これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Sat, 20 Jun 2009 21:51:06 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02470] Opera Theater Konnyakuza
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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X-Mail-Count: 02470


▼水戸芸術館ATM速報2009年6月20日発 -----------------

その朝セールスマンKの心配事は
突然生えた十何本の脚のことより
列車に乗り遅れることだった。

ある朝目を覚ますとKは虫になっていた
家族は仰天 Kは呆然
それでも暮らしはつづく
オヤジもオフクロも妹も
もうKの首っ玉にぶら下がってはいられない
Kの孤独 家族の変貌
俄然活気に満ちてくる家の中
古都プラハの石畳の路地できこえた
とびきりおかしな物語り歌
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オペラシアターこんにゃく座公演
オペラ<変身>
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2009年 9月15日[火]18:00開場・18:30開演
会場:水戸芸術館 ACM劇場

原作:フランツ・カフカ/台本・演出:山元清多
作曲・芸術監督:林 光
美術:山元清多、菊地凡平/衣裳:宮本宣子/照明:成瀬一裕
舞台監督:大谷地力/演出助手:萩 窓子/音楽監督:萩 京子

出演:
K 大石哲史/妹 青木美佐子/父 川鍋節雄/母 相原智枝
支配人 佐藤敏之/女中1彦坂仁美/女中2 豊島理恵
女中3 石川貴美子/下宿人1 岡原真弓/下宿人2 佐藤久司
下宿人3 酒井聡澄/クラリネット 橋爪恵一/ファゴット 前田正志
ヴァイオリン 手島志保/ピアノ 寺嶋陸也

主催:財団法人 水戸市芸術振興財団

料金(全席指定):A席3,000円、B席2,000円
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チケット発売:2009年 6月27日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・MUSIC SHOP かわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-244-6661
・ATM速報受信のお客さまに限り、館日本語トップページ「ATM速報
受信のお客さま専用ご予約メニュー」からご予約いただけます。
(発売日 9:30以降、公演前日または完売まで無休)

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オペラシアターこんにゃく座
http://www.konnyakuza.com/

オペラシアターこんにゃく座は、
"新しい日本のオペラの創造と普及" を目的に掲げ、
1971年に創立された。
母体となったのは、東京芸術大学内で65年から12年間にわたって
活動が続いた学生たちのサークル「こんにゃく体操クラブ」。
このクラブでは、故宮川睦子氏(元東京芸術大学名誉教授)指導
のもとに、身体訓練と演技の基礎訓練が行われた。
この「こんにゃく体操クラブ」出身者たちにより、
自国語のオペラ作品をレパートリーとし、恒常的にオペラを上演
する専門のオペラ劇団として、オペラシアターこんにゃく座は
設立され、巡回公演を開始した。
日本にオペラが紹介されてから今日に至るまで、わが国では、
ヨーロッパで通用するオペラ歌手の育成に力を注いできた。
その結果日本語をうたう技術がなおざりにされ、日本人が歌う
日本語が聞き取れないという状況も発生している。
そのような中でこんにゃく座はユニークな位置を占めており、
彼らが創立当初から目指している、明瞭な日本語による歌唱表現は
各方面から高い評価を得ている。

またこんにゃく座はオペラの演劇性を重視し、こんにゃく体操で
培われた身体性を駆使し、演出面にも斬新な発想を提示し続けて
いる。そして大掛かりなグランド・オペラの方向はとらず、
ピアノのみ、あるいは小編成のアンサンブルの演奏と少人数の
出演者による作品を創作し、数多くの上演を重ねている。
現在こんにゃく座は、林光を芸術監督、萩京子を音楽監督とし、
歌手35名を擁し、年間約250公演を上演している。
<変身>は、96年に下北沢・本多劇場で初演、絶賛された(初演時の
公演タイトルはオペラ<セールスマンKの憂鬱>)。
その上演の成果により、97年に第5回三菱信託音楽賞を受賞した。

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林 光(はやし ひかる)

1931年東京生まれ。53年東京芸術大学作曲科中退。
合唱曲<原爆小景>をはじめ社会的メッセージをもった多くの作品を
書き続けている。75年からオペラシアターこんにゃく座芸術監督兼
座付作曲家として、日本語と音楽との自然な結びつきを探究し、
<は生きている><セロ弾きのゴーシュ><変身>など、
現在に至るまで数々のオペラを発表してきている。
器楽曲の分野でも<交響曲 ト調>(53年、芸術祭賞受賞)、
ヴィオラ協奏曲<悲歌>(95年、水戸室内管弦楽団委嘱作品、第44回
尾高賞受賞)などを作曲。また、NHK大河ドラマ「国盗り物語」
「花神」「山河燃ゆ」などの音楽も担当した。

水戸室内管弦楽団からの作品委嘱をはじめ、水戸芸術館との関わりも
深い。96年から「吉田秀和賞」の審査委員。2006年11月のオペラ・
レクチャー・コンサート「吾輩はオペラである--歌芝居の誕生--」や
07年3月の「合唱セミナー」では講師を務め、好評を博した。

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