これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Thu, 24 May 2012 19:41:01 +0900 (JST)
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02800] Pier Damiano Peretti Organ Recital
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <201205241041.q4OAf1G09333@ns1.arttowermito.or.jp>
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▼水戸芸術館ATM速報2012年5月24日発 -----------------

1000年以上も昔から、パイプオルガンは、
人智を超えた大いなる存在と向き合い、
人々の切実な祈りの音楽を奏でてきた。
水戸芸術館開館以来およそ20年間、
皆様に親しまれてきたパイプオルガンが、
東日本大震災で損壊してしまった。
しかし、多くの方々の大きな愛情を受け、
悲劇からわずか1年後に、輝かしくも復活した。
それは、先人たちがそうであったように、
私たちが希望を持ち続けるために、
祈りの心を失うことは無いのだということを象徴しているように思う。
 
本公演は、その記念すべきパイプオルガンの復活の年に開催する、
本格的なオルガン・リサイタルである。
ピエール・ダミアーノ・ペレッティは、今日、
ヨーロッパ中の聴衆から高い支持を集めているオルガニストだ。
幼少期をイタリアで過ごし、その後ウィーンに留学。
学生時代から頭角を現し、ウィーン国立音楽大学を卒業すると、
すぐにドイツのハノーファー音楽・舞台芸術大学に
教授として迎えられる。
そして、2009年には、ラドゥレスクの後任として
ウィーン国立音楽大学の教授に任命されている。
そのキャリアからも窺い知れるように、
ペレッティは今日のオルガン演奏の中核を担う演奏家の一人である。
 
今回の公演のプログラムは、歴史的な作品から現代作品まで
幅広いレパートリーを持つペレッティならではの
多彩な構成となっている。
前半のプログラムには、バロック時代の作曲家たちが名を連ねている。
フランスとイタリアの様式をドイツ・バロックの器楽音楽にもたらした
先駆者ムッファト。
若き日のJ.S.バッハが、そのオルガン曲を夢中で聴いたドイツ・
バロック音楽の大家ブクステフーデ。
そして、バロック時代のオルガン音楽の金字塔を打ち立てたJ.S.バッハ。
後半のプログラムに登場するのは20世紀の作曲家たちだ。
ドイツの作曲家ヒンデミットは、バロック音楽の書法を範として
新古典主義の作風を確立した。
ベッティネッリはイタリアの作曲家で、教育者としても名高く、
アバド、ムーティ、シャイ―、ポリーニを門下生に持つ。
ハイラーはオーストリアの作曲家・オルガニストで、
ヒンデミット同様、現代的な手法と共に
バロック音楽の様式を取り入れている。
バロックと現代の巨匠が、魂を籠めて紡ぎ上げた、
オルガン音楽の名曲の数々をお楽しみいただきたい。
  
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ピエール・ダミアーノ・ペレッティ オルガン・リサイタル
http://arttowermito.or.jp/hall/hall02.html?id=1103
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2012年 9月28日[金] 18:00開場・18:30開演
会場:水戸芸術館エントランスホール
出演:ピエール・ダミアーノ・ペレッティ(オルガン)

曲目:
・ムッファト:<オルガニストのための曲集> から
・ブクステフーデ:前奏曲 ホ短調 BuxWV142
・J.S.バッハ:コラール前奏曲 
 <いと高きところでは、神にのみ栄光あれ> BWV662
・J.S.バッハ:協奏曲 ニ短調 BWV596
 (ヴィヴァルディ:合奏協奏曲 ニ短調 作品3の11 のオルガン編曲)
・ヒンデミット:オルガン・ソナタ 第1番
・ベティネッリ:前奏曲、リチェルカーレ、エピローグ
・ハイラー:タンツ・トッカータ

主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
制作協力:第7回武蔵野市国際オルガンコンクール組織委員会

料金(全席指定):A席3,000円、B席2,000円
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チケット発売:2012年 5月26日(土)
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・当館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・当館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(同上)
・MUSIC SHOPかわまた 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 029-244-6661
・CNプレイガイド 0570-08-9990
*ネット会員様、ATM速報受信のお客様は、下記当館ウェブサイトから
ご登録メールアドレスのご入力で、ご予約いただけます。
(発売日 9:30以降、公演前日または完売まで無休)
▼ご予約のページ
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*または当館ホームページ左ブロック「チケットのご購入」クリック、
 開いたページの冒頭項目「インターネット予約」のクリックでも
 ご予約ページが開きます。

*公演の内容、曲目等は、変更になる場合があります。
*未就学児のご入場はご遠慮ください。
*公演中止の場合を除き、一度購入されたチケットの払い戻し、
 交換等は出来ませんのでご了承ください。

▼学生券のご案内
当日開演1時間前に残席がある場合、学生券(一律1,000円)を発売
します。水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンターのみの
発売になります。ご購入の際、学生証の提示をお願いします。

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ピエール・ダミアーノ・ペレッティ Pier Damiano Peretti

1974年イタリア・アルツィニャーノ生まれ。
91〜96年にヴィチェンツァのペドロッロ音楽院で学ぶ。
96年ウィーンへ移って研鑽を続け、同地の音楽・舞台芸術院(現、
大学)で、オルガンをヘルベルト・タヘツィとミヒャエル・
ラドゥレスクに、作曲をヴォルフガング・ズッパンに学んだ。
数々の国際コンクール(プレトリア、ボローニャ、インスブルック、
ハンブルク、トゥールーズ)に入賞。99年にはセント・オールバンス
国際コンクールで第1位に輝いた。
2002年、ウィーン国立音楽大学を優等で卒業するや否やドイツの
ハノーファー音楽・演劇大学の教授に迎えられた。09年3月からは、
ウィーン国立音楽大学の教授に着任した。
ヨーロッパ各地の主要会場や音楽祭で演奏活動を行っており、
パリ・ノートルダム大聖堂、エディンバラのセント・ジャイルズ大聖堂、
シャルトル大聖堂、ニュルンベルク国際オルガン週間、
マンチェスターのブリッジウォーター・ホール、
モスクワのチャイコフスキー・ホールなどで演奏を行っている。
音楽的に幅広い関心を持ちながら、作曲当時の演奏習慣に基づいた
イタリア・バロック作品とJ.S.バッハをはじめとするドイツ・バロック
作品を好んで演奏している。さらに、シェーンベルク、メシアン、
リゲティ、ベリオ、リームなどの現代の音楽にも強い関心を持ち、
7世紀を超える幅の広いレパートリーを持つ。
CDは、Ursina-Motette、Carrara、IFO-Records、Naxosなどから
リリースされており、ブクステフーデの<コラール幻想曲>全曲、
J.S.バッハの<クラヴィーア練習曲集 第3部>、
さらにイタリアの近代作曲家・ボッシの作品などがある。
作曲活動も行っており、特に宗教音楽の分野で多くの作品を委嘱されて
いる。主な作品としては、合唱、オルガン、3つのトロンボーンと
ティンパニのための<Es entbrannte ein Kampf>(06年)、
メゾ・ソプラノ、テノール、合唱とアンサンブルのためのオラトリオ
<Hortus animae>(09年)などがある。

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