動のかたわら、多数の著書を持つ
エッセイストとしても知られる。
水戸芸術館には1998年9月『もけら もけら コンサート』、2002年
2月『現代音楽を楽しもう--XV 山下洋輔 4Phases/4Faces』で出演、
熱狂的に迎えられた。
山下洋輔公式ウェブサイト "YYOWS"
http://www.jamrice.co.jp/
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西山 まりえ Marie Nishiyama(チェンバロ)
東京音楽大学ピアノ科卒業、同大学研究科チェンバロ科修了。
その後、バーゼル・スコラ・カントールムとミラノ市立音楽院に学ぶ。
第11回山梨古楽コンクール・チェンバロ部門第1位、上原賞及び
蔵の街音楽祭賞受賞。アンサンブル「アントネッロ」メンバー。
チェンバロとハープの両方を操るソリストとして、学究的な裏づけに
支えられた創造性の高い演奏で聴衆を魅了、ヨーロッパ(ユトレヒト
音楽祭他)や国内の主要な古楽音楽祭に招聘されている。
世界的ガイタ(バグ・パイプ)奏者カルロス・ヌニュスとの共演など、
クラシック以外の音楽家からの信頼も厚い。
CDも数多く、『見果てぬ夢の先--スペイン・チェンバロ音楽』(スペ
イン「リトゥモ」誌・最優秀推薦盤)、『王の踊りとシャンソン』
(邦人初のルネサンス・ハープ・ソロ・アルバム。「音楽現代」推薦
盤)、『J.S.バッハ〜フランス組曲・全曲』『J.S.バッハ〜イタリア
協奏曲&フランス風序曲』(以上「レコード芸術」特選盤)など、
その多くが高い評価を受けている。
2007年よりAntonello ModeレーベルよりJ.S.バッハのチェンバロ作品
全集をリサイタルと並行してリリース中。
「レコード芸術」"読者が選ぶ「ピープル2007」" 及びHMV2008年度
「期待のアーティスト5名」にも選出された。
水戸芸術館では2007年7月にソロ・リサイタルを行い、
絶賛の拍手に包まれた。
西山まりえ〜見果てぬ夢の先
http://nishiyamamarie.blog55.fc2.com/
Marie*rism 西山まりえ公式ファンサイト
http://www.geocities.jp/marierism/index.html
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