これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Wed, 10 Oct 2012 17:28:40 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02851] Oct. 13 (Sat.) Yuma Osaki Piano Recital
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <OF887B0921.99C50690-ON49257A93.002E606E@GlobalDom1>
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▼水戸芸術館ATM速報2012年10月10日発 ---------------

大崎結真のサード・アルバム、リサイタル当日に先行発売決定!

今月20日に一般発売される大崎結真さんのサード・アルバムが、
なんと今回の水戸芸術館でのリサイタルで先行発売されることが
決まりました!
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<ドビュッシー生誕150年記念>
大崎結真による精緻な技巧の映像美「レ・ドビュッシー」
収録曲 ドビュッシー:前奏曲集 第1巻
       映像 第1集
       映像 第2集
[税込2,800円]
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ピアニスト・大崎結真さんといえば、
まさに茨城から世界へと羽ばたいた若手の大器。
「ロン=ティボー国際音楽コンクール」(1998年・最年少入賞)、
「ジュネーブ国際音楽コンクール」(02年・第3位/フランク・
マルタン特別賞)、「リーズ国際音楽コンクール」(03年・
第3位/同コンクール16年ぶりの日本人上位入賞)、
「ショパン国際ピアノコンクール」(05年・ファイナリスト賞)など、
主要国際コンクールで多数の入賞歴を誇っています。

さらにはレコーディングの方面でも、
ファースト・アルバム『ショパンリサイタルライヴ』が2010年/
第37回日本ショパン協会賞、セカンド・アルバム『深碧のラヴェル』
が2012年5月号「レコード芸術」誌にて特選盤に選ばれています。

その活動の原点までさかのぼると、実は水戸芸術館で行われた1992年
第3回「茨城の名手・名歌手たち」に、わずか11歳で出演!
「中村紘子ピアノ公開レッスン」にも参加されていました。
そしてその後、フランスを拠点に研鑽を積み、いまや国内外でその
実力を高く評価されるに至ったのです。
そんな大崎さんによる水戸芸術館でのリサイタル、
ぜひ一人でも多くの方にご来場いただければ幸いです。

以下、演奏会によせて大崎結真さんからメッセージを
お寄せいただきました。

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私の尊敬する音楽家の一人、
クン=ウー・パイク氏はソウルに生まれ、15歳で渡米、
その後イタリアで学び、現在はパリ在住の世界的ピアニストである。
今春、来日した際に東京で開かれた演奏会を聴き、その時に得た
「忘れ得ぬ何か」が今も私の中に息づいている。
虚栄とは無縁、ベートーヴェンやブラームスの音符たちが
パイク氏自身の深いところで響き合い流れる・・・
そんな生まれたての温かい音楽が胸にしみ入る。
演奏に耳を傾けながら、映画『魔女の宅急便』にあった、
箒に乗る魔女は「血で飛ぶんだって」という台詞をふと思い出し、
正しく「この人は血で弾いているのだ」と思った。源流である韓国、
アジア人としてのゆるぎないものと、異文化で学び、体験し、得た
新しいもの全てがない交ぜに脈々と流れている、そういう血だ。

若い頃は「ドイツ人の弾くベートーヴェンにはかなわないと、
アジア人であることに引け目を感じていた」という彼も、
多様な音の響きや知見が強みになりえると、
最近では「非ヨーロッパ人で良かったと思うことが多い」という。
18歳で渡欧、約10年に亘る留学を終え帰国後の平静に耳にした
パイク氏の演奏は、「いい音楽とは何だろう?」と問い続けた私に、
そこに唯一の答えなどないことを語りかけていた。
問い続ける日々のその先に、奏者自身にしか語ることの出来ない
音楽があるということも。

顧みて11歳の時、『茨城の名手・名歌手たち』に出演、
純粋に聴き手である“誰か”の存在を意識し、
初めて緊張を経験したのは水戸芸術館コンサートホールATMだった。
多くの貴重な教えを頂戴した中村紘子先生との出会いもこのステージ。
この時の私を覚えていて下さる地元の方にお声をかけて頂く嬉しい
出来事もあった。私にとって、種田山頭火のいう「身の故郷」は
鍵盤上にあり、「心の故郷」はこの地にあると思っている。
再びこのステージで、もう一度私に流れるものの源流を思い、
演奏家としての出発点であるこの地の皆様と
音楽を共有したいのである。

大崎 結真

大崎結真 公式ホームページ
http://www.yumaosaki.com/

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大崎結真 ピアノ・リサイタル
http://arttowermito.or.jp/hall/hall02.html?id=1106
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2012年10月13日(土)17:00開演 コンサートホールATM
ドビュッシー:2つのアラベスク
       映像 第1集
       練習曲集 第1巻(No.1〜6)
シューマン: アラベスク 作品18
       謝肉祭 作品9

料金(全席自由席)一般3,000円、学生2,000円
★発売中
 水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンター
 水戸芸術館チケット予約センター TEL: 029-231-8000
(9:30〜18:00)

▼ATM速報受信のお客様のご予約は水戸芸術館ホームページより、
 10月12日(金)18時まで、無休で承ります。
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi
*または、当館トップページ http://arttowermito.or.jp/
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