これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Tue, 22 Jan 2013 17:16:56 +0900
From: makikow@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02885] Yuja Wang Piano Recital
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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X-Mail-Count: 02885


▼水戸芸術館ATM速報2013年1月22日発----------------

21世紀のヴィルトゥオーソ、ここに現る。
ユジャ・ワン、音楽界を席巻する25歳のピアニスト。

ヴィルトゥオーソ。辞書には「卓越した技術を持つ演奏家」とある。
しかし、それだけでは足りない。真のヴィルトゥオーソとは、目で
追えぬほどの早業と度肝を抜くような音量で聴く者を圧倒したかと
思えば、次の瞬間には極上のやわらかな音色で甘い夢に誘い、
焦らすように興奮を先延ばしにし、本当のクライマックスを迎えた
なら、それまで取っておいた極限の演奏技巧と大きな身振りで
聴衆をカタルシスに導く――そう、どちらかと言えば聴く者の
心を自在にあやつる「魔術師」に近い存在なのだ。19世紀の
天才ヴァイオリニスト、パガニーニだって「悪魔に魂を売って
手に入れた技巧」と評されたではないか。

ユジャ・ワンは、21世紀の聴衆の前に彗星の如くあらわれた真の
ヴィルトゥオーソである。最高のテクニックを駆使して鳴らされる
ピアノは、まったく優等生的ではない。「このテンポのまま弾き
続けたらどうなるのだろう?」「どれほど魂を揺さぶられたら
クライマックスを迎えるのだろう?」――私たちの憧れや期待を
一身に背負い、ユジャ・ワンのピアノは己の道を突き進む。
時に逆巻く怒涛の激情をもって、時に危険な甘さを湛えた官能を
もって。その強烈なアウラを放つ演奏と舞台上でのカリスマ性に
心を奪われたなら、「21世紀のヴィルトゥオーソ」の出現を
熱狂的な喝采と賛辞で称えたい。

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ユジャ・ワン ピアノ・リサイタル
http://arttowermito.or.jp/hall/hall02.html?id=1150
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2013年4月16日(火)18:30開場・19:00開演
水戸芸術館コンサートホールATM

<演奏予定曲目>
ドビュッシー:ピアノのために
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第6番 作品62
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ラフマノニフ:幻想的小品集 作品3から 第1曲〈悲歌〉
メンデルスゾーン(ラフマニノフ編):スケルツォ
  (劇音楽〈夏の夜の夢〉作品61から)
ラフマニノフ:楽興の時 作品16から 第4番 ホ短調
リーバーマン:ガーゴイル 作品29
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36
  (1931年改訂版)

※アーティストの希望により曲目が変更される場合があります。
予めご了承ください。

主催:公益財団法人 水戸市芸術振興財団

料金(全席指定):4,500円
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チケット発売:2013年1月26日(土)
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・館エントランスホールチケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休)
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(同上)
・MUSIC SHOPかわまた Tel. 029-226-0351
・ヤマハミュージック関東 Tel. 029-244-6661
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9999(Pコード190-797)
・CNプレイガイドTel. 0570-08-9990

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(発売日 9:30以降、公演前日まで、または完売まで無休)
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https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi
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開いたページの冒頭項目「インターネット予約」のクリックでも
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ユジャ・ワン(ピアノ)
Yuja Wang, Piano
ユジャ・ワンは、自由奔放さ、鍛錬に裏付けされた若さ溢れる大胆な
想像力、成熟したアーティストらしい精密さを兼ね備えた演奏で高く
評価されている。特に完璧なコントロールと輝かしいテクニックは
注目を集め、超絶技巧を要する作品においてその本質が発揮される
のはもちろんのこと、彼女の音楽性の深さ、新鮮な解釈と優雅さ、
カリスマ的なステージ上での存在感が人々を魅了している。

1987年北京生まれ。6歳よりピアノを始め、北京の中央音楽院で
リン・ユェン、チョウ・グォアンレンに師事。99年から01年、
カルガリーで夏に開催されるカナダ・中国芸術文化交流プログラム
参加を機にカルガリーに移り住み、マウント・ロイヤル・カレッジ
音楽院でホン・クヮン・チェンとテム・ブラックストーンに師事。
02年アスペン音楽祭のコンチェルト・コンペティションにおいて
15歳で優勝。その後アメリカに移り、フィラデルフィアのカーティス
音楽院でゲイリー・グラフマンに師事。06年には、ギルモア・ヤング・
アーティスト賞を受賞。10年には栄誉あるエイヴリー・フィッシャー・
キャリア助成金を獲得している。スタインウェイ・アーティスト。

サンフランシスコでのリサイタルは、アメリカの有力紙サンフラン
シスコ・クロニクルによって「この中国生まれのピアニスト、
ユジャ・ワンの音楽界への登場は、これまでにない進化を期待
させる。彼女の演奏を実際に聴くと、聴衆がこれまで持っていた
“上手いピアノとはこう弾かれる”という概念を再検討させられる」
と評され、ケネディ・センターでのリサイタルは、ワシントン・
ポスト紙によって「開いた口が塞がらない」と報じられた。

05年ピンカス・ズッカーマン指揮ナショナル・アーツ・センター
管弦楽団との共演を機に次々と世界の舞台に招かれ、これまでに
クラウディオ・アバド、ダニエル・バレンボイム、グスターボ・
ドゥダメル、ワレリー・ゲルギエフといった世界的指揮者、
ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、ルツェルン祝祭管弦楽団、
パリ管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団などの
一流オーケストラと共演を重ねている。

世界各地でのリサイタルや音楽祭での室内楽も高く評価されている。
11年3月にはパリのサル・プレイエルにてベルリン・フィルハーモニー
管弦楽団首席奏者たちとの共演による室内楽シリーズに出演。
11年10月にはカーネギーホールにリサイタル・デビューを果たした。

CDは専属契約を結ぶドイツ・グラモフォンから、「ソナタ&エチュード
集」(クラシックFMグラモフォン・アワード年間新人賞)、「トランス
フォーメーション」(エコー・アワード年間新人賞)、クラウディオ・
アバド指揮マーラー・チェンバー・オーケストラとの「ラフマニノフ:
パガニーニの主題による狂詩曲、ピアノ協奏曲第2番」(グラミー賞
ベスト器楽奏者部門ノミネート)をリリース。最新盤「ファンタジア」
にはアルベニス、バッハ、ショパン、ラフマニノフ、サン=サーンス、
スクリャービンなどの作品が収められている。

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