これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Fri, 26 Apr 2013 21:00:16 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02921] Topics on ex-director and new director
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <OF2AB60318.6ABCF028-ON49257B59.00419C1A@GlobalDom1>
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▼水戸芸術館ATM速報2013年4月26日発 -----------------

NHK ONLINE 「Eテレ」『お願い!編集長』のページに、
切々と綴られる再放送リクエストの言葉の数々には、
深く深く共感せずにはいられません。
http://www.nhk.or.jp/e-tele/onegai/detail/2001.html

再放送がかなったそうですので、お知らせいたします。
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ETV特集『言葉で奏でる音楽 吉田秀和の軌跡』(89分)
(初回放送日:2007年7月1日)
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2013年5月19日(日) NHK教育テレビ 午前0時から (土曜深夜)
*Eテレセレクション内にて放送予定、編成の都合上、
 放送日時が変更になる場合があるとのことです。

▼ご参考(NHK『言葉で奏でる音楽 吉田秀和の軌跡』ページ)
http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2007/0701.html

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小澤征爾館長あいさつ
音楽、演劇、美術を身近なものに

このたび、水戸芸術館の館長に就任いたしました小澤征爾です。

今から約20年前、吉田秀和先生が佐川元市長から運営を任されて
この芸術館を創る時に、吉田先生が私を鎌倉のご自宅に呼んで、
室内管弦楽団を組織したいとおっしゃり、つくり上げたのが
水戸室内管弦楽団です。それ以来ずっと、ここのコンサートホールで
仲間たちと演奏を続けてきました。

まず、水戸芸術館の開館と同時に、水戸室内管弦楽団ができあがった、
そのことが素晴らしいことだと思いました。ここが開館した1990年頃、
全国各地にホールができましたが、ほとんどが貸しホールみたいな
ものになっているという状況の中で、建築家の磯崎新さんや照明家の
吉井澄雄さんがいて、美術も演劇もやるということで、非常に
ユニークなことを水戸はやっているという印象を持っていました。

今回お引き受けした理由は、定期演奏会の度に水戸を訪れる中で、
水戸室内管弦楽団が市民の皆さんに支持されて、愛されているという
ことが分かり始めたためです。私は、音楽は人が生きる上で絶対に
必要なものだとは思いませんが、何らかの力を持っていると思います
ので、市の皆さんと協力して、音楽をより身近に感じていただける
ようなことが出来れば嬉しいです。

初めてこのお話をお聞きした時に、指揮者が館長をできるかという
ことと、それから健康の問題がありました。病気はいつ再発するか
分からないと言われていたので、その検査をずっとして、つい最近に
無事卒業という結果が出たので、こうしてお引き受けすることになり
ました。

もちろん私は指揮者ですから館長という職を務めたことがありません
ので、自信があるかと言われるとそれほどありません。ただ、私の
音楽家としての経験から言えば、音楽の場合は市民の方にその活動が
受け入れられるということが一番大事なことだと思います。例えば
ここのホールは約700席しかありませんから、直にホールの中に来て
下さる方は限られています。ですので、小学生や中学生に対して、
水戸芸術館から出向いて、学校のホールや他の大きな施設などで演奏
を聴いてもらい、あるいは水戸の学校はブラスバンドが優秀という
ことで、そうした学生とのつながりができると、そのご家族は、子供
たちのことを見ていて、必ず興味を示してくれるだろうと思います。
ぜひそうした活動を水戸でもさせて頂きたいと思っています。

今後は、これまで吉田先生が水戸芸術館で実践されてきたことを引き
継いで、音楽・演劇・美術の3つが効率よく機能して、ますます発展
するように関係者一同力を合わせて努めていきたいと思います。

ここの芸術館には高いタワーがあってみんなのシンボルになって
いますが、館の活動についても街の人たちにもしみわたるようになり、
身近に親しんで頂ければ、演奏家の私としてはまったく嬉しいし、
本望であります。

これは、2013年4月4日に水戸芸術館会議場で行われた
就任記者会見におけるあいさつをまとめたものです。


*下記ページに記者会見時の画像を新たに追加いたしました。
http://arttowermito.or.jp/other/other.html?id=313

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