これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Tue, 10 Nov 2009 19:00:24 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02517] Mozart's Complete Piano Sonatas by Ichiro Nodaira
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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▼水戸芸術館ATM速報2009年11月10日発 ---------------

日本を代表するピアニストであり、作曲家の野平一郎さんを迎えて
2008年から開始した「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲演奏会」。
1年に2回ずつ、3年(全6回)をかけて、モーツァルトのピアノ・
ソナタ全曲を作曲された年代順に聴いて行こうという企画です。
野平さんの研ぎ澄まされた演奏とわかりやすいお話で、
おかげさまで好評をもって迎えられています。

この企画では、モーツァルトのピアノ・ソナタの創作を、
ひとつの "道" にたとえてみます。
素晴らしい演奏で曲を聴き、お話も交えながら、
モーツァルトの人生の歩みや作曲法の変転などにも思いをめぐらせる
ことで、その "道"がどこから来て、どこに通じているのかが、
しだいに見えてくることでしょう。

シリーズの締めくくりとなる<第5回>と<第6回>では、
モーツァルトが到達した円熟の境地と澄みきった世界を心行くまで
味わいます。

<第5回>は、昨年の<第3回>の連弾作品で共演した東誠三さんを
再び迎えて、モーツァルトが円熟期に書いた2台のピアノのための
作品を中心に聴きます。

<第6回>は、作曲家の死の数年前、逼迫した生活状況で書いたこと
がにわかには信じられないほど、清らかな美に満ちたソナタ作品を
中心に。そして、死の年(1791年)に書かれた<自動オルガンのため
のアンダンテ K.616>の陰影に富んだ響きで、このシリーズ全体を
締めくくります。

担当:関根 哲也(水戸芸術館音楽部門学芸員)
http://www.arttowermito.or.jp/blog/sekine/

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モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲演奏会(全6回)
演奏とお話:野平一郎
Mozart: Complete Piano Sonatas (All 6 recitals)
Piano and talk: Ichiro Nodaira
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第5回
・2010年 1月23日(土)18:00開場・18:30開演
・水戸芸術館コンサートホールATM
・2台作品の共演:東 誠三
・料金(全席指定):3,000円
・第6回とのセット券:4,500円(水戸芸術館のみの取り扱い)

・アダージョ ロ短調 K.540
・ロンド イ短調 K.511
・ピアノ・ソナタ 第15番 ヘ長調 K.533+K.494[旧全集 第18番]
・2台のピアノのためのラルゲットとアレグロ 変ホ長調 K6.deest
・2台のピアノのためのフーガ ハ短調 K.426
・2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448(375a)

第6回
・2010年 3月 6日(土)18:00開場・18:30開演
・水戸芸術館コンサートホールATM
・料金(全席指定):2,500円
・第5回とのセット券:4,500円(水戸芸術館のみの取り扱い)

・ピアノ・ソナタ 第16番 ハ長調 K.545[旧全集 第15番]
・メヌエット ニ長調 K.355(576b)
・小ジーグ ト長調 K.574
・デュポールのメヌエットの主題による9つの変奏曲 ニ長調 K.573
・ピアノ・ソナタ 第17番 変ロ長調 K.570[旧全集 第16番]
・ピアノ・ソナタ 第18番 ニ長調 K.576[旧全集 第17番]
・自動オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616

主催:財団法人 水戸市芸術振興財団

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チケット発売:2009年11月23日(月・祝)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00、月曜休)
・MUSIC SHOPかわまた 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-244-6661
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9999
(Pコード 1/23分は340-084、3/6分は340-085)
・CNプレイガイド Tel. 0570-08-9990

ATM速報受信のお客様に限り、下記館ウェブサイトからも
お申し込みいただけます。
(発売日9:30以降、公演前日または完売まで無休)
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi
*館日本語トップページ「ATM速報受信のお客さま専用ご予約メニュー」
  のクリックで上記URLが開きます。
*セット券のお求めは、館エントランスホールチケットカウンター、
  または館チケット予約センター宛のお電話でお願いいたします。

