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Date: Sat, 26 Sep 2009 13:16:10 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02499] Winners: Mito Short Film Festival 09 Competition
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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▼水戸芸術館ATM速報2009年9月26日発 -----------------
きらめく才能、瑞々しい作品との出会い、「第13回水戸短編映像祭
コンペティション部門」グランプリ他各賞受賞作品のお知らせです。
2009年度は全国から334本の応募があり、選考委員による予備審査を
経てノミネート審査が行われ、7本がノミネートされました。
9月22日、水戸芸術館ACM劇場で、一般のお客様への公開上映後、
当日の最終審査により各賞が決まりました。
*審査員:佐藤 祐市(映画監督)、深作 健太(映画監督)
大石 哲也(脚本家)、東信弘(映画プロデューサー)
桜井 琢郎(水戸芸術館 演劇部門学芸員)
*水戸短編映像祭の詳しい情報は下記公式サイトでどうぞ。
http://www.mitotanpen.jp/
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▼グランプリ
荒船 泰廣 監督 (あらふね やすひろ)
『黄昏ガールズ』
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たま子は人付き合いの苦手な女子高生。
レイはたま子のたった一人の友達。
二人は猛毒のネズミを飼育していた。
夕日に包まれた黄昏の町で起こる、二人だけの秘密の計画。
レイを裏切った男に復讐するのだ。
しかしいつしか二人の間には亀裂が生じ、
ゆっくりと別れがおとずれる。
「私の愛するあの人。思い通りにならないのなら、
いっそ死んでくれたらいいのに。」
荒船 泰廣 プロフィール
1984年埼玉県生まれ。
日本大学芸術学部写真学科中退。
在学中に映像製作ユニット「sushi film」を仲間で立ち上げ、
自主映画やアニメーションなどさまざまな活動を行う。
現在は東京の小劇団「味わい堂々」にも映像担当として所属。
小劇団界隈のあちこちで活動中。
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▼準グランプリ
山川 公平 監督(やまかわ こうへい)
『あんたの家』
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老々介護の日常を描いたヒューマンドラマ。
病により人口肛門を保有するようになった夫(ミツグ)は、
自由の利かない体にやり場のない憤りを覚えている。
その介護生活の逃げ場のない疲れに苛まれている。
補助金でまかないきれない生活費用は圧迫し、
身動きのとれな生活の中で徐々にキミコは追い込まれていく。
自由の利かない体になってしまった夫を隣に、
それでも共に生きようとする妻に焦点を当て描きました。
ぞんざいな大阪弁で夫に立ち向かう妻の姿に、
何か感じて貰えたら嬉しいです。
多くの取材を元に、事実に沿うよう注意しました。
「キミコ、愛してるで!」「気色わる!」
山川 公平 プロフィール
1982年新潟県生まれ。
高卒後4年間陸上自衛隊に兵役の後、大阪芸術大学映像学科に
現在も在学中。監督作品は本作がはじめて。他、CM等で
カメラアシスタントや制作スタッフのアルバイトをしながら、
個人でもPVや企業ビデオを制作中。
現在、卒業制作映画を準備中。
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▼奨励賞
岩永 洋 監督(いわなが ひろし)
『ソレダケ』
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母子家庭で育った中学三年生の女の子マナ(14)と
女手一つでマナを育ててきた母アキ(40)との、
何気ない一日のお話。
とある休校日の朝、二人はいつもとなんら変わらぬ朝を迎え、
アキは仕事に向かった。
一人家に残されたマナは、友達と遊ぶ約束をしていてその準備を
始めるが、突然電話が鳴り響き、遊びは急遽中止になってしまい、
一日を一人で過ごすことになってしまう。
何気なく、一日を過ごす中で、何気ない、いつもの家の中で、
マナは大切なことに気が付く。そしてマナは母にその話をする。
とても大切なソレダケことのお話。
岩永 洋 プロフィール
1985年東京都に生まれる。
2007年日本映画学校卒業。
同年在学中に自主製作作品「ゲンツウ」を監督。
2008年第31回ぴあフィルムフェスティバル入選。
現在は次の作品に向けて試行錯誤の毎日をおくる。
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▼奨励賞
木村 承子 監督(きむら しょうこ)
『普通の恋』
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植物の授粉活動を描いた本によって性の目覚めを果たした少女・
エスコは、河原を散歩していたところ根強い童貞コンプレックスから
抜け出せない少年に暴行されそうになる。未遂におわったものの
童貞がきにかかったエスコは、彼を捜し出し自宅に閉じ込める。
二人の監禁生活は間違った愛情表現と行き場の無い性欲が交差し、
ただ砂を噛む様な思いがつのっていくばかり。処女と童貞特有のまだ
セックスを知らないからこその肥大した妄想と切実な恋心の暴走を描
いた異色の純愛映画。女監督ならではの美術や衣裳の細かな作り込み
と、主演である長嶋のぞみの二ンフェットのような魅力が見所。
木村 承子 プロフィール
1986年茨城県生まれ。2005年武蔵野美術大学映像学科入学。
在学中アニメーションから実写映画まで様々な映像作品を十数本
制作する。
主な受賞歴に、第31回ぴあフルムフェスティバル審査員特別賞、
関西テレビ主催BACA-JA2008映像コンテンツ部門グランプリ、
NHK-BSデジタルスタジアム村田朋泰セレクション入選などがある。
今後は実写映画に焦点を絞って制作を続ける予定。
現在、新作の脚本執筆中。
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