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Date: Thu, 13 Oct 2011 16:09:52 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02727] Winner, the Yoshida Hidekazu Prize for 2011
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▼水戸芸術館ATM速報2011年10月13日発 ---------------
日本ではあまり知られていないが、ドビュッシーやラヴェルとも
親交があり、また彼らが作品も高く評価したフランスの作曲家、
デオダ・ド・セヴラック(1872〜1921)の生涯とその業績を、
様々な資料をもとに詳しく綴った日本で初の本格的評伝。
南仏の名門の旧家に生まれたセヴラックは、パリで音楽を学ぶが、
その後、生涯にわたって愛し続けた南仏に活動拠点を移し、
作品を発表し続けた。
ドビュッシーが「良い香りがする」と称賛した彼の音楽の
秘密とは何か。また、その思想が現代に投げかける意味が、
鮮やかに読み解かれている。
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第21回 吉田秀和賞 受賞作品(2011年10月13日決定、発表)
椎名亮輔 『デオダ・ド・セヴラック----南仏の風、郷愁の音画』
(アルテスパブリッシング 2011年9月刊)
http://www.artespublishing.com/
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椎名 亮輔(しいな・りょうすけ)
1960年東京都生まれ。
東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化博士課程単位取得
満期退学。パリ第8大学音楽学部博士準備課程をへて、ニース大学
文学部哲学科博士課程修了。哲学博士取得。
東京大学助手、パリ第3大学講師、リール第3大学講師をへて、
現在は同志社女子大学音楽学科教授。専門は音楽学。
著書に『音楽的時間の変容』(現代思潮新社)、『狂気の西洋音楽史』
(岩波書店)。主要訳書に、マイケル・ナイマン『実験音楽』(水声社)、
ドメル=ディエニー『演奏家のための和声分析と演奏解釈』(シンフ
ォニア)、ジャクリーヌ・コー『リュック・フェラーリとほとんど
何もない』(現代思潮新社) などがある。
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候補書籍の総数 168点
(音楽48点、美術69点、演劇13点、映像17点、建築7点、
その他(文化史など)14点)
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これまでの受賞作品:
第 1回(1991年、平成 3年度)
秋山邦晴「エリック・サティ覚え書き」
青土社 http://www.seidosha.co.jp/ 1990年6月刊
第 2回(1992年、平成 4年度)
持田季未子「絵画の思考」
岩波書店 http://www.iwanami.co.jp/ 1992年4月刊
第 3回(1993年、平成 5年度)
該当作品なし
第 4回(1994年、平成 6年度)
渡辺保「昭和の名人 豊竹山城少掾」
新潮社 http://www.shinchosha.co.jp/ 1993年9月刊
第 5回(1995年、平成 7年度)
松浦寿輝「エッフェル塔試論」
筑摩書房 http://www.chikumashobo.co.jp/ 1995年6月刊
第 6回(1996年、平成 8年度)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/0/35.html
長木誠司「フェッルッチョ・ブゾーニ」
みすず書房 http://www.msz.co.jp/ 1995年11月刊
第 7回(1997年、平成 9年度)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/200/256.html
伊東信宏「バルトーク」
中央公論社 http://www.chuko.co.jp/ 1997年7月刊
第 8回(1998年、平成10年度)
該当作品なし
第 9回(1999年、平成11年度)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/800/800.html
青柳いづみこ『翼のはえた指 評伝安川加壽子』
白水社 http://www.hakusuisha.co.jp/ 1999年 6月刊
第10回(2000年、平成12年度)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/1000/1056.html
小林頼子
『フェルメール論 〜神話解体の試み』
八坂書房 http://www.yasakashobo.co.jp/ 1998年 8月刊
『フェルメールの世界 17世紀オランダ風俗画家の軌跡』
日本放送出版協会 http://www.nhk-book.co.jp/ 1999年 10月刊
第11回(2001年、平成13年度)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/1200/1295.html
加藤 幹郎
『映画とは何か』みすず書房 http://www.msz.co.jp/ 2001年 3月刊
第12回(2002年、平成14年度)
該当作品なし
第13回(2003年、平成15年度)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/1600/1678.html
岡田温司『モランディとその時代』
人文書院 http://www.jimbunshoin.co.jp/ 2003年8月刊
第14回(2004年、平成16年度)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/1800/1857.html
湯沢英彦『クリスチャン・ボルタンスキー 死者のモニュメント』
水声社 http://www.suiseisha.net/ 2004年 7月刊
第15回(2005年、平成17年度)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/2000/2023.html
宮澤淳一『グレン・グールド論』
春秋社 http://www.shunjusha.co.jp/ 2004年12月刊
第16回(2006年、平成18年度)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/2100/2170.html
有木宏二『ピサロ/砂の記憶 -- 印象派の内なる闇』
人文書館 http://www.zinbun-shokan.co.jp/ 2005年11月刊
第17回(2007年、平成19年度)
該当作品なし
第18回(2008年、平成20年度)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/2300/2399.html
片山 杜秀
『音盤考現学』(アルテスパブリッシング 2008年2月刊)
『音盤博物誌』(アルテスパブリッシング 2008年5月刊)
http://www.artespublishing.com/
第19回(2009年、平成21年度)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/2400/2495.html
岡田 暁生『音楽の聴き方』(中公新書 2009年6月刊)
http://www.chuko.co.jp/
第20回(2010年、平成22年度)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/2600/2610.html
白石 美雪『ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー』
(武蔵野美術大学出版局 2009年10月刊)
http://www.musabi.co.jp/
第21回(2011年、平成23年度)
http://www.arttowermito.or.jp/atm-info/2700/2727.html
椎名亮輔 『デオダ・ド・セヴラック----南仏の風、郷愁の音画』
(アルテスパブリッシング 2011年9月刊)
http://www.artespublishing.com/
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「吉田秀和賞」について
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名称: 吉田秀和賞
対象: 音楽・演劇・美術などの各分野で、
優れた芸術評論を発表した人に対して
正・副賞:正賞 表彰状
副賞 賞金 200万円
第21回 贈呈式(予定)
2011年12月17日(土)午後 1時30分より
水戸芸術館会議場
吉田秀和芸術振興基金
理事会
理事長:吉田光男 (財)水戸市芸術振興財団副理事長
理事: 佐治信忠 サントリーホールディングス(株)代表取締役社長
理事: 福田三千男 (株)ポイント代表取締役会長
理事: 佐川千鶴 佐川文庫館長
理事: 角田克 朝日新聞東京本社文化くらし報道部長
審査委員会
審査委員長:吉田秀和 評論家・水戸芸術館館長
審査委員: 林 光 作曲家
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