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Date: Sat, 20 Jul 2013 16:26:56 +0900
From: makikow@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,02961] Mitsuko Uchida Piano Recital
To: atm-info@arttowermito.or.jp
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X-Mail-Count: 02961
▼水戸芸術館ATM速報2013年7月20日発----------------
内田光子と再会する
内田光子は、全身全霊をかけて作品の中に入り込み、徹底的な作品
研究を背景に、他の誰も為し得ることのなかった新しい音楽の地平を、
緻密な表現を通して出現させる。吉田秀和初代水戸芸術館館長は、
「私がいま『世界のピアニスト』という本を書くとしたら、
内田光子の名は落すわけにいかない(音楽会批評・1995年)」と
評した。そして今や内田光子は、現代最高のピアニストのひとり
として、世界中から尊敬と賞賛を集めている。2011年に実現した
水戸芸術館での最初のリサイタルの後、吉田館長は内田氏の楽屋を
訪れ、このホールでの再会を希望した。その想いに応えるべく、
内田光子が再び水戸芸術館のステージに登場する。
今回のリサイタルのプログラムは、ドイツ・オーストリア鍵盤音楽の
およそ200年の歩みを旅するものである。旅の始まりはJ.S.バッハの
〈平均律クラヴィーア曲集〉。J.S.バッハの全作品の中でも、最高傑作
の一つに数えられ、鍵盤音楽の「聖典」とも言える曲集である。続いて、
時代は一足飛びに20世紀初頭へ。伝統的な調性を放棄し、新しい音楽の
伝統の構築を願ったシェーンベルクの作品から、広大な無調の沃野に
芽を出した〈6つの小さなピアノ曲〉が演奏される。そして、メイン・
プログラムは、19世紀ロマン派の巨匠シューマンの3作品。
シューマンのピアノ曲の中でもとりわけ有名な〈予言の鳥〉を含む、
詩情溢れる〈森の情景〉作品82。古典派時代に燦然と打ち立てられた
ソナタという曲種に、シューマンが新しい道を拓こうと心血を注いだ
ピアノ・ソナタ作品から〈第2番 ト短調〉作品22。そして、シューマンが
暗い精神の闇に閉ざされてしまう直前に書き上げた、彼の生涯最後の
ピアノ曲集〈暁の歌〉作品133。死の時間は終わり、新しい生の時間が
始まる――曙光の音楽に永遠が宿る。
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吉田秀和生誕100年記念コンサート―3
内田光子 ピアノ・リサイタル
http://arttowermito.or.jp/hall/hall02.html?id=1167
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2013年11月5日(火)18:30開場 19:00開演
※当日は休館日ですが16:00に開館します。
出演:内田光子(ピアノ)
曲目:
J.S.バッハ:〈平均律クラヴィーア曲集 第2巻〉から
第1番 ハ長調 BWV870、第14番 嬰ヘ短調 BWV883
シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 作品19
シューマン:森の情景 作品82
シューマン:ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 作品22
シューマン:暁の歌 作品133
主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
料金(全席指定):A席13,000円、B席11,000円
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財団運営維持会員様のための先行発売:2013年7月23日(火)
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お電話でのみご予約を承ります。
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00)
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友の会 [一般・法人] 会員様のための先行発売:2013年7月24日(水)
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お電話・館サイトよりのいずれかでご予約を承ります。
・館チケット予約センター Tel. 029-231-8000(9:30〜18:00)
水戸芸術館友の会[一般・法人]会員様のうち、ATM速報を受信くださって
いる又はネット会員にも登録くださっている上記会員様は、下記館ウェブ
サイトから、ご登録のメールアドレスと会員番号のご入力で、ご予約
いただけます。
(先行発売日の 9:30以降、公演前日または完売まで無休)
▼ご予約のページ
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi
*または当館ホームページ左ブロック「チケットのご購入」クリック、
開いたページの冒頭項目「インターネット予約」のクリックでも
ご予約ページが開きます。
*先行受付開始日以前に他の公演のご予約をされる場合は、
会員番号欄のご入力はいりません。
また一般発売後でしたら、会員番号のご入力はいりません。
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チケット発売(一般のお客様):2013年7月27日(土)
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・館エントランスホール内チケットカウンター(9:30〜18:00、月曜休館)
・館チケット予約センター 029-231-8000(同上)
・チケットぴあ http://pia.jp/t/ 0570-02-9999(Pコード207-068)