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野平 一郎(演奏とお話)Ichiro Nodaira, Piano and talk

作曲家・ピアニスト。1953年、東京生まれ。
東京芸術大学、同大学院修士課程を修了後、フランス政府給費留学生
としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。
ピアニストとしては、国内外の主要オーケストラにソリストとして
出演する一方、ミシェル・デボスト、アラン・マリオン、ピエール=
イヴ・アルトー、ピエール・チボー、佐久間由美子、今井信子、
竹澤恭子など内外の多くのソリストと共演、室内楽奏者としても活躍。
古典から現代まで幅広いレパートリーを得意としている。
作曲家としては、フランス文化庁をはじめ、スペイン文化庁、IRCAM、
アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ベルリン・ドイツ交響楽団
などからの数多くの委嘱作品がある。
2005年にはオペラ<マドルガーダ>(シュレスヴィッヒ・ホルシュタ
イン音楽祭でケント・ナガノ指揮により初演)、
06年には歌曲集<悲歌集>(津田ホール委嘱)、
チェロのための<謎>(ハンブルク・ムジークハレ委嘱)、
チェロと管弦楽のための<響きの連鎖>(サントリー音楽財団委嘱)、
アンサンブル・ウィーン・コラージュのための新作などが世界初演
され、いずれも絶賛を博す。
07年にはバッハ<平均律クラヴィーア曲集>をピアノ、チェンバロ、
オルガンで演奏し、全曲録音を行った。3月にはロサンゼルスの
Monday Evening Concertsシリーズに指揮者、作曲家、
ピアニストとして登場。8月にはザルツブルク・モーツァルテウム
音楽院のレジデンス・コンポーザーとして招かれた。
水戸芸術館では、水戸室内管弦楽団定期演奏会のシュニトケ
<合奏協奏曲第1番>、バルトーク<弦楽器、打楽器とチェレスタの
ための音楽>(いずれも小澤征爾指揮)でピアノ奏者を務めたほか
数々の企画に出演。毎年恒例のニュー・イヤー・コンサートでも
冴えたピアノを聴かせている。
第13回中島健蔵音楽賞(95年)、第44回尾高賞、芸術選奨文部大臣
新人賞、第11回京都音楽賞実践部門賞(96年)、第35回サントリー
音楽賞(04年)、第55回芸術選奨文部科学大臣賞(05年)を受賞。
05年より静岡音楽館AOI芸術監督。


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東 誠三(2台作品の共演/1月23日)Seizo Azuma, Piano

本格派ピアニストとして、真摯なアプローチから生まれる洒脱な音色
と生命力あふれるダイナミズムによって、常に高い評価を得ている。
1962年生まれ。東京音楽大学付属高校から東京音楽大学に進み、
井口愛子、中島和彦、野島稔、片岡ハルコに師事。
83年、第52回日本音楽コンクール第1位。同校卒業と同時にフランス
政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に留学。
日本国際、モントリオール(カナダ)、カサドシュ(アメリカ)など
数多くの国際コンクールに入賞し、演奏活動に入る。これまでに、
ヨーロッパ、北米などでリサイタル、オーケストラと共演し、国内で
はN響をはじめ、各地の主要オーケストラにソリストとして招かれ、
好評を博す。98年には、第24回ショパン協会賞を受賞。ソロ活動と共
に室内楽にも強い意欲を示し、ボア・ヴェール・トリオでの活動を
はじめ、多くのトップソリストたちと絶妙なコラボレーションを
聴かせている。
CDは「ベートーヴェン:悲愴&告別ソナタ」「ラ・カンパネラ〜
リスト名曲集」などが発売されており、各方面より好評を博している。
現在、東京芸術大学准教授を務めるほか、東京音楽大学、国際スズキ
メソード音楽院などで後進の指導も行っている。

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