これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Fri, 13 Mar 2009 21:55:22 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02442] Gekidan Karagumi New Work Spring 2009
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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▼水戸芸術館ATM速報2009年3月13日発------------------

君も貰えるその手帳、海底下200mの、黒い都に入るなら----
・・・・・・そこは、おしるこ屋デカダン、
3人の似顔絵描き師がたむろしている。
さあ、今日はどんな通行人に声をかけるのか。
「描かしてください、あなたのお顔を」

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劇団唐組<新作>水戸公演『黒手帳に頬紅を』
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2009年 5月15日(金)・16日(土)・17日(日)毎夕 7時
水戸芸術館広場・特設紅テント [雨天決行]
作・演出=唐十郎

舞台はおしるこ屋・デカダン。その店に居候している似顔絵描き・
泡之二郎は、病床の老人・波原から、似顔絵代の代わりにと、
擦り切れた黒い手帳を託された。
それは、南の島、池島の炭坑夫だった波原が8年前に支給されたもの、
しかる所から失業手当が受けられることになっている就労証明書。
通称・黒手帳。
そこへ、店に潜り込んで二郎を偵察していた偵三と、その兄・暮谷は、
その黒手帳を提出するように迫る。
二郎の元似顔絵仲間、今では金粉ショーダンサーの田口ら、
かつての職場を追われている面々は二郎と共に、
少年・玄児の諳んじる「斜坑」の一節だけを頼りに、
その黒手帳を守ろうとする。
「----トロッコのブレーキは壊れていた。
  斜めの坑を猛スピードで陥ちていく時、乗っている荘市の眼にね、
  母か姉さんのように、なつかしい・・・又は、スバラシイ妖精、
  ばけものではないかと思われるくらい、婀娜っぽいお作という女の、
  白々と衿化粧をした丸顔が・・・浮かび、息かかるほどに頬寄せ、
  微笑みかけてくるのであった----」
今は亡き波原の使いそこねた黒手帳は、鏡ヶ池の底の底、
漆黒の闇の中から願いを込めて、夕焼けの空へと飛び立てるのか!?

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登場人物
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  波原:南千住いろは商店街の住人
  泡之二郎:おしるこ屋の小部屋を使う似顔絵師
  おしるこ屋の店長・蓑:おしるこ屋、名は<デカダン>
  女店員・庵:ブラジャーの間に黒手帳をはさむことができる
  下駄屋の桐山さん:荒川イカルスのボーカル
  自転車屋の甘ちゃん:美声のはもりや
  ほうきギターの薄影:くっついているヒト
  七黒:ホームレスの詩人、大男
  そば屋の梅子:口八丁
  暮谷:板材などを扱う工務店長
  姿屋君子:暮谷の婚約者、それも親たちに決められた
  横路:京成上野駅の階段上で似顔絵を描いていた
  田口:同じく西郷さんの銅像下で、泡之二郎を入れて三人組
  チャコお婆さん:車椅子にのっている
  少年玄児:
    その車椅子を押し、夢野久作の「斜坑」の一節を語ったりする
  暮谷偵三:介護老人支援の仕事をしており、君子と共に出た
    暮谷の弟である。また薄影にもなる
  貝坂:波原の元同僚
  魚八の奥:今日も乳母車で赤ちゃんとお散歩
  会長 千住:いろは商店街のボス
  副会長 百足:その腹心

役者陣:唐十郎・鳥山昌克・久保井研・辻孝彦・稲荷卓央・藤井由紀
  赤松由美・多田亜由美・高木宏・岡田悟一・気田睦・大美穂
  土屋真衣・大嶋丈仁・大鶴美仁音・井上政志・鈴木秀暢・成田慎平

作曲:大貫誉/舞台美術:劇団唐組/制作:劇団唐組制作部
デザイン:及部克人/絵:合田佐和子
データ作成:スタジオ・サラ/協力:(株)文化印刷

主催:財団法人水戸市芸術振興財団

最新情報は担当学芸員・櫻井琢郎のブログでどうぞ!
http://www.arttowermito.or.jp/blog/sakurai/

入場料(全席自由):一般 3,000円/団体 2,700円(10名様以上)
                    学生2,000円
*団体・学生券は水戸芸術館のみの取り扱い
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チケット発売:2009年 3月20日(金・祝)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-225-3555(9:30〜18:00)
・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:393-394)

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