・CNプレイガイド http://www.cnplayguide.com/ 0570-08-9990
・MUSIC SHOPかわまた 029-226-0351
・ヤマハミュージックリテイリング水戸店 029-244-6661
*ネット会員様、ATM速報受信のお客様は、下記当館ウェブサイトから
ご登録メールアドレスのご入力で、ご予約いただけます。
(発売日 9:30以降、公演前日または完売まで無休)
▼ご予約のページ
https://www.arttowermito.or.jp/t/authenticate.cgi
*または当館ホームページ左ブロック「チケットのご購入」クリック、
開いたページの冒頭項目「インターネット予約」のクリックでも
ご予約ページが開きます。
*会員先行予約がありますので、7月27日(土)の一般発売の時点で
券種によってはお客様のご希望に添えない場合があります。
予めご了承ください。
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内田光子(ピアノ)
Mitsuko Uchida, Piano
内田光子は、真実と美の姿を独自に追及しながら、自らが奏でる
音楽の世界を深く掘り下げている演奏家である。コンサートや
レコーディングにおいて、モーツァルト、シューベルト、
ベートーヴェンの作品の解釈で高い評価を受ける一方、ベルク、
シェーンベルク、ウェーベルン、ブーレーズなどの作品に
光を当て新しい世代の聴衆に紹介している。
ピエール・ブーレーズ指揮クリーヴランド管弦楽団と録音した
シェーンベルクのピアノ協奏曲は、グラモフォンの
最優秀コンチェルト賞など4つの賞を受賞した。
近年では、クリーヴランド管弦楽団を弾き振りしたモーツァルトの
ピアノ協奏曲選集を録音。これらのディスク全ては高い評価を受け
2011年度グラミー賞を受賞した。
2013/14シーズンのハイライトは、サー・サイモン・ラトル指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、レオン・フライシャー指揮
クリーヴランド管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮シカゴ交響楽団、
マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団、ウラディーミル・
ユロフスキ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、デイヴィッド・
ジンマン指揮トーンハレ管弦楽団などとの共演が予定されている。
その他パリ・シャンゼリゼ劇場、ウィーン・ムジークフェライン、
シカゴ・シンフォニーセンター、ニューヨーク・カーネギーホール
そして日本国内でのリサイタルを予定している。
世界のメジャーなオーケストラや音楽家たちと共演を重ねてきた。
近年では、クリーヴランド管弦楽団のアーティスト・イン・
レジデンスを務め、何シーズンにも渡り、ピアノを弾きながら
指揮する形でモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏してきた。
他にカーネギーホールの“パースぺクティヴ”にフィーチャーされ、
“内田光子のウィーン再訪”というタイトルのシリーズに出演した。
コンセルトへボウのカルテ・ブランシェ・シリーズでは、イアン・
ボストリッジ、ハーゲン弦楽四重奏団、ヨーロッパ室内管弦楽団、
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団と共演し、シェーンベルクの
〈月に憑かれたピエロ〉を演奏・指揮。その他、ウィーン・
コンツェルトハウス、ザルツブルク・モーツァルト週間、そして
ルツェルン音楽祭でアーティスト・イン・レジデンスを務め、
室内楽コンサートやサー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・
フィルハーモニー管弦楽団とベートーヴェンのピアノ協奏曲の
ツィクルスを行った。
デッカと専属契約を結び、モーツァルトのピアノ・ソナタ、ピアノ
協奏曲、シューベルトのピアノ・ソナタ全集、ドビュッシーの
エチュード集、クルト・ザンデルリンク指揮でベートーヴェンの
5つのピアノ協奏曲などを録音し、マーク・スタインバーグと共演した
モーツァルトのピアノとヴァイオリンの為のソナタ集、EMIより
イアン・ボストリッジと共演した“美しき水車小屋の娘”、
ベートーヴェン後期5大ソナタ集、2008年にはアンサンブル・
アンテルコンタンポラン、ピエール・ブーレーズ、クリスティアン・
テツラフと共演したベルクの室内協奏曲がリリースされている。
最新のCDは、クリーヴランド管弦楽団を弾き振りしたモーツァルトの
ピアノ協奏曲で、1枚目はK.488とK.491、2枚目はK.466とK.595、
3枚目はK.271とK.467のカップリングである。その他、絶賛された
シューマンのピアノ曲集2枚がある。DVDではザルツブルク音楽祭での
シェーンベルク作曲〈月に憑かれたピエロ〉のライブ演奏、それに
付随したドキュメンタリーが、この作品の100周年を記念して
先シーズンBel AirとFilm+coからリリースされた。
長年に渡り若い演奏家の成長を支援し、ボルレッティ=ブイトーニ・
トラストの理事を務め、リチャード・グードと共にマールボロ音楽祭の
ディレクターも務めている。
2005年日本芸術院賞を受賞、文化功労者に選出される。2012年には
ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティーのゴールドメダルを
授与された。
東京・サントリーホールのアソシエイト・アーティスト。
2009年には大英帝国勲章「デイム」の称号が授与された。
水戸芸術館では、2001年にマールボロ音楽祭で出会った
若い演奏家たちとともに室内楽の演奏会、そして2011年に
シューマン〈ダヴィッド同盟舞曲集〉作品6とシューベルト
〈ピアノ・ソナタイ長調〉D959のプログラムでリサイタルを
行っている。
http://www.mitsukouchida.com
